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ホーム  健康情報  第30回健康教室  第17回 健康教室
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第17回 健康教室

ピロリ菌と胃の病気

当病院の健康教室は、「地域の皆さまの健康作りのお手伝い」を目的として、平成9年から年2回、地域の皆さま・病院利用者の方を対象に開催しています。健康教室では、医師による講話、及びご希望の方のみ身長・体重・体脂肪率・血圧測定、保健師・看護師による健康相談、栄養士による栄養相談を行っています。

今回は平成17年12月20日に健康教室を開催しました。この教室も早いもので第17回を迎えることができ、皆さまのおかげと感謝しています。

今回の健康教室は「ピロリ菌と胃の病気」をテーマに、広島逓信病院、内科主任医長である木原医師による講話を行いました。講話はパワーポイントを使用し、胃の病気に深く関わっているピロリ菌について、専門的立場から具体的に説明され大変興味深いものとなりました。

ではここで、木原医師の講話した「ピロリ菌と胃の病気」を紹介します。

ピロリ菌が発見され20年、ピロリ菌についてさまざまなことがわかってきました。

ピロリ菌てどんな菌?

ピロリ菌は人間の胃の中に住んでいる長さは4ミクロン(4/1000mm)の細菌です。
1980年代に発見されましたが、この菌が胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因となっているということが、近年明らかになってきています。

ピロリ菌感染率と感染経路

日本では40歳以上の人の7割が感染していると推計されています。(約6,000万人)
感染経路は、口から入って感染するということは間違いないようで、ほぼ乳幼児期に感染し、成人での感染はほとんど無いと考えられています。

ピロリ菌と関係のある病気

  1. 胃炎(慢性胃炎、萎縮性胃炎)
  2. 胃潰瘍
  3. 胃がん
  4. その他の消化管の病気
  5. 消化管以外に起きる病気

ピロリ菌を見つける検査

内視鏡検査が必要な検査(培養法、迅速ウレアーゼ試験、鏡検法)と、内視鏡検査が必要でない検査(UBT(尿素呼気試験)、血清抗体測定法、便中ピロリ菌抗原検出法)があります。それぞれ特徴があり組み合わせて検査をするとより効果的です。

ピロリ菌を退治する除菌療法

除菌治療には、2種類の抗生物質と1種類の胃酸分泌抑制薬、合計3種類の薬を朝夕の2回、1週間続けて服用します。除菌治療薬の副作用として、軟便・下痢などの消化器症状(10-30%)や味覚異常、舌炎、口内炎(5-15%)が起こることがあります。治療終了から4週間以上経過してから再検査を行い、結果が陰性であれば除菌成功と判定します。成功率は約8割です。

除菌治療を受けたほうがよい人

再発を繰り返す慢性の胃・十二指腸潰瘍や胃MALTリンパ腫は、除菌治療の効果が明らかになっているので、積極的な除菌治療が勧められます。反対に、除菌には短期間とはいえ通常の使用量の2倍の抗生物質を服用するので、副作用が現れやすいため、高齢者、腎臓や肝臓の病気がある人、薬のアレルギーがある人は、治療を慎重に検討する必要性があります。

ピロリ菌発見でノーベル賞受賞

ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍(かいよう)・十二指腸潰瘍の発生の原因であると解明したことで、オーストラリアのマーシャル教授とウォーレン博士の両氏に、2005年度ノーベル医学生理学賞が授与されました。

ピロリ菌の現状での対応方法

ピロリ菌が胃にいる人は、年に一回、胃内視鏡(胃カメラ)検査を受け、胃潰瘍や胃ポリープ、胃がんなどの早期発見を心がけられることをおすすめします。

当院の胃カメラ検査は予約検査となっておりますので、ご希望の方は内科外来へ御相談ください。また電話での御予約(内科外来082-224-5304)にも対応しておりまので、ご連絡ください。


第17回健康教室
ピロリ菌について講演する木原医師

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