ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  健康情報  広島逓信病院だより  広島逓信病院だより No.71 16.1.1
ここから本文です。

広島逓信病院だより No.71 16.1.1

紅 梅 紅 梅
撮影者 住田 和之

一日一万歩の勧め

院 長 湊   武

平成14年5月の国会で 「健康増進法」が成立し、9月に公布、平成15年5月1日より施行となりました。平成12年3月、厚生省(現厚生労働省)により、第三次国民健康づくり運動として「健康日本21」がまとめられたことは、よく御存知のことと思いますが、それを国を挙げて推進して行こうとするものです。全ての国民が健康で明るく、元気に生活できる社会を実現するため、一人一人が自己の選択に基づいて健康を実現することに努め、社会全体としては、健康づくりを支援する環境をつくり、総合的に推進されることを目指しています。健康づくりの為の三本の柱に (1)栄養(食生活) (2)運動(身体活動) (3)休養(心の健康)を挙げ、 (4)たばこ (5)アルコールの生活習慣を改め、 (6)歯科疾患 (7)糖尿病 (8)循環器疾患(高血圧、心臓、脳血管障害) (9)がんに代表される生活習慣病の予防と管理の大切さを示しています。

昨年の年始めに「たばこと健康障害」について話をさせていただきました。今年は、万歩計を使っての一日一万歩を実行していただきたいと思います。ウォーキング(散歩)の効果として (1)肥満を解消する (2)糖尿病を予防する (3)骨粗鬆症を予防する (4)老化を防止する (5)ストレスを解消する (6)高血圧を抑える等が言われています。毎日の歩行数をメモして加算して行けば、机上のこととは言え、国内旅行を楽しむこともでき、広くは世界漫遊の旅も可能でしょう。そして、体重測定を一緒に行って手帳や日記に書き残して行けば、きっと役に立つと思います。

子宮内膜症の話

産婦人科医師 竹下 政志

子宮内膜症は生殖年齢婦人の少なくとも5%に存在しますが、月経痛と不妊を主症状とし、不妊症に関連することや最近増加傾向にあることから、文明病として注目されています。

子宮内膜症とは子宮内膜あるいはその類似組織が、子宮内膜以外の骨盤内臓器で増殖する奇異な疾患で、性成熟期に発生し、卵巣ホルモン特にエストロゲンによって増殖、進行しますが、病理組織学的には良性です。従来は子宮体部筋層に発生する子宮腺筋症も内膜症に含まれていましたが、今は別に取り扱われています。

主な症状は、下腹痛、腰痛、排便痛などの月経時疼痛であり、その特徴としては、 年齢とともに増悪傾向を示します。月経時以外にも、 腹痛や性交痛を訴えることもあります。診断は内診、超音波、MRI、CT等で行います。

治療は薬物療法と手術療法に分けられますが、挙児希望の有無、患者の年齢、既往歴等を考慮して治療法を選択します。月経痛を主訴とする症例に対しては基本的には薬物療法を行いますが、挙児希望のある症例には腹腔鏡を含めた手術療法を行なうこともあります。月経痛が増悪してる方、不妊が気になっている方は当院での受診をお勧めします。

膝の痛みについて

整形外科医師 宮本 礼人

膝は二足歩行を行なう人間にとって重要な関節であり、それゆえ痛みが生じやすく治療が必要な関節です。膝関節は骨・軟骨・筋肉・靱帯・半月板などで構成され、それぞれの損傷で膝の痛みの原因となります。

バスケットボール、サッカーなどのスポーツ中に膝を捻ったり、強い衝撃を受けた時に膝の靱帯損傷・半月板損傷・肉離れなどが起こり、痛みや腫脹、歩行障害などが生じます。

高齢者の膝の痛みの原因で多いのは、変形性膝関節症です。これは、加齢による変化によるところが多いのですが、関節で炎症が起こり軟骨が変性し、骨の変形が生じる疾患です 日本人の場合は膝の内側に変性が起こりやすく内側、膝の後面の痛みが起こり、正座しにくくなるといった症状が現れます。

治療としては、関節内注射、足底板の作成、温熱療法などの理学療法や人工関節置換術などの手術療法がありますが、膝の周囲の筋肉、特に太ももの前面の筋肉の筋力トレーニングを続けることで、予防や痛みを和らげることができます。

コレステロールと動脈硬化

臨床検査室医療技術長 高澤 哲雄

動脈硬化は脳、心臓、腎臓等の血管障害を誘発し、命にかかわる病気を起こします。動脈硬化が起こる原因は、加齢、運動不足、高血圧、内臓肥満、血中脂質と糖の増加、喫煙等があります。特に肥満と高血糖、高脂血、高血圧、喫煙は 「死の五重奏」 と言われています。

高脂血とはコレステロール(Cho)、中性脂肪(TG)が高い状態を言います。 血液中のCho値は二二○mg/dl以下が良いとされていますが右にあげた死の五重奏を一つでも有している方は二○○mg/dl以下に抑えるように気を付けてください。

では、なぜChoが高いといけないのでしょう。血液中でChoはHDLコレステロール (HDL-C)とLDLコレステロール(LDL-C)として存在します。このLDL-Cが酸化されたものが血管壁に取り込まれ動脈硬化の要因の一つに成るからです。なお、LDL-C値は別記の式より求めることができます。Cho値が高いとLDL-C値も高く、HDL-C値が高いとLDL-C値は低くなります。LDL-C値は一四○mg/dl未満が適正値です。

血管を若く保つには、ポリフェノール、カテキン、ビタミンC、E等を摂取し、適度な運動をお勧めします。 当院では血管の硬さを測る装置を導入いたしました。一度お試しください。

別記
LDL-C=Cho-HDL-C-TG
5

ただし、 TG値が300以上の方はこの式は使用できません。

患者さまと共に医療安全をめざして

副看護師長 保田 ヒサヨ

私たち病院職員は、患者さまに安全で安心していただける看護を提供できるよう、さまざまな医療安全への取り組みをおこなっています。

そのひとつとして、職員間で医療事故になりやすいと思われる事例の共有化を積極的に進め、 事故をおこさないような意識の向上に努めています。そして、それらの事例をもとにマニュアルの充実を図り、システムの改善をするなどの安全対策に取り組んでいます。

例えば、患者さまの取り違えを防ぐため、患者さまに、自分の名前や年齢を言っていただいたり、点滴注射のボトルの名前を一緒に確認してもらうなど、ご協力をお願いしています。このように、患者さまにも確認をしていただくことで、更なる安全と安心を、共有していただくことができているものと思います。

また、医療行為のつど、患者さまに医療行為の内容を説明し、疑問に答えるように努めています。このような、医療安全への取り組みを行い、安心して医療を受けていただくことは、私たちの責務であることはいうまでもありません。

今後も、患者さまから信頼され、安心して医療を受けていただけるよう、医療サービスの向上に努めていきたいと思います。

栄養指導を受けてみてはいかがですか

管理栄養士 中野 和美

近年、糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧等の生活習慣病が増加しています。生活習慣病は、食事と切っても切れない関係にあります。そのため、テレビや雑誌などでも毎日のように食事と生活習慣病や健康と食事について取り上げられ、健康と食事についての情報が氾濫しています。いろいろな情報を取り入れることは、とてもよいことですが、その情報がご自分にとって本当に効果的なことなのか、見極めることも大切です。ある病気についてはとても効果的な食事でも、別の病気には害になることもあるのです。また、同じ病気でも、症状や合併症の状態などによっては、食事で注意すべき点が変わってくることがあります。

このように食事療法は、症状によって一人ひとり違います。
皆さんも、栄養指導を受けてみてはいかがでしょうか。

病気も軽度の場合は、食事療法だけで改善することもあります。また、栄養指導は、何回でも受けられます。何年も前に栄養指導を受けたことがある方も現在の病状にあった指導をもう一度受けることをお勧めします。

自分ひとりでは、くじけてしまいがちな食事療法も、毎月栄養指導を受け、管理栄養士と共に、少しずつ改善していく方法もあります。

栄養指導をご希望される方は、主治医又は看護師にご相談ください。

ここまで本文です。
ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です