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広島逓信病院だより No.75 17.1.1

わたぼうし わたぼうし
提供 坂本 幸広(撮影地 土佐矢筈山から三嶺を望む)

がんから自分の身を守ろう

院 長 湊   武

日本人の三大死因は、がん・心疾患・脳血管疾患です。2003年の死亡者数は、約101万人、このうちがんで亡くなった方が約31万人で、死亡者数の約3分の1を占め、しかも、年々増え続けていることに問題があります。日本人の生命を最も多く奪う病気として、真剣に予防を考える必要があります。がんを引き起す危険因子として、

  1. タバコや食べ物などに含まれている発がん性物質
  2. ウイルスによる感染
  3. 放射線への曝露
  4. 遺伝的体質

などが挙げられています。従って、がんから身を守るためには、

  1. がんの原因となる生活習慣を改善する(一次予防)
  2. 早期発見のサインを見逃さない(二次予防)
  3. 定期的な健康診断を受け、必要な二次検査(精密検査)を必ず受けること(二次予防)

が大切です。

最後に、国立がんセンターがまとめた「がんを防ぐための十二ヶ条」を紹介します。

  1. バランスの良い栄養をとる
  2. 毎日変化のある生活を
  3. 食べ過ぎはさけ、脂肪はひかえめに
  4. お酒はほどほどに
  5. タバコは吸わないように
  6. 食べ物から適量のビタミンと繊維質を多くとる
  7. 塩辛い物は少な目に、あまり熱い物はさましてから
  8. 焦げた部分はさける
  9. カビの生えたものに注意
  10. 日光に当たり過ぎない
  11. 適当にスポーツをする
  12. 身体を清潔に

あなたの肝臓は大丈夫?薬物性肝障害について

内科・健康管理センター医師 宮下 真奈備

最近、健康についての関心が高まり、健康によいといわれる食品、ダイエットに最適という薬、漢方薬などが出回っています。しかし、それらは本当に健康によいのでしょうか?
薬物性肝障害はもともと抗生物質などの医薬品による肝障害とされていましたが、2002年の中国産ダイエット茶での肝障害および死者発生という事件以降、健康食品による肝障害と考えられる症例も各施設から多数報告されるようになりました。また、最近ウコンによる肝障害も散見されます。特に、健康食品による肝障害の発生時期はまだ多施設で検討中ですが、摂取後四週間から一年近く経って症状が出現する場合もあります。それでは健康食品は危険なものでしょうか?
日本健康・栄養食品協会が基準を定め認可をした食品があります。しかし、摂取する人自身の体質やアレルギーの有無等でその食品に合う人と合わない人が存在するのも事実です。このため同じ健康食品を摂取した人の中でも効果のある人、無い人、むしろ肝障害等の有害事象が発生した人に分かれてしまいます。『健康食品は副作用等の無い全く安全な食品』ではありません。肝障害のご心配があればぜひ一度内科でご相談ください。肝障害の発生時「何の食品をいつからどれ位の期間摂取したか」 ということも記憶しておいてください。

頚動脈の血管年齢

外科 主任医長 杉山 悟

首の横に指先を当ててみると、脈打っているのがわかると思います。これが頚動脈ですが、この頚動脈を超音波検査装置で見ると、動脈硬化の程度(いわゆる血管年齢)がわかるというのをご存知でしょうか。頚動脈の病変は、脳梗塞や脳虚血発作の原因として重要ですが、全身の動脈硬化の指標としても注目されています。

人体の血管は、動脈・静脈・毛細血管を含めると約十万キロメートルといわれています。血管は年々歳を取っていくわけですが、全身の血管年齢を測定することは不可能なので、その代表として頚動脈の血管年齢を測ろうというのです。

頚動脈を超音波検査装置で見ると、動脈の壁の厚さが一目でわかります。動脈硬化が進むと血管の壁が厚くなってくるのです。また、血管の壁から突出した「プラーク」と呼ばれる塊が見えることがあります。これらにより、動脈硬化の程度を知り、治療薬の選択に役立てることができます。

超音波検査は、苦痛もなく短い時間ですることができますので、ぜひ主治医にご相談ください。

基準値と正常値は違うの?

臨床検査室医療技術主任 坂本  一

検査測定値は、基準値内でも異常なこともあり、基準値をはずれていても正常のこともあります。ですから、正常値という表現はふさわしくなく、現在では正常値という言葉は使いません。

個人の検査結果が正常か異常であるかを判定する目安として基準値(基準範囲)が設定されています。基準値は、多数の健康と思われる人を検査して得られた結果から統計学的に算出して設定します。多くの検査項目では、多数の人で得られた結果数値は、正規分布もしくは対数正規分布となります。そこで、平均値± 2SD(標準偏差)の範囲内を基準値と決めます。つまり、健康と思われる人の95%が属する検査値を基準値または基準範囲といいます。

基準値は健康と思われる人の95%が属する値なので、健康であっても5%の人は偽陽性として判定されることになります。逆に、病気にかかっていても、偽陰性となることもあります。偽陽性、偽陰性による誤判定を避けるためには、症状、他覚所見、他の検査などを総合的に考えて判断することが大切です。
なお、基準値は成人で算出されたものが多いので、年齢による変化には十分な注意が必要です。

病院機能評価受審に向けて

副看護部長 田中 晴美

私たちは今、平成17年5月の病院機能評価受審に向けて準備をしているところです。
病院機能評価とは外部の目から見た評価で、患者さまにとって必要なサービスが提供されているかどうかを問われるものです。

課題は山積し、スケジュールどおりにいきませんが、検討していく中で行動を変えた例もあります。それはナースコールの扱いです。

今まで、病棟では医師や看護師の呼び出しにナースコールを使用していました。このことは看護師にとっては業務上便利なことですが、患者さまにとっては騒音であり静かな療養環境とは言えません。

本来ナースコールは患者さまが必要時に使うものです。私たちはこのことを再認識し職員の呼び出しには使用しないことにしました。その結果、看護師はお互いに声を掛け合うことが増え、何よりも病室が静かになりました。

このように日常の業務を患者さまの視点で振り返ったことが、看護行動に変化をもたらし、病棟の雰囲気が少し変わりました。

病院機能評価を受審する最大のメリットは業務改善の大きなチャンスになることだといわれています。自分たちの業務を再構築する機会として機能評価受審にチャレンジしたいと思います。

七 草 粥

管理栄養士 中野 和美

皆さま、春の七草をご存知ですか。「せり、なずな(ペンペン草)、ごぎょう(ははこぐさ)、はこべら(はこべ)、ほとけのざ(たびらこ)、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)」

これらの七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったといわれています。七草粥を食べ、その年の無病息災を祈るもので、これらの新芽には強い生命力があると信じられ、それを取り込む行事だそうです。

そしてまた、この七草粥は、とても理にかなった習慣のようです。ビタミン・ミネラルが豊富な七草を消化によいお粥でさっぱりと食べるので、お正月のご馳走で疲れ気味の胃腸の回復にちょうどよい食べ物です。

当院の入院患者さまのお食事でも、1月7日には、七草粥をお出ししています。
日本には、七草粥をはじめ、鏡開き、節分、ひな祭りなど、四季折々の行事があります。
当院では、入院患者さまのお食事に、毎年これらの行事に合わせたお料理とカードを添えて、患者さまに入院中でも季節を感じていただけるように心がけ、献立を工夫しております。

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