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広島逓信病院だより No.78 17.10.1

菊(水彩画) 菊(水彩画)
作者 清水眞理子

4600人を突破した下肢静脈瘤治療-全国屈指の治療実績-

外科部長 清水 康廣

下肢静脈瘤は静脈の弁不全のためにふくらはぎに血液が逆流、うっ滞して静脈がこぶ状に隆起する疾患で、足がだるい、重い、はれる、こむら返りを起こすなどの症状があり、進行すると皮膚の褐色硬化、潰瘍を生じます。

当院では1994年に静脈瘤の新しい治療法を開始して以来、今では年間500余人の患者さまを治療し、現在までに総数4600人(6600肢)を超えるまでになり、全国屈指の治療機関としての地位を確立しています。4600人という数は、県北の加計町の全住民に相当し、感慨無量なものがあります。また、治療によって『足が楽になった』と喜ばれる多くの患者さまに日々接して、その喜びを共有できることに感謝しています。

当院で独自に開発された治療法は、すでに国内外での評価も高く、他病院からの見学も多く、招待による中国(北京、天津、西安)での技術指導などを行ってきました。治療数の増加に比例して、治療法は確実に進歩を続けています。究極まで簡素化され、手術時間は短く、患者さまの治療上の苦痛はほとんどありません。日帰りか一泊だけの入院で行われ、患者さまは歩いて治療室に入り、全く痛みを感じないまま治療を終え、歩いて退出することができます。そして手術後直ちに日常生活に復帰することができます。静脈瘤がありながら『別にたいした症状がない』とか、『足がだるいのは歳のせい』と関心を示さない人もいますが、治療により足は驚くほど軽くなります。気軽に治療を受けることをお勧めします。

なお、治療を希望される方は、現在約5ヶ月以上の予約待ちになっていますので、あらかじめご了承ください。

栄養サポートチーム

外科 大谷 裕

疾患と栄養の関係についての研究がここ 30年間で急速に行われてきましたが、きちんとした栄養管理を行えば、疾患の予後を改善することや、結果的にそのことが合併症の罹患率の減少や在院日数の短縮、ひいては医療費の削減にまでつながる、ということが諸家の研究で明らかにされてきました。

当院では平成17年5月に栄養サポートチーム(NST: Nutrition Support Team)を立ち上げ、活動を開始しましたので、その概要についてお話いたします。いかなる優れた治療法も適切な栄養管理なくしては意味をなくしてしまいます。

  1. NSTは、医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・介護士・事務員など、職種を越えた多くの病院スタッフで構成し、入院時から退院後まで、患者さまを栄養管理を通して支えるとともに、院内から周辺地域を含めて広くチーム医療を行なうことを目的としたチームです。
  2. 主治医及び関係医療スタッフは、栄養の面で問題があると思われる患者さまをピックアップし、評価を行った上で、対象患者さまに必要な栄養を決定し、栄養管理の側面から栄養を重視した意見書を作成し、助言させていただきます。
  3. 栄養評価と必要エネルギー量の算定に加え、患者さまの基礎疾患・嚥下(のみこみ)機能などを検討した上で、患者さまに望ましいと思われる投与エネルギー量とアクセス法(どういう経路で栄養を与えるかということ)をNSTで検討します。
  4. 主治医が必要と判断すれば、嚥下(のみこみ)障害に対する指導、退院時の食事指導、かかりつけ医への栄養管理についての意見書の作成なども行わせていただきます。

以上のような内容でNST活動をしています。理解できない点も多々あると思いますが、気軽に担当(大谷)の方までお声をかけていただければ幸いです。

進歩する不整脈治療 第一内科

近藤 直樹

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患や心筋症に対する循環器治療は目覚しい進歩をとげています。その中でも近年特に脚光を浴びているものに不整脈の治療があります。

最も古い心臓病の薬は「ジギタリス」です。これは植物から抽出された強心配糖体で、この負の変時作用が不整脈治療に用いられてきました。近年、ナトリウム・カリウム・マルチチャンネル遮断薬といった新しい抗不整脈薬が開発され、作用はより強力に、副作用はより少なくなっています。

さらに、10数年前から開胸外科手術を要さない心臓カテーテルアブレーションという頻脈性不整脈の根治治療が始まりました。主に脈拍数が一分間に 140~200打つ発作性上室性頻拍に対する副伝導路の焼灼術や心房細動に対する肺静脈分離術があり、治療成績も安全性も向上しています。

また、高度房室ブロックや洞不全症候群などの徐脈性不整脈では病状に合った心臓ペースメーカー埋め込み術が行われます。

不整脈の症状は、多彩ですが、脈が飛ぶ、動悸が打つ、めまいがする、胸が痛い、体がだるい、息切れがするなどが主なものです。

このような症状がありましたら、まず一度当科を受診してください。不整脈が原因であれば、これらの症状は治療により劇的に改善・消失いたします。

入院時持参薬について

薬剤部 薬剤主任 三宅 詩子

持参薬とは、患者さまが入院時に持ち込まれる平素服用している薬のことをいいます。平成14年に一部の薬剤を除いて長期投与が可能になったことから、入院時に薬を持参される患者さまが増えてきました。医療費の自己負担割合が増えたことも関係していると思われます。

持参薬が入院される科・病院で処方された薬である場合は良いのですが、他院・他科の場合は、医療職員がその情報を把握する必要があります。持参薬が入院治療目的である病気に及ぼす作用や、持参薬自体の副作用、治療のためにこれから投与される薬剤との相互作用などをチェックし、重複投与を避けるためです。

持参薬の中には、薬剤部の取り扱い経験のない薬剤や、特別な配慮の必要な薬剤が含まれていることもあります。その情報を早く的確に知ることは、適切な治療を行なうためにも重要なことです。

薬だけでなく、薬袋・薬の説明書も大切な情報源ですので持参してください。その他、健康食品・サプリメントなど、日頃服用しているものがあれば、お知らせください。

地域医療との連携

副看護師長 石田 由紀子

近年、介護保険制度の導入や医療改革の進展に伴って、入院期間の短縮化や高齢者や障害を持つ方々の地域での自立生活支援が進んでいます。在宅中心静脈栄養・在宅酸素療法など医療機器を装着しての在宅療法等、介護や継続した医療を必要とする状況での退院が増加しています。

私達四階病棟では、2年前より固定チームナーシング制を導入し、一人一人の受け持ち患者さまに対し、入院時から退院後の生活までを考慮した看護計画を立案し実践してきました。家族の方々と協力し、入院中より在宅で安全な医療を実施するために必要な看護技術の提供と伝達を行ったり、退院後に利用できる訪問看護や訪問ヘルパーなど社会資源の情報を提供したりします。また、必要時訪問看護師や担当ケアマネージャーとの面談や退院時看護要約をお渡しすることにより、スムーズに在宅医療へ繋げ、安心して退院の日が迎えられるように援助させて頂いております。

今回、4月より新たに地域医療連携室が開設されました。地域医療機関との連携がこれまで以上により密接になるとともに、患者さまからの相談にも医療連携室職員があたり、さらに患者さまのニーズに添うことができるようになると考えております。

インフルエンザ予防接種をうけましょう

広島郵政健康管理センター 副看護師長 大堀 直子

インフルエンザの流行する季節がやってきます。インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって発症します。インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみをすることにより、ウイルスが空気中に広がり、 それを吸い込むことによって感染します。

普通のかぜに比べて、流行が爆発的に始まり、短期間に幼児から高齢者までたくさんの人を巻き込み感染すること、また高熱や全身の筋肉痛などの症状も強く、重症化するという点がインフルエンザの特徴ともいえます。

手洗いやうがいの励行、マスクの着用はもちろんですが、積極的に予防する方法として当院では、インフルエンザワクチンの接種をお勧めしています。

小児科及び内科を窓口に予約制で行います。予約は10月1日から開始しますので、詳細は院内掲示をご覧ください。また、電話による受付も随時行っています。電話番号及び予約時間は以下の文をクリックしてください。

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