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広島逓信病院だより No.90 20.11

~定年を前にして~ 50歳代・60歳代

産婦人科部長 難波 義明

同年輩の者が集まるクラス会で、老人になったなと感じる者に会うのは、 50歳代以後です。60歳代になると、老化現象が現れ、若いなと感じる者が少なくなります。つまり、50歳から60歳の間に老人になる境があると考えられます。定年も、還暦も、人為的な区切りではありますが、定年は、仕事や生活の上で老人になったという宣言で、精神的な影響が大きい場合があり、急にガックリする人が案外多い様です。

定年近くになって能力が低下する時期には、成人病、老年病も顕著になりますから、体力で対抗しようと無理せず、長年の経験と広い把握力を基にした知力を生かして仕事をすることが、 50歳代、60歳代の自信ある生活をものにすることにつながります。定年は大きな変わり目であり、その対処の仕方により、今後の健康や生活に影響してきます。(定年を考えず、60歳から70歳代にますます油がのるような仕事が持てれば長生きできるかな?) 還暦は、心理的に、もう還暦かという感じで、いよいよ老人になったなという実感が伴います。

そして 55歳から60歳の間に老境に入る境目があり、55歳を過ぎると、外見上若々しく見えても、病気の回復、治り方が遅くなってきます。60歳を過ぎると、更にハッキリしてきます。生理的な老化現象は、率直に認めなければなりませんが、人為的な区切りに対して神経質にならないことです。人間の能力は、知力、体力、気力の総合であると考えると、 55歳から60歳代は、体力と気力が低下しますが、知力は円熟期であり、むしろ向上しており、体力のいる仕事は無理になってきますが、知的なより良い仕事がやれるはずです。(広汎に高い視野から判断できる能力は、この年代からです。)
最近の読書の中に、『老年の健康維持の要素は、行事も過不足のない程度にするということに尽きる。ほどほどということである。』と書かれていました。これは、なかなか難しいことだなと思います。

食欲の秋 運動の秋 食べすぎ飲みすぎの秋・・・?

内科医長 宮下 真奈備

秋の晴れた日の野外、また今年も押し迫ったある日の居酒屋で親しい仲間たちと楽しいひと時・・・・食事のおいしい季節になりました。

さて、最近メタボリック症候群が話題になっています。「メタボリック症候群」とは、運動不足や栄養の摂りすぎで、余剰なエネルギーを内臓脂肪として蓄積し、このため糖尿病、高脂血症や高血圧などの病気が生じた病態です。現代社会では、自動車、エレベーターなどを頼り体を使うことが少なくなっています。
どのようにメタボリック症候群に対処すればよいのでしょうか?

まず日常の生活状況を振り返ってみましょう。出勤の時、「バスの停留所の一つ前で降りて歩いてみよう。」、職場で仕事をしていて上の階に上がろうとする時、「2また3階上なら階段で上がってみよう。」、他社との打ち合わせ場所へ移動する時、「駐車場は少し離れた場所に止めて、歩いてその場所へ行ってみよう。」、仕事を終えてちょっと一休み缶ジュースを買おうとする時、「砂糖や乳脂肪分の無いお茶やミネラルウオーターにしてみよう。」帰りの付き合いの一杯、「飲みすぎないよう今日は1杯で、食べるものも唐揚げなど脂っこいものを控えて、野菜中心の煮物を主体にしよう。」等ちょっとした工夫で運動量の増加と摂取カロリーの減少ができます。また、スポーツジムへ行って、汗を流して・・・を定期的に行い、長続きができれば正解です。

しかし、急な仕事や出張で不規則な生活を余儀なくされる人が多いようです。「自分」を外側から冷静な目で観察するもう一人の自分を設定することで、自分の制御ができるかもしれません。
当院では、管理栄養士による栄養指導もできます。外来では検査を行い(この時食事はしないでお越しください。)、必要があれば糖尿病、高脂血症や高血圧などの治療を開始します。「自分はメタボリック症候群に該当するのだろうか?もし該当したのなら、どうしたらよいのだろうか?」と、疑問があれば当院内科外来へご相談ください。その時に健診の結果をお持ちでしたらご持参ください。

インフルエンザワクチンについて

小児科 医長 川野 妙子

インフルエンザのシーズンが近づいてきました。予防にはワクチン接種が勧められておりますが、接種の仕方について毎年様々なご質問を受けます。そこで簡単にインフルエンザワクチンについて述べさせていただきます。

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変異をしながら流行します。WHO(世界保健機構)では、様々なデータをもとに、その次のシーズンに流行すると予想されるインフルエンザウイルスのタイプを予測しています。それを参考にして、さらに日本での状況が加味され毎年インフルエンザワクチンの株が決められます。インフルエンザワクチンにはAソ連型、A香港型、B型の三種類が混合されています。

かかっていない型のインフルエンザや変異したウイルスに備えるため、またワクチンの効果が半年弱しか持続しないなどの理由により毎年接種が勧められるのです。流行期は通常 12月から翌年3月ごろです。流行が始まる前に免疫をつけるには、小児の場合は10月中旬から12月中旬の間に3?4週間隔で2回接種をお勧めしています(2回目接種から1か月頃に免疫がピークを示します)。13歳以上であれば1回接種でも良いとされていますが、この年齢以上になると、過去に何回もインフルエンザワクチンを受けていたり、実際にインフルエンザにかかったことによって、ある程度免疫がついていることが想定させるためです。従って新型インフルエンザのように変異の大きなものに関しては13歳以上でも2回接種が必要と考えられます。
接種部位の腫れ、倦怠感などの副反応が認められることもありますが、概ね一時的なものです。授乳中のお母さんの接種も問題ありません。流行前に接種をお勧めいたします。

ご存知ですか?特定健診!

人間ドック検診室 看護師 西田 慶子

「平成 20年4月より特定健診(健康診査)及び特定保健指導が始まりました。当院でも9月より人間ドック検診室にて実施しています。

特定健診・特定保健指導とは、健診を受け、メタボリックシンドロームの判定及び、保健指導レベルを3つにグループ分けし、レベルに合わせて保健師や管理栄養士などの専門家により、本人が生活習慣を改善していけるようフォローしていくというものです。あいにく当院では健診のみの実施ですが、まずは健診を受け自分がどのような状態にあるのかを知ることがとても重要です。

健診は、 40歳から74歳までの医療保険に加入している方が対象です。健診を受けていただくには、前述した対象であることに加え、医療保険者から発行される特定健診受診券が必要です。国民健康保険の方は、健康診査受診のお知らせ(一緒に肺がん・結核検診、大腸がん検診等が書かれているものもあります。)というはがきが必要となります。また、75歳以上の方でも、国民健康保険高齢受給者証をご持参いただければ健診の基本項目は受けることができます。当院で特定健診受診を希望される方は、事前に人間ドック検診室へ電話、又は直接ご来院いただき予約をお願いします。

また、人間ドック検診室では、人間ドック、協会けんぽの生活習慣病予防健診、広島市の各種検診(乳がん検診を除く。)、健康診断などを行っています。生活習慣病の予防策のひとつとして、現在の自分の生活習慣を見つめ、改善が必要な点があれば専門家の協力を得ながら改善していくことがあります。また、早期発見という面では、検診や人間ドックが初めの扉となるのではないでしょうか。
健康は、なによりもの宝物です。ぜひ、当院人間ドック検診室にてご自身の健康状態をチェックされてはいかがでしょうか。人間ドック室スタッフ一同、皆さまのご来院を心よりお待ちしています。

お知らせ「産科医療補償制度」の創設

出産時の医療補償制度として、平成 21年1月から「産科医療補償制度」がスタートします。

この制度は、分娩に関連して重度脳性麻痺となった赤ちゃん及びその家族の経済的負担を考えた新しい補償制度で、看護や介護のための補償金(総額 3,000万円)が支払われます。この制度に加入している施設で生まれた重度脳性麻痺となった赤ちゃんが補償の対象になった場合の補償金額として、看護・介護を行なうための基盤整備のための資金である準備一時金として600万円、また、看護・介護費用として毎年120万円が定期的に20年間補償されます。

これに伴い、一分娩につき「産科医療補償制度」の掛け金として3万円が必要となりますが、掛け金を個人負担としないよう、出産育児一時金が現在の 35万円から38万円に引き上げられます。
当院は、この「産科医療補償制度」に加入しています。当院から掛け金を払い込むため、平成 21年1月1日以降の分娩から、3万円を増額させていただきます。この新しい医療補償制度に加入という事情をおくみいただき、ご理解をいただきますようにお願いします。

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