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広島逓信病院だより No.91 21.01

信頼される病院をめざして

院長 井上 純一

みなさま明けましておめでとうございます。
本年がみなさまにとって良い年になりますよう祈念いたします。

当院の理念である「地域及び職場から親しまれ、信頼される医療サービスを提供する」をモットーに、本年もご利用いただいているみなさまに、より満足していただける病院をめざして職員一同努力していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

さて、年の初めに今話題となっているインフルエンザの話題を取り上げてみました。
寒い季節となり、今年もインフルエンザ流行の季節がやってきました。今最も注目されているのは鳥インフルエンザと、出現が恐れられている新型インフルエンザです。
高病原性鳥インフルエンザの、家禽や野鳥への感染は 2003年11月以降、アジアからヨーロッパ、北アフリカへと拡大し、ヒトへの感染も北アフリカで確認され、世界保健機構(WHO)によれば世界15カ国で感染症例は387人で、そのうち245人が死亡しています。 この鳥インフルエンザから新型インフルエンザが発生し、近い将来大流行が起こることは確実です。新型インフルエンザは高病原性鳥インフルエンザや重症の呼吸不全を引き起こし死に至るSARSと混同され、マスコミ報道などにより国民からは死亡率の高い恐ろしい感染症であるというイメージが先行しています。
新型インフルエンザが出現すれば数年以内に全国民が必ず罹患し、徐々に国民の多くが新型インフルエンザに対して免疫を持つようになり、流行の規模が小さくなり、死亡率も低下し、いわゆる毎年のインフルエンザ流行のようになります。発病したときにはインフルエンザ治療薬やワクチンを使用して重症化を予防することになります。

このたび厚生労働省の専門家会議が新型インフルエンザの感染拡大を防ぐ新しい対策の指針案を発表しました。この指針案では流行が広がった場合について健康被害や社会・経済への影響を少なくするための具体策を示しています。特にヒトからヒトへの感染が明らかになった国内発生初期の対応について患者が一人でも確認されたら、原則として、その都道府県にあるすべての学校や幼稚園などを休みにすることにしています。
子供がインフルエンザ流行時に社会に流行を拡大する役割を果たすことは知られており、休校は有効な感染拡大防止策と考えられています。患者数があまり多くない感染拡大期までは病状にかかわらず入院を勧告され、流行が進んだまん延期では軽症患者は自宅での療養を勧められます。
慢性疾患で定期的に受診されている患者は自宅での電話診療の対象となり、かかりつけ医からインフルエンザとの診断を受ければファックスで治療薬を処方されます。

わが国では全人口の25%が感染することを前提に、予防・治療薬の備蓄や試作ワクチンが開発されています。このワクチンは新型インフルエンザの大流行前(プレパンデミック)のワクチンとも呼ばれ、医療関係者ら6400人に接種され、有効性や安全性を確かめる臨床研究が8月から開始されています。新型インフルエンザワクチンは試作ワクチンと異なり、大流行後に分離されたヒトのインフルエンザウイルスで作成するワクチンであり、有効性も安全性も試作ワクチンより確実に高いのですが、このワクチンができるまで1年ほどかかるとされています。

予防対策として十分な休養、手洗い、うがい、バランスよく栄養を取ることなど、一般的なことが大切です。また、咳がでたらマスクをするというエチケットも重要です。新型インフルエンザについて常日頃から対策と準備を心がけておきましょう。

頚動脈エコー検査のススメ

内科医師 宮原 弥恵

人間ドックや健診で指摘される頻度の高い異常の一つに脂質の異常があります。以前は「高脂血症」と呼ばれていましたが、HDL(善玉)コレステロール値は低い方が動脈硬化を進行させることから、脂質異常症という名称に変更されました。糖尿病は進行すれば喉の渇きや多尿といった症状が出ますし、血圧も著しく高い値が持続すると頭重感や肩こりなどの症状が出現することがあります。

しかし脂質異常症はどんなに異常の度合いが大きくても、動脈硬化が進行して血管の内腔が著しく狭くなったり詰まったりして別の病気(狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など)を発症するまで身体にサインを送ってくれません。コレステロールや中性脂肪の異常値を指摘されながら症状がないために治療をためらっている・・・、そんな時に頚動脈エコー検査は有力な判断材料となります。
頚動脈エコー検査とは、脳に行く頸部の太い動脈に超音波を当てて血管の壁の厚みや血管内腔に突出したコレステロールの垢のようなものがないかを調べる検査です。所要時間は約30分間で、薄暗い部屋で仰向けに寝て首に超音波を当てるだけですので、スヤスヤと眠ってしまわれる方もいらっしゃいます。脂質の異常が軽度でも年齢に比べて動脈硬化が進行していれば治療をお勧めします。高血圧や高血糖(糖尿病予備軍でも動脈硬化は進行します!)、喫煙も重大な動脈硬化の危険因子です。心当たりのある方はぜひ検査を受けてみてください。

閉塞性動脈硬化症ってどんな病気?

外科医長 因来 泰彦

寒さも一段と厳しくなってきましたが、この時期に足の冷えに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。多くは体質や年齢によるものと思われますが、血管の病気が潜んでいるかも知れません。

ここで、自己チェックをしてみてください。

この中の多くがあてはまる方は、閉塞性動脈硬化症かも知れません。

閉塞性動脈硬化症は、手や足の動脈が動脈硬化によって狭くなったり詰まったりして血液の流れが悪くなることで様々な症状を引き起こす病気です。診断は、血圧脈波測定装置という機器で両足首と両上腕の血圧(足関節・上腕血圧比)を同時に測定することにより、重症度を含めて判定することができます。この検査は所要時間15分程度で簡単に行え、痛みもありません。さらに 病変部位を特定する場合にはCT(コンピュータ断層撮影装置)を用いた血管造影を行なうこともあります。
治療は、重症度や病変部位に応じて薬物療法(飲み薬又は点滴注射)、運動療法(歩行訓練など)、血管内治療(カテーテルにより血管を拡げる治療)、手術(バイパス手術)のいずれかが選択されます。
上記の自己チェックで多くの項目が当てはまる方は、よろしければ外科スタッフにご相談いただければと思います。

健康診断後の二次精密検査 放置されていませんか?

内科外来看護師長 村上 ことみ

人間ドックの目的は異常を早く見つけて病気を予防することです。近頃は健康ブームにより、健康診断を受けられる方が増加しています。
当院においても、健康診断を人間ドック室が担当し、みなさんの健康管理のお手伝いをさせていただいております。この健康診断(人間ドック)を受けられた方のうち、二次再検査・精密検査を必要とされている方が、この4月からみても半数近くにも及びます。
人間ドックは内科診察までに検査結果がほぼ出揃い説明があります。その際に二次再検査・精密検査が必要な方には内科受診案内をお渡していますし、診察・検査希望の方には内科診療予約や検査予約をお取りし、患者さまが安心してスムーズに内科外来を受診できるようにご指導・ご説明を行っています。当日予約ができなかった方は事前に人間ドック室又は内科外来にご相談ください。消化器・循環器・呼吸器・糖尿病等の専門医と7名の看護スタッフがいます。遠慮なく質問や相談をお申し付けください。健康診断後の通知結果を放置することなく、まず精密検査を!
当院内科外来をご利用ください。

おせち料理

管理栄養士 中野 和美

おせち料理の起源は、日本人が米を作り農業を盛んに始めた、紀元前2~3世紀に始まるそうです。当時の人たちは四季折々に収穫される産物の喜びを、神に感謝することによって、単調になりがちな生活に節目を付けました。この季節の節目に収穫物を神に供えることを「節供(せっく)」といいます。供え物を料理して豊作、大漁を願い、自然の恵みに感謝して食べる料理を「節供料理」、これがおせち料理の始まりで、お正月料理を「おせち」と言うようになったのは江戸時代後半からだそうです。
おせち料理の材料の多くは日本人が四季折々に食べてきたものの中から、代表的な材料を選び、その栄養成分を凝集した形で調理してあります。野の幸、海の幸、山の幸を上手にバランスよく品数を取りそろえ、たんぱく質、でんぷん、ミネラル、ビタミンなどの配分の工夫は現代の栄養学にも通じています。昔の人の知恵はすばらしいですね。

現代は飽食時代になり、「メタボリック予防」と騒がれ、「今年はダイエットをしなければ!」と、新年に誓われた方もいらっしゃるかもしれません。「○○ダイエット」とか、「○○は食べない!」といった極端なやり方ではなく、まずは野の幸、海の幸、山の幸を上手に組み合わせ、バランスよく品数を取りそろえ、昔の人の知恵を借りた食事に心がけてみてはいかがでしょうか。

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