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広島逓信病院だより No.92 21.04

診療雑感

整形外科部長 進藤 明

整形外科の外来には、肩や首の痛みを訴える方がよく来られます。

主には年配の方々ですが、若い方も少なくありません。そういう症状は、頚椎由来の肩痛が多いのですが、中には頚椎由来なのに首の痛みはほとんどなく、肩や上肢に症状が現れる場合があります。あるいは手根管症候群など、かなり手に近い部分の病変が肩まで響く痛みを起こすこともあります。このような疾患の診断には、レントゲン検査やMRI検査が有効なのですが、それよりももっと大切なことは、「詳しくお話を聞き、きちんとした診察をすること、そして疾患の説明をすること」です。
これには時間がかかりますし、なかなか説明が難しい疾患もあります。

また最近はインターネットの知識で、ある程度自己診断をされてから来られる方もおられますが、多くの場合には「きちんとした診察と説明」が必要です。整形外科の疾患は解剖学的な異常、つまり神経などでは「ここに圧迫があったらこうゆう症状が出てくる」とか、関節が曲げ伸ばしできないのは「関節自体が固くなっているか、関節を動かしているメカニズムに異常が起こっている」ことが多いのです。こういう判断は、やはり整形外科医でないと難しい場合があり、診察の結果をMRIで確認することもあります。

多くの病院を回っていろんな診断名を言われ、リハビリの内容も指示されて、どうしたらよいのか困り果てた挙げ句、私達のところに受診された方がおられました。診断自体にそう大きな問題があったわけではなかったのですが、結局のところは「医療機関側の説明不足」の部分がかなりあるように思いました。

そこで初診日とは別の日に、ゆっくり時間を取って疾患の説明をし、薬やリハビリについてのアドバイスをしたところ、別に薬を増やしたわけではなかったのですが、後日再診時に「自分の疾患をよく理解でき、症状も良くなりつつある」と言われました。

医療を取り巻くいくつかの問題が取りざたされている昨今、丁寧な診察と説明が求められていますが、それには医師数が絶対的に不足しています。多くの方を短時間に診なければならず、診察時にそれぞれの患者さんにゆっくり説明していたら、いつ外来が終わるかわからなくなるくらいです。かといってズラッと並んだカルテの山を、次から次に片付けるための外来にはしたくありません。

そこで、病院に受診される方々には、「上手な病院のかかり方」をお願いします。複数の科に受診される場合には、いつもより少しだけ早めに手続きをしていただきたいと思います。「再診予約をしている科への受診」は、きちんと予約日に来ていただきたいし、変更される場合には担当科に連絡をして欲しいのです。そうすれば「予約がないから待ち時間が長くなる」ということも減ってくるのです。 これ以外にも「上手なかかり方」はいくつかあるのですが、医師と患者さん双方の協力で、より良い医療を目指したいものです。

春が来た!

第二内科医長 湯谷 剛

桜咲く温品小学校の入学式から1週間で、“ネフローゼ症候群”という病気で入院して退院したのは11月。4年生まで通院しました。入院中から内服していたのがステロイド剤です。ネフローゼの他多くの病気を改善してくれる薬ですが、副作用で顔が丸くなり太った様に見えます。そのおかげで学校に行くと数人の上級生から石を投げられたり、靴をかくされたりよくいじめられました。石を投げられたシーンは今でも脳裏に残っています。安芸中学ではクラブ活動に熱中し、大学どころか高校に進学することさえ考えていませんでした。漠然と父親と同じ仕事に就こうか…くらいにしか。安芸高校 1 年生の時にテレビでベトちゃんとドクちゃんの姿を見ました。あの姿にただただ涙が出るだけでした。同時に何不自由なく生まれた自分はなんと毎日無為に過ごしているのかと考えるようになり、何か人のためになるような人間になりたいと思い、入院時に憧れていた医師への思いを現実にする決意をしました。それから医師になることばかり考えました。 2 年の浪人後愛媛大学医学部に進学。夢の様でした。平成 2 年国家試験に合格。ついに医師になった!夢が叶った…

人生色々な事がありますが、春は必ず訪れます。 まだまだ人間、医師として未熟ですが、少しでも患者さんの痛みや苦しみが癒されるように、大切な命を救えるように初心を思い出して日々精進したいと思います。

「ジェネリック医薬品」って何?

副薬剤部長 日浦 昌洋

最近、報道やコマーシャルによってジェネリック医薬品(以下「GE医薬品」)が広く知られるようになり皆さま方の興味が増してきているように思います。当薬剤部でも問い合わせが増えてきています。

GE医薬品とは新薬として開発された薬が、特許に守られる期間を経た後、開発メーカーとは別のメーカーが製造する後発医薬品のことです。一般的に新薬の開発には十数年の年月と数百億円の経費がかかると言われていますが、GE医薬品では開発経費が新薬に比べてほとんどかからないのが特徴です。そのため厚生労働省が設定する薬価も安くなっています。医療機関を受診しGE医薬品をもらうと薬代が安くなるのはそのためです。ただし、まだ特許が切れていない医薬品については安価なものはありませんので、必ずしも自分が飲んでいる薬の全てに当てはまる訳ではありません。

また、原則は同じ成分であるGE医薬品も品質の面で劣っていた事例や含まれる成分の量が違っていたという報告もあり、発売されている全てのGE医薬品が前述のようなものばかりではなく、製品によっては剤型の改良が加えられ元の薬に優るとも劣らない優秀な製品もあります。10社以上のメーカーが一つの成分の後発品を製造・販売しているケースもあり、その中での選択も必要になってきます。

当院でも使用している医薬品の1割程度がGE医薬品ですが、できる限り有効性・安全性を確認しています。当院で使用していないGE医薬品については院外処方箋を発行してもらい、街の保険薬局で薬剤師と相談してからもらうことができますが、必ずしも安くならない場合もあることを知っておいてください。それは病院と保険薬局では技術料の算定方法が大きく違うことや、院外処方箋の発行や保険薬局での受け取りに経費が掛かる仕組みになっているからです。現在も院外処方箋をもらっている方はその点は関係ありませんが、新たにもらわれる方は逆に料金が高くなってしまう場合もあります。
GE医薬品を希望される方がおられましたら一度相談してみてください。

胃内視鏡検査は受けられていますか?

内視鏡室 看護師主任 平岡 幸子

今現在も、日本人の死亡原因の第 1 位は「癌」です。最近さらに健康への関心も高まり、当院でも人間ドックを受けられる方が増えています。しかし、胃内視鏡検査(俗にいう胃カメラ)は「飲み込む時が苦しい」、「苦しい検査はしたくない」ということでみなさん敬遠されがちです。確かに楽な検査ではありませんが、みなさんがスムーズに検査を受けられるように、まずは前処置というものを行います。

当院の場合は、

  1. 胃の中をきれいにする薬を飲んでもらいます。
  2. のどに入れる時の苦痛を和らげるために、のどの麻酔を行います。
    (1、2の薬は飲みやすいようにグレープフルーツ味にしてあります。)
  3. 胃の動きを少なくし、観察しやすくするために筋肉注射を行います。

以上の前処置を行ってから検査を始めます。
検査中は、常にスタッフが1名付いてやさしく声をかけ、背中をさするなどしてみなさんの緊張や不安が和らぐようにしています。それでも緊張や不安が強い方、嘔吐反射が強い方には鎮静剤を使用して行なうこともできます。気軽にご相談ください。

胃内視鏡検査に来られた方は、とても不安で緊張されていますが、スタッフ全員でサポートして安全に検査を受けていただけるよう、笑顔と真心でお待ちしています。どうぞ胃内視鏡検査を受けてください。

第26回健康教室が「下肢静脈瘤と血栓症」をテーマに開催

3月5日(木)16時半から当院東館 3 階会議室において、恒例の健康教室を開催しました。
今回で26回目ということもあり、当日の参加者は 38 名と大盛況で毎回楽しみに参加していますという方が何人もいらっしゃいました。

今回は「下肢静脈瘤と血栓症」をテーマに、外科部長の杉山悟医師が講話をしました。講話は写真や図を使って動脈血栓症・静脈血栓症、下肢動脈瘤等について説明され大変分かりやすく興味深いものでした。講話の後の質疑応答ではたくさんの質問が出て終了時間をオーバーするほどでした。
終了後には「次回の開催はいつですか。」、「どの新聞に開催案内が出るのか。」などの声が聞かれ、この病気に対する関心の高さが伺えました。参考までに広島逓信病院のWebサイトにも「下肢静脈瘤で初めて来院される患者さまへ」というページがありますので関心のある方はそちらもご覧ください。

当院外科では下肢静脈瘤外来を毎週火曜日、木曜日の午前中に設けておりますのであわせてお知らせします。
「続きが聞きたい」、「もっと詳しく知りたい」という声にお応えできるよう、次回の健康教室もなるべく早い時期での開催を検討しています。たくさんの皆さまの健康教室への参加をお待ちしております。

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