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広島逓信病院だより No.95 22.01

私の趣味と健康増進

院長 井上 純一

私の趣味でもあり、楽しみの一つに釣りがあります。
小学生の時に父親から教わり、そこから約 50 年が経とうとしています。最初は「川釣り」(筑後川や矢部川)や「堀釣り」(柳川や佐賀のクリーク)でハヤやフナが中心で、とにかく釣れるのが楽しくて学校が終わったら近所の友達とよく行っていました。
高校生くらいになると「海釣り」も加わり、更に熱を帯びて「釣り」にのめり込んでいったような気がします。その頃はハゼ釣りが盛んで、福岡の津屋崎で多いときは 1 度に 100 匹くらい釣れたこともありました。まだ海には沢山の魚がいたんでしょうね。「ハゼ」は焼いて鍋に入れ、いろんな料理のダシにしていました。母親の料理のなつかしい味の一つになっています。

医者になってからは、なかなか時間が作れなくて海へ行く回数も減りましたが、それでも友人に声を掛け、船釣りを楽しんでいます。以前は呉市仁方や上関あたりにも行き鯛やメバルを釣っていました。釣果は以前に比し大分減っています。最近は鯛ねらいで山口県の大畠が多く、朝 4 時に起きて車に乗って行くのですが、大漁を夢想しているためか、いくら朝早くても苦痛にならないですね。
これまで釣った魚の自慢はビギナーズラックで周防大島の橘町で、 1 投目で鯛の長さ 78cm 、重さ 4.5kg を船頭に手伝ってもらって釣り上げ、本当に嬉しかったことを覚えています。家に持って帰って妻に調理を頼むと、大鯛で包丁が入りにくくブツブツ言われましたが、でも美味しかったですね。なにせ自分が釣った自慢の鯛ですから。

友人と釣りに行くと、お互いに負けまいと張り合うんですね。数でも負けたくないし、数でも抜かれると追い越したいと本気になるんです。釣りに興味がない人からは、そこまで熱くならなくてもと思われるんでしょうが、やってる本人は一生懸命で何もかも忘れて没頭できるのがいいのかもしれません。
「釣り」のもう一つ良い所は、少し多く釣れると近所の皆さんに「おすそ分け」ができ、それが結構喜んでいただけるんです。私なりの地域貢献の一つです。

最近、認知症が問題になっていますが、以前ご高齢の農業に精を出されておられた方が、ちょっとしたことで骨折をされ入院をされたんですが、これまで頭も使い、体も使った生活が一変して病院のベットで一日中横になり、何もすることがなくなると数日のうちに認知症の兆候を見ることがありました。仕事をリタイアされても趣味などを持ち、仲間とコミュニケーションを保つ生活は大事だと思います。趣味などで頭を使いながら楽しむという目的を持たれることをお勧めします。

私は、自分の健康を兼ねて毎日 1 時間くらい自宅近くを散歩しています。早く歩くというのも一つの方法でしょうが、私は特に風景を楽しむことに心掛けています。近所でありながら意外と新しい発見が多くあり、ここでこういう風景が見れるんだとか、新しい店ができると今度寄ってみようとか、楽しみを作る散歩になっています。また最近では、ご近所や職場の中のコミュニケーションが少なく、人間関係が薄くなったと言われています。ご自分の周辺に何でも語れる友人を持つことは大変重要です。一人にならないこと、悩みを抱え込まず相談することで心の健康に結びつけていただきたいとおもいます。
最後になりましたが、デフレスパイラル等で大変な時期ですが、平成 22 年が皆さまにとりまして健康で輝かしい年でありますようお祈り申し上げます。

新しい糖尿病治療薬が出ました!

内科医師 宮原 弥恵

平成21年12月11日、これまでにない新しい糖尿病の治療薬が発売になりました。その作用の仕組みから「インクレチン関連薬」と呼ばれています。

インクレチンは小腸から分泌される消化管ホルモンで、上部小腸のK細胞から分泌されるGIPと、下部小腸のL細胞から分泌されるGLP-1があります。健常人では、摂取した食事の量に関わらず血糖値の上昇は一定ですが、その背景には、食後の血糖上昇に応じてインクレチンが分泌され、それが膵臓からのインスリン分泌を促進して、血糖値の上昇を抑制する「インクレチン効果」があると考えられています。しかし、糖尿病患者さんでは、特に GLP-1 の濃度が低下しており、そのために食事量に応じて血糖値が上昇してしまいます。そこでインクレチンの作用を高めて血糖値を下げようと多くの薬が研究・開発されてきました。インクレチン関連薬は大きく分けて2種類で、GIPやGLP-1を分解するDPP-4という酵素の働きを阻害する(生体内では、GIPや GLP-1はDPP-4により数分で不活性化されてしまいます)ことでインクレチンの作用を増強し、インスリン分泌を増やす「DPP-4阻害薬」と、 GLP-1の受容体に作用してGLP-1の分泌そのものを促進してインスリンを分泌させる「GLP-1受容体作動薬」があります。今回発売となったのは DPP-4阻害薬の一種ですが、これからの数年間でぞくぞくと別のDPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬が発売される予定です。

インクレチン関連薬は、血糖値を下げる以外に、食欲や体重を減少させる効果や、動物実験では、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞を保護する効果などが認められています。また、血糖値上昇時のみに作用するため、低血糖のリスクが低いのも利点です。これらは、既存の糖尿病治療薬にはなかった画期的な作用と考えています。しかし、軽度ですが嘔気などの消化器症状の副作用の報告もありますし、腎排泄性ですので腎機能低下時には注意が必要です。さらに、GLP-1作動薬は今のところ注射薬しかなく、内服薬に比べると敬遠されやすく、また、抗体が産生される可能性があります。

欧米ではすでに何種類かが発売され、糖尿病の新たな治療戦略として非常に注目されているインクレチン関連薬ですが、どのような人に効きやすく、どのような人に効きにくいのか、ヒトでも膵臓の細胞を保護する効果があるのか、長期投与による副作用はどうなのか、などなど今後明らかにしなければならない課題が山積みです。慎重な使用を心がけながら、糖尿病の治療に有益となることを大いに期待しています。

MRI検査の休止のお知らせ

新規のMRIに更新するため、12月下旬から平成22年3月までの間、工事等によりMRIの検査を休止します。
皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、4月から新しいMRIが稼動しますので、よろしくお願いします。

「肩関節周囲炎」について

理学療法室 清水 千穂

肩関節周囲炎はいわゆる五十肩とも呼ばれ、当理学療法室でも多く関わる疾患の一つです。肩関節周囲炎の主な症状は、痛みと関節運動の制限です。特にきっかけがないのに、最初は身の周りの動作でわずかに痛みを感じる程度であったものが、肩を動かした時や夜間に痛みの激しさが増していき、最終的には痛みは和らいだものの腕が上がらない、手が背中に回らないなど関節が動きにくくなる状態に至ります。

肩関節周囲炎がなぜ起こるのか、その原因はよく解っていません。少なくとも加齢に伴って起こる現象だろうと考えられています。日頃から適度な運動をしていても発症してしまう例も多く、現状においては確立した予防法はないとも言われています。

治療には、薬物療法、温熱療法などの物理療法、運動療法などがあります。当院での運動療法では、痛みの時期に応じて関節の運動範囲を広げるエクササイズや肩関節周りの筋力トレーニング、ホームエクササイズの指導を行います。痛みに耐えての自己流の運動は、返って痛みを悪化させてしまう場合もありますので禁物です。
お困りの方は自己判断せず、一度整形外科を受診されることをお勧めします。

病院ボランティアに携わって

末廣 久子

私がボランティアを始めたきっかけは、3年前当院の薬局で偶然にボランティア募集の貼り紙を見たことでした。丁度通院が始まったころ、何かお手伝いができたらいいなと考えていた時でもあったので、早速ボランティアを希望する旨をお伝えしてみました。応対してもらった荒巻看護部長さんは、ボランティアの経験のない私を快く受け入れていただきました。

初めての日、外科病棟の保田看護師長さんと病室に入った時、患者さんが戸惑ったような表情を浮かべておられたのを今でも思い出します。当初は、患者さんから「何か特殊な団体の方ですか?」とか「お金は必要ですか?」などの質問を受けましたが、ボランティアの言葉が広く浸透してきたからでしょうか、最近ではそうした言葉を受けることもなくなりました。

昨年は私自身が当院で手術を受け、3か月の入院を経験することになりました。この間、執刀してくださった先生、いつも笑顔で優しい言葉を投げかけてくれた諸先生や看護師のみなさん、同じ病棟におられた患者のみなさん、そして友人や家族に支えられ元気を取り戻すことができました。

その後、半年ほどお休みをいただきましたが、昨年の暮からボランティアを再開いたしました。以前に比べると多少は患者さんの気持ちを共有できるようになったのではないかと感じており、今では手術も入院も貴重な体験だったと思っています。 最近では、患者さんから「今度いつ来てくれるん?」とか、退院の際に「退院しとうないんよ。会えんようになるけんね。」と言っていただくことがあります。また、人生の先輩から話を伺い、学ばせていただくことが多いと感じています。これからも、温かい患者さんの言葉に支えられながらボランティアを続けていけたらと思っています。

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