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病院だよりNo.102 23.10

ラストスパート

産婦人科部長 難波 義明

仕事一途、勤め大切にただ我武者羅に突っ走って来てしまった27年でした。体力があり、外見上は堂々として健康的で若々しく見えても、定期的に行われる健診で「血圧が高い」、「尿に糖が出る」、「高脂血症」と指摘されても、直接に苦痛もなく生活に支障を来たさないので主治医にもかかる気になりませんでした。
定年間近の年齢は人生の退縮期、ふと鏡を見て白髪、禿げ、皮膚のしわ・しみ、体力・精力の低下、この老化現象に愕然とする日々です。
若いうちは考えもしないで生活しても、若さが補ってくれていましたが、年を取ると抵抗力が落ち、病気も治りにくく、そして余病も発生し、入院することとなってしまいました。今までは意識しないでいましたが、60歳の坂を越せば、周囲の同年輩の者が欠けていくのを見聞きすることが多くなります。そしてこの1、2年は度々「私の人生はもう終わった。」という言葉が口に出てきます。「まだまだこれからだ。」と気を取り直し、定年を迎えてこれからゆっくり自分の好きな事が出来るよう準備をするためには老化防止として何をすればいいのでしょうか?
第一に年齢・環境に適した生活(体は過度に使わず、過不足なく使う。)第二に年齢と運動量に応じた食事(食べ過ぎず、バランスのとれた物を適量に摂取する。)第三にストレスに強くなる(正直であればビクビクすることもなくストレスを受けることがないし、又日本人には日湯(日に一度風呂に入るという習慣があり、のんびりしてストレス解消には最適である。))第四に生きる張り合いを持つ(年寄りは張り合いを感じるという欲望の低下が著しく、生きる張り合いを見つけることが非常に大切である。)と考えました。
既に老年期に入った私ですが、以上のように自分の健康状態を知り、仕事、休養、補給のバランスのとれた生活をして、もう少しの間皆さんのために頑張ろうと思います。

この秋、C型慢性肝炎に新しい治療薬が加わります。

第二内科主任医長 白神 邦浩

(日本肝臓学会・肝臓専門医)
現在日本人の約1.5~2%はC型肝炎ウイルスに感染していると言われています。日本では平成4年インターフェロン療法が保険適応となり、その後リバビリンという抗ウイルス剤との併用やペグインターフェロン製剤の開発など治療方法も進歩してきましたが、その治療成績は一部の患者さんに関してはまだ必ずしも満足のいくものではありません。C型肝炎ウイルスには何種類かの遺伝子型があり、日本人に一番多いとされるI型で、しかもウイルス量の多い(real time PCRという方法で5 LogIU/ml以上)方は難治性であることが知られています。
さて、この秋C型慢性肝炎に新しい治療薬が加わる予定となっています。それは、テラプレビルといってプロテアーゼ阻害薬という新しい機序で作用するお薬です。このお薬の対象になる方は前述のHCV遺伝子型I型・高ウイルス量の従来の治療法では最も難治性とされていた患者さんです。治療法としては、今までのペグインターフェロン+リバビリン療法にこのテラプレビルを併用して3剤で治療することになります。ペグインターフェロンは週1回の皮下注射、リバビリンとテラプレビルは内服薬で、治療期間は原則24週間になる予定です(テラプレビル併用は12週間)。
治療成績に関しては、従来のペグインターフェロン+リバビリン療法より20%程度著効率(SVR率)があがると言われています。SVRというのは、インターフェロン療法終了後6カ月経過した時点でも、ウイルス(HCV-RNA)の陰性とALT等肝機能検査の正常が続いている状態を指し、遺伝子型I型・高ウイルス量の患者さんの従来のSVR率が約50%程度でしたので、この新しい治療法では70%程度であろうと思われます。特に、前回のインターフェロン療法の際、治療中・治療終了時はウイルスが消えていたのに治療終了後に再燃してきた方たちに関して言えばより高いSVR率が望めるとも言われています。もし前回インターフェロン治療後に再燃した方がいれば、諦めてしまわずに考えてみられてはどうでしょうか。
ただし、治療効果がよい反面副作用も問題となります。従来のインターフェロン療法でも様々な副作用がありましたが、このテラプレビルを加えることにより、従来と比べ貧血や皮疹が多く出る傾向にありこれらが治療継続を難しくするようなので、そこは専門医とよく相談しながら治療を行うことが必要です。
今回テラプレビルという新たな治療薬が加わりましたが、他の治療薬の開発治験も現在複数進行中で、幾つかは数年の間には治療に使えるようになることが期待されます。C型肝炎に悩んでおられる方も希望をもって治療に臨んでいただければと思います。

新任医師紹介

第一内科主任医長 岡田 隆雄

7月1日に内科に赴任しました岡田隆雄と申します。 消化器内視鏡が専門です。胃、大腸、胆道系、膵臓などの内視鏡診断と内視鏡治療に従事させていただきます。癌や潰瘍などの器質的疾患のみならず、ストレス関連の過敏性腸症候群や機能性胃腸障害においても心身医学的観点から診療に当たらせていただきますので、よろしくお願いいたします。

産婦人科医師 岡﨑 倫子

10月3日に産婦人科に赴任しました岡﨑倫子と申します。これまで休診していました火曜日、木曜日及び第1・3・5週の金曜日の午前中の診療を担当させていただきます。難波医師はこれまで同様、月曜日、水曜日及び第2・4週の金曜日を担当しますので、午前中は毎日診療体制となりました。みなさまのご来院をお待ちしております。

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