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病院だよりNo.106 24.10

上手な傷の治し方

外科部長 杉山 悟

 平成18年4月号の本紙で、「傷の正しい治し方」を説明して6年が経ちました。傷は、むやみに消毒せず、きれいに水で洗って保護し、「湿潤環境で治す」という考え方が浸透してきたでしょうか?
 でも未だに、「傷は水に濡らしてはいけない」と信じて乾かし、毎日消毒液で手当てをするのが大好きな方を見ることも珍しくはありません。

 「因幡の白うさぎ」の神話をご存じでしょうか。
  神話の中で、白うさぎはワニザメたちを欺いて整列させ、淤岐ノ島からワニザメの背中を数えながら本土に渡ろうとします。あと一歩というところで 欺いたのがばれて捕まり、毛をむしり取られてしまいます。そして、最初に通りかかった神様に、
 「海の塩水で洗って、天日で干せ。」
 と治し方を教えられて、その通りにしたところ前よりもひどくなってしまいます。
 それを見た大国主の命は気の毒に思い、
 「もう、嘘をついてはいけないよ。河口の水で体を洗い、蒲(がま)の穂を敷いてくるまりなさい。」
 と教えるのです。その通りにすると、やがて白うさぎの毛が生えてきたということです。

 どうやら、「傷を、水できれいに洗い適度な湿り気を与えて保護する」という方法は、大昔から伝わる上手な傷の治し方のようです。傷を覆うことを、ドレッシングといいます。今は、科学的にいろいろ研究されたドレッシング材がたくさんあり、褥瘡(床ずれ)や火傷の治療にも役立っています。
 傷は長期間洗わずにおくとむしろ不潔になって感染したり、むやみに消毒ばかりすると治りが悪くなったりします。誤った治し方をすると治癒までに長期間かかることがあるのです。傷をきれいに洗って適切なドレッシングを行い、上手に治しましょう。

マイコプラズマ肺炎

小児科医師 鎌田 研治

「4年に1度、オリンピックの年に流行る」と言われたのも今は昔、私が小児科医となって10数年来は大きな流行もみられていませんでした。昨年から始まった流行は冬の小康を経て春以降再び勢いを増し現在に至ります。
 患者さんの咳などで飛び散った細菌(肺炎マイコプラズマ)が他の人に吸い込まれ、気道粘膜表面で増殖、これをきっかけに様々な免疫反応が引き起こされ、人間自身の免疫反応により肺組織の損傷が起こり肺炎を起こすと考えられています。(一般の肺炎とは異なり、この細菌は直接肺炎を起こすほどの力は持っていないようです。)
 細菌の感染を受けてから2~3週間の潜伏期を経て発症、初発症状としては発熱が多いですが、平熱~高熱まで個人差があります。乾いたしつこい咳が特徴的ですが、年少児ではしばしば同時に風邪を引いており、その場合は痰がらみの咳になります。頭痛・倦怠感の強い例もみられますが、食欲が有り比較的元気な例も多いです。診察上も目立った異常がないため風邪として治療されるも良くならず、レントゲンを撮ってはじめて肺炎と判ることも多いのです。
 早期に確実・簡単に診断できる検査法が無いため、症状・経過、周囲の流行およびレントゲンを参考に診断するのが一般的です。血液検査で炎症反応(白血球数、CRP値)は重い症状のわりに正常~軽度上昇に留まることが多く、診断の参考になります。血液検査(血清抗体価の上昇)で確定診断可能ですが、発症後8日以上経たないと上昇しないことが多く、早期診断にはなりません。
 抗生剤治療を行いますが、小児では安全かつ有効な治療薬が少ないことが問題です。また細菌の薬剤耐性化が進んでおり、内服薬が無効なことも多くなりました。全身状態不良の場合、内服治療が無効の場合、内服困難な場合には入院治療が必要で、抗生剤の点滴治療を行うほか、過剰な免疫反応を抑える目的にステロイド剤を投与することもあります。入院期間は1週間前後となります。

産婦人科の紹介

看護部 看護師長 室田 泉

 当院の産婦人科では、妊婦健診など産科を中心に、子宮がん検診、子宮筋腫や卵巣のう腫、更年期障害や月経不順などの診療を行っています。  年間100名余りの方がご出産されており、10年前から毎年行っている出産後の方への満足度調査での貴重なご意見を参考に、業務改善を重ね、満足度95%と高い評価をいただいています。 当産婦人科の特徴としては、病棟助産師が外来応援体制を行っているため、外来と病棟の情報交換が密接に取られていることです。そして、産婦人科へ通っていただいている方へは、24時間いつでも相談をお受けし対応しており、出産に立ち会った助産師は、外来で会っていることで、「安心して出産できる」という声もいただいております。
 また、平成7年から、妊婦さんとご家族のためのファミリースクール(出産前準備教室)を年2~3回開催しており、さらに、平成23年度からは、1歳未満のお子様とお母様方を対象にスマイルスクール(育児教室)も開催しています。ベビーマッサージなどで親子のスキンシップを図ったり、お母様同士の情報交換の場となっており、1歳までに何度も参加される方もいらっしゃいます。医師をはじめスタッフ一同、皆様に寄り添い信頼される良き援助者となれるよう日々努力しています。

平成24年度 糖尿病教室(第3四半期)の開催

 糖尿病に特有な3大合併症についての講義です。12月のランチ会は、お正月に向けて注意することを管理栄養士がお話しいたします。毎回、好評でたくさんの方にご参加いただいております。
 ご参加をお待ちしております。
 午後2時から約1時間、東館3階会議室(内科外来の上の階)で開催します。
※日程・講師・講義内容・開催場所については変更となることがあります。

担当内容テーマ
10 11 管理栄養士
食事療法について
*糖尿病腎症の食事療法について
糖尿病全般
18
看護師
糖尿病腎症について
*腎臓にやさしい日常生活の過ごし方
25 理学療法士
運動療法について
*運動療法の実際。実技を織り交ぜながら
11 15
眼科
豊田眼科部長
糖尿病網膜症
*3大合併症の眼の合併症について
糖尿病に特有な
合併症について
22
外科
杉山外科部長
糖尿病神経障害
*3大合併症の足の末梢循環障害について
29 薬剤師
フットケアについて
*フットケアの方法
*寒い時期のお手入れ方法
12 13 ランチ会
実際、病院で出されている糖尿病食を食べながら、
みなさんで食事療法について勉強しましょう。
※会場は、本館2階会議室です。
※予約制で参加費500円が必要です。
予約は、総務課または内科外来にて受け付けております。
食事療法

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