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ホーム  健康情報  広島逓信病院だより  広島逓信病院だより No.110 25.10
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病院だよりNo.110 25.10

新しい眼底検査「OCT(オーシーティー)」

眼科部長 豊田 英治

 眼科を受診されたことのある方はご存知だと思いますが、眼科の診察ではほとんどの場合、眼底検査を行っています。眼の正面から光を照らされるまぶしい検査ですが、これは眼球の奥の網膜という光を感じる神経の膜や、その網膜で感じ取った光刺激を脳に伝える視神経の表面を観察する大事な検査です。従来の眼底検査では、検眼鏡という器具を使って医師が瞳孔からのぞいてみたり、眼底カメラで写真を撮ってみていましたが、眼底を平面的にしか見ることができませんでした。しかし、近年、「光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)」という網膜の断面を観察できる画期的な検査器械が開発され、当院の眼科にも導入されましたので、紹介させていただきます。
 眼底の網膜という神経の膜は、厚さが1mmもない薄い膜ですが、数種類の神経細胞が層構造をなす、精密な組織です。今までの眼底検査では、眼底出血や網膜の白斑などの病変を観察していましたが、網膜の層構造のどの深さにある病変かは、判断するのが困難でした。OCTでは特殊な光で眼底を照らし、眼底からの反射光を分析して網膜の断面を表示することができます。そのため、網膜の厚みを見たり、網膜の層構造に乱れが生じたりしていないか調べることができます。この検査が有用となる代表的な疾患には、黄斑疾患や緑内障があります。
 黄斑とは、網膜の中心にあって特に視力にとって重要な部位ですが、ここに生じる、黄斑変性症、黄斑浮腫、中心性網膜症、糖尿病性網膜症などの診断において、OCTで網膜を断面で見ることにより、より正確に診断することができ、また経過を見る際の病状の評価が客観的にできるようになりました。
 緑内障では、眼圧が高いために視神経が障害され視野が狭くなってきますが、それとともに網膜が薄くなってきます。OCTで網膜の厚みを測ることにより、自覚症状が出る前の初期の状態で緑内障を診断することができるようになりました。
 このOCTを今後の日常診療に活用して皆様の診療に役立てていきます。

逆流性食道炎

第一内科医長 高野 聡

  逆流性食道炎を御存知ですか。鉄腕アトムのコマーシャルでお知りになった方も多いと思いますが、胃酸過多となった胃液が食道に逆流することで胸やけや胃もたれ、胃痛などが起こる病気です。
 逆流性食道炎は昔は日本では少なく、若年者に少ない病気でした。しかし、最近では日本人、若年者でこの病気に悩まされる方が増えてきました。これはピロリ菌保有率の低下、食事、ライフスタイルの西洋化などが原因といわれています。ピロリ菌は胃の粘膜を損傷する悪玉菌ですが、酸の酸度を下げる働きがあり、逆流性食道炎に対しては保護的に働きます。
 最近はピロリ菌の保有率が下がり、胃酸の強い人が増え逆流性食道炎の方が増えました。しかし、ピロリ菌は胃がんや消化性潰瘍の原因になりますので、いましたら除菌をした方がよいでしょう。ピロリ菌以外では食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満がよくありません。こちらを避けることにより症状を抑えることができます。
 それでは胸やけが起こったらどうすればよいでしょう。前屈みの姿勢、ベルトでお腹を締め付ける、重い物を持つなど腹圧を上げることを避けてください。腹圧が上がることによって胃酸が逆流しやすくなります。食事では脂肪の多い食物、甘物、柑橘類、コーヒー、紅茶、香辛料、アルコール、タバコが胃酸逆流を起こしやすくしますので避けてください。また食べ過ぎない、食後すぐ横にならないことが大切です。過食は胃酸の分泌や胃内の圧を上げますので、食事はあっさりとしたものをほどほどにしていただき、食後1~2時間は横にならないように心掛けてください。また、寝る前の食事は避け、夕食の量は少な目にして、上体を少し高くして寝ると効果的です。横向きに寝る場合は右を下にして寝ると良いです。また、肥満の方は痩せると逆流性食道炎は起こりにくくなります。このような注意で胸焼け症状はずいぶん軽快しますが、すっきりいかない方は医療機関、消化器内科を御受診ください。

栄養管理室紹介

管理栄養士 中野 和美

 栄養管理室は、入院患者様への食事の提供と病気を治すための栄養指導などの栄養管理を行っています。入院中の食事は患者様の楽しみの一つと思い、病気の治療をしながらできるだけおいしく楽しんでいただけるよう心掛けています。
 また、出産・誕生日等のお祝い膳、季節ごとの行事食などを取り入れております。栄養指導は、入院・外来患者様やそのご家族の方に生活習慣病治療のための食事について、個別指導、集団指導を行っております。8月と12月に行う糖尿病教室ランチ会は病院スタッフと患者様とそのご家族が一緒に食事をし、和気あいあいとした楽しい会になっており、毎回好評を得ています。
 栄養管理室は病院の食事と栄養指導で患者様の健康のお手伝いをしていきたいと思っています。

平成25年度 糖尿病教室(第3四半期)の開催

 今回は、基本的な糖尿病についてと合併症のお話を計画しています。また、最近注目されてきた合併症である糖尿病と歯周病の関係について県立広島病院 歯科・口腔外科から講師をお迎えして、『糖尿病と歯周病の関係について、正しい歯磨きの方法』についての講義をしていただきます。午後2時から約1時間、東館3階会議室(内科外来の上の階)で開催します。
 12月には好評のランチ会を開催いたします。お正月に向けての食事療法についてのお話しです。たくさんの方のご参加をお待ちしております。
 ※ランチ会の会場は「本館2階会議室です」予約制で参加費500円が必要です。
 ※日程・講師・講義内容・開催場所については変更がありますのでご了承ください。

担当内容テーマ
10 17 看 護 師
糖尿病腎症について
*日常生活の留意点と腎臓にやさしい生活について
糖尿病全般と
合併症について
24 理 学 療 法 士
糖尿病の運動療法
*効果的な運動の方法について
31 歯 科 医 師
糖尿病と歯周病
*糖尿病と歯周病の関係について
*歯周病にならない正しい歯みがきの方法を実際に行います。
*普段お使いの歯ブラシをご持参ください
県立広島病院 歯科・口腔外科 部長
 桐山 健 先生
11 14
 外科
 杉山外科部長
糖尿病神経障害
*3大合併症の足の抹消循環障害について
糖尿病に特有な
合併症について
21
 眼科
 豊田眼科部長
糖尿病網膜症
※3大合併症である眼の合併症について
28 看 護 師
フットケア
*冬の足の手入れ方法、フットマッサージ方法の実演
12 12 ラ ン チ 会
実際、病院で出されている糖尿病食を食べながら、
みなさんで食事療法について勉強しましょう
※会場は、本館2階会議室です(12時から1時間程度です)
※予約制で参加費500円が必要です

予約は、総務課または内科外来にて受け付けております
食 事 療 法
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