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ホーム  健康情報  広島逓信病院だより  広島逓信病院だより No.112 2014.4
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病院だよりNo.112 2014.4

下肢静脈瘤治療に、痛みの少ない高周波(ラジオ波)手術が登場

外科部長 杉山 悟

 2011年(平成23年)に、下肢静脈瘤のレーザー治療が厚生労働省の認可を受けて保健適応になり、「広島逓信病院だより」でも紹介しました。静脈瘤がひどくなると、レーザーで手術を行うのは難しくなりますが、比較的初期のうちはレーザーで行われることが多くなっています。そして、今年(2014年)、新たにさらに痛みの少ない高周波も治療機器としての認可を受け、臨床の場に登場します。より体にやさしい治療機器として、皆様に提供できることになりますので、ご期待ください。
 ところで下肢静脈瘤は、膝の負担にもなっていることがあるのをご存知でしょうか。下肢静脈瘤は無症状の方もおられますが、足がだるい、重いと感じられる方がほとんどです。そして気が付かないうちに腰やひざの負担になっているのです。私たちが行った調査では、「下肢静脈瘤の手術後に、膝が軽くなった。」と感じられた方が、手術症例全体の20%おられました。一見、何の関係もないと思われがちな下肢静脈瘤とひざの痛みは、実は関係があるのですね。変形性膝関節症と下肢静脈瘤はしばしば合併していることがあるからです。
 長年、下肢静脈瘤を持ちながら治療をためらっておられた方で、もし、70歳を迎えられて膝の調子がおかしくなってきたら整形外科への受診とともに、下肢静脈瘤の診察も受けてみてください。

小児の感染性胃腸炎

小児科医師 鎌田 研治

 小児の急性胃腸炎の多くが、病原体の感染を原因とする感染性胃腸炎です。原因になる病原体の違いにより、細菌性とウイルス性に分けられます。
 細菌性では、カンピロバクター菌、サルモネラ菌が原因として多く、鶏肉や卵など加熱不充分な食品の摂取やまな板などを介した食中毒の形で発症するのが一般的です。強い腹痛や下痢、渋り腹を呈し頻繁にトイレに行くのが特徴的です。血便や発熱を認めることも多く、重篤感の強いのが一般的です。確定診断は便の細菌培養検査で行います。適切な水分補給などを行っていれば自然治癒しますが、抗菌薬の使用でより早い回復が期待できるため、特に重症例や乳幼児では、菌血症に続発する関節炎・骨髄炎など腸管外合併症の予防も期待して抗菌薬を使用します。
 ウイルス性では、ロタ、ノロ、サポ、アデノ、アストロウイルスなど様々なウイルスが原因となります。このうち抗原迅速検査により早期診断可能なのはロタ、ノロ、アデノウイルスのみであり、保険診療でノロウイルスを検査できるのは3歳未満の乳幼児と65歳以上の高齢者に限られます。低温・乾燥の条件がそろう冬季に流行を認めるものが多く、便とともに排泄されたウイルスがヒトの手を介して口から入り感染する糞口感染(ヒト-ヒト感染)と、汚染された牡蠣などの摂取により食中毒として発症する場合とがあります。ノロウイルスではウイルス粒子が小さく乾燥にも強いため、吐物や便とともに排出されたウイルスが粉塵とともに空気中に舞い上がり漂い、空気感染もするため感染力が強く、集団に拡大し易いのが特徴です。嘔吐、発熱に続き下痢を認めることが多いですが、便やガスの排泄が停滞し腹部膨満を呈すると腹痛も生じます。重症度は原因ウイルスの種類や患者さんの年齢などにより様々で、サポウイルスやパレコウイルスでは一般に乳幼児のみで発症します。ロタウイルスでは最も重症化しやすいため、点滴輸液や入院を必要とすることも多く、全国で毎年10名程度の小児死亡例があります。ロタウイルスワクチンの接種を当院でも行っていますが、現在のところ任意接種であり、また接種対象は生後6週間以上6か月未満の乳児に限られます。ウイルス性胃腸炎に抗菌薬は効果がありませんで、治療は補液など対症療法のみになります。
 嘔吐を繰り返し水分・食事が摂れないために脱水、アセトン血症を生じ易く、これが更に嘔気、腹痛などの症状を強めるため悪循環に陥ります。特に乳幼児では代謝が活発な一方で体にエネルギー源の蓄えも少ないため、低血糖になり易く、放置すると昏睡・痙攣など危険な上体に至ります。下痢も問題となりますが、治療に下痢止めは使用しません。下痢止めで腸の動きが鈍ると毒素や病原体の排泄が遅れ、また腹部膨満を生じ易くなり、回復の遅れ、症状の悪化を招くからです。内服できれば乳酸菌製剤などを服用します。
 合併症として、胃腸炎に伴う痙攣、発熱に伴う痙攣、脳炎/脳症など神経系の合併症が比較的多いのも特徴です。特に、ノロ・ロタウイルスの脳炎/脳症は稀ですが、非常に重症化し易いことが知られています。
 予防のためには流水による充分な手洗い、(水道水で良い:20秒以上)が最も重要です。吐物や便の付着した衣類・オムツなどを処理する場合も、病原体が飛散しないよう密封するなど注意が必要です。

人間ドック室の紹介

看護師 田中 美千代

 人間ドックは、病気の早期発見とともに早い段階での生活習慣の見直しや病気の予防、健康増進に役立てることができます。
 当院では、基本検査終了後、午前中に医師からは検査結果の出ている範囲内での説明と診察、看護師から健康についてのアドバイスを行い、皆様の健康づくりに役立てられるよう心掛けています。
 もしも人間ドックで異常が発見され、精密検査が必要となった場合にも、迅速に当院での保険診療を受けることができます。
 なお、人間ドックは基本検査のほか、多彩なオプション検査も用意しています。ご自分が検査したいと思われるオプション検査を選んでいただき、幅広い健康診断をお勧めします。
 1年に1回、ご自分の誕生日に定期的な健康チェックはいかがですか?
 スタッフ一同、心より人間ドックのお申し込みをお待ちしています。 

平成26年度 糖尿病教室(4~6月)の開催

 今年度も4月から糖尿病教室を開催します。今年も各方面の専門家が糖尿病、糖尿病の特有な合併症、留意点など糖尿病の自己管理に必要な知識と情報をお伝えしていきます。また、恒例の歯科医師・歯科衛生士からの講義、ランチ会も開催を予定しております。たくさんの方にご参加していただけるよう糖尿病チーム一丸となって頑張ります。
 午後2時から約1時間、東館3階 会議室(内科外来の上の階)で開催しています。
 どなたでも参加いただけますので、たくさんの方のご参加をお待ちしております。
 
 ※日程・講師・講義内容・開催場所については変更になる場合がありますのでご了承ください。

担当内容テーマ
4 10 内 科 医 師
糖尿病について
*糖尿病とは?、合併症について
糖尿病全般
について
17 臨 床 検 査 技 師
糖尿病の検査について
*HbA1cの指標の運用について
24 薬 剤 師
薬物療法について
*副作用とは、どんなもの?
*低血糖時の対応方法について
5 15
理 学 療 法 士
運動療法について
*運動療法の必要性
22
管 理 栄 養 士
食事療法について
※基本的な食事療法と食品交換表の使い方
29 看 護 師
日常生活の留意点について
*肥満・生活習慣病と糖尿病の関係
6 12
看 護 師
フットケアについて
*フットケアとは?、足のお手入れ方法と実演
糖尿病に特有な
合併症について
19
外科医師
杉山外科部長
糖尿病神経障害
※3大合併症である神経の合併症について
26 管 理 栄 養 士
食事療法について
*間食を上手に選ぶ方法
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