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ノロウイルスによる食中毒について

ノロウイルス感染症

 ノロウイルスは直径約30nmと非常に小さい球形をしており、表面がコップ状の窪みをもつ構造蛋白で覆われ、内部にプラス1本鎖RNAを持っています。ノロウイルスは、電子顕微鏡で観察される形態学的分類でSRSV〈Small RoundStructured Virus:小型球形ウイルス〉と呼ばれたり、ノーウォークウイルスという暫定的な属名で呼ばれていましたが、2002年8月国際ウイルス学会でノロウイルスという正式名称が決定され、世界で統一され、用いられるようになりました。
 ノロウイルス感染症は5類感染症定点把握疾患に定められている感染性胃腸炎の1つで、感染経路は主にヒトの糞便等から排出されたウイルスが、河川や海に流れこみ、カキ・ウチムラサキ貝(大アサリ)・シジミ・ハマグリなどの二枚貝の中腸線という内臓に蓄積され、これらを十分に加熱しないで食べることにより感染します。特にカキによる感染が多く報告されており、消費量が増える冬場(11月~2月)に多発します。また、ノロウイルスに感染したヒトが、手洗いが不十分なまま料理をすると、食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより、感染することもあります。ウイルスに感染すると、24~48時間で下痢・吐き気・嘔吐・腹痛・発熱(38℃以下)などの症状が出ます。症状は一般的に軽く、多くの場合数日で回復しますが、症状が消失した後も患者の糞便中にはウイルスが排出されるため、二次感染には注意が必要です。治療は特効薬がなく、対症療法が行なわれます。ウイルスは強い感染力(100個程度でも感染)をもちますが、食べた人が全て食中毒になるわけではなく、またウイルスの有無はカキの鮮度とは関係ありません。

ノロウイルス感染予防対策

〈食品〉

二枚貝類の生食はできるだけ避け、中心部まで十分に加熱し、食べるようにします(中心部が85℃で1分以上が目安)。

〈手指〉

石鹸を十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎは温水による流水で十分に行います。

〈調理台・調理器具等〉

調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)に10分程度浸してウイルスの失活化を行います。塩素剤に耐食性のない器具等は85℃以上1分以上の煮沸を行います。

〈吐物・糞便・床等〉

 床等に飛び散った患者の吐物や糞便を処理するときには、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、汚物中のウイルスが飛び散らないようにペーパータオル等で静かに拭き取ります。拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように床を拭き取ります。おむつ等は速やかにたたんで糞便等を包みこみます。おむつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、更に次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度1000ppm)に5~10分間浸けた後処分します。

参考資料

  • ノロウイルスに関するQ&A 平成24年4月18日改定 厚生労働省作成資料
  • ノロウイルス感染症とその対応・予防(2006年12月18日)掲載 国立感染症研究所感染症情報センター
  • ノロウイルス―概要と消毒・感染対策― 丸石製薬株式会社
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