ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  健康情報  肛門疾患の治療
ここから本文です。

肛門疾患の治療

京都逓信病院外科に、徳永行彦部長(大腸肛門病学会の肛門領域専門医、消化器外科指導医、外科学会指導医)が着任し、肛門疾患、肛門関連疾患の専門治療・手術を開始しました。徳永部長は前任地で肛門疾患を多数治療し、最新の治療法であるALAT(ジオン)注射内痔核硬化療法PPH痔核根治術、シートン痔瘻根治術、直腸脱手術(会陰法、腹腔鏡下手術)なども数多く執刀されています。

肛門疾患と治療法について分かりやすく説明します。

よくある肛門疾患は1)痔核(いぼ痔)、2)裂肛(切れ痔)、3)痔瘻(あな痔)4)直腸脱などです。

痛みのほとんどないジオン内痔核硬化療法

痔核は肛門粘膜下の静脈瘤に支持組織の脆弱が加わったのが原因です。従来は痔核切除術を行ってきました。最近、ALTA(ジオン)注内痔核硬化療法、PPH痔核根治術が健康保険の適応となり、保険で治療可能となりました。ジオンは注射による内痔核の硬化療法で、日帰り治療が可能で疼痛や合併症もほとんどありません。過去に痔核手術を受けたが、別の場所に内痔核の脱肛を来し、ジオン治療を受けられた方は感動して「こんなに楽に治るとは夢みたいだ」と言われております。PPH(Procedure for Prolapse and Hemorrhoids)は内痔核と直腸粘膜脱に対する新しい発想の手術法です。直腸内で自動縫合器を用いて直腸粘膜の切除と縫合を同時に行います。短時間で終了し、痔核切除後にみられる肛門の痛みもなく、肛門周囲に傷がないので外見もきれいです。ALTA、PPHは「痛い」という先入観のある痔核切除術に比べ、患者さんに好まれる方法で希望する患者様が非常に増加しています。

術後障害の少ない痔瘻手術

肛門周囲膿瘍患者の約半数は痔瘻に発展します。痔瘻に対してはseton変法(minimal seton法)を施行してきました。Minimal-seton法は長い複雑な瘻管を二次口から括約筋まで切除した上で、括約筋内の瘻管と原発口に対してseton法を行う方法です。(Seton法は痔瘻管と括約筋を輪ゴムで時間を掛け切離する方法ですが、長期間が必要でした)。Minimal-seton法により複雑な痔瘻の瘻管を短い直線的な形態に変換でき、比較的短い手術時間で、肛門機能と形態を犠牲にすることなく根治を可能としています。

裂肛の治療

裂肛の治療は、通常、軟膏を中心とした保存的治療ですが、慢性化して(慢性裂肛)、肛門が硬く狭くなった場合(肛門狭窄)、手術で治療します。LSIS(側方皮下内肛門括約筋切開術)、或いはSSG(Sliding Skin Graft:皮膚弁移動術)を行います。軽症例は局所麻酔下で日帰り治療できますが、重症例は腰椎麻酔下の手術で短期の入院が必要です。

再発しにくい直腸脱手術

高齢化と高齢者の身体活動の増加により直腸の下垂・脱出が起こります。特に高齢の女性の生活に支障を来す原因のひとつです。直腸脱に対する手術は開腹或いは腹腔鏡下の直腸固定を中心とする方法と経肛門的方法があります。直腸脱が良性疾患で高齢者に多いことから、身体的侵襲が少ない経肛門的手術が好まれています。当院では、いずれの方法も可能で、短期間の入院治療で治癒できます。

治療法や手術に関しては、複数ある方法から患者様の病態に最適な方法をお勧めしております。最適ではなくても他の治療法も可能ですから、ご希望は遠慮せずにお話下さい。

2017年2月1日 更新  外科部長 徳永行彦 ・ 外科部長 佐々木 宏和

問い合わせ先:肛門専門外来

ここまで本文です。
ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
^このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です