シリーズ第6回目は、旭硝子株式会社健康管理センターで産業医をされています、平田 和信 医師に東京逓信病院の印象などを当院、地域連携・医療福祉相談室長の寺島 裕夫副院長兼第一外科部長がインタビューに伺った模様を紹介します。
平田 和信 医師
経歴
平成4年山形大学医学部を卒業後、東京逓信病院の臨床研修医として勤務され、
その後、旭硝子株式会社の健康管理センターの産業医として現在に至る。
(寺島)地域連携室ニュースの「連携医を訪ねて」は、今回で6回目になりますが、今まで開業医の先生にお話を伺ってきたのですが、今回初めて企業の産業医の先生にお話をお伺いすることになりました。初めに先生のご略歴とこちらの医務室の特徴を教えてください。
(平田)平成4年に山形大学医学部を卒業後、7年前から旭硝子株式会社本社の産業医と同時に本社の診療所で診療を行っています。
特徴ですが、外部の方は診察しないことと、診療は行いますが、診療よりも他の病院を紹介ししたり、急病になった時に紹介した病院の先生と相談をしながら今後、患者をどのようにフォローしていったらよいか、いわゆるコーディネイトが中心に置かれているのが特徴です。それと本社ですので、比較的年齢層が高く、社員の方も時間が無い方が多いので、その中ですぐに診察をして欲しい、病院を紹介して欲しいとの要望が多いのが特徴ですね。
(寺島)どのような症状の方が多いですか。
(平田)様々な病気を診てきて病院に紹介しましたが、頭から言うと慢性硬膜下血腫、クモ膜下出血、胃癌、大腸癌などいろいろな疾患の方を診てきました。
(寺島)日頃から先生にはお世話になっているのですが、先生からみて東京逓信病院の印象について何かありますか。
(寺島)これからの東京逓信病院に何か望む事はありますか。
(平田)東京逓信病院は、以前は職域病院だったということもあり、特殊な病院だと思います。病院においては、特殊性や専門性が何かしらあると思うのですが、その辺りをもう少し・・・例えば、外科における手術件数が他病院より多いなどのPRできるものがあればいいなと思っています。総合的に診てはいただいているのですが。
(寺島)得意な疾患とか技術とかがあった方がよいということですね。
(平田)そうですね。特に内科や外科等のメジャーな分野にあると良いと思います。
(寺島)分かりました。その他、何か全般的にありますか。
(平田)日頃からよくやっていただいており、大変感謝しています。ただひとつ申し上げると、私は立場上、色々な病院にも患者を紹介していて、他の病院と比較することができるのですが、その中でも地域連携室が優れているのではないでしょうか。他の病院に比べて非常に身軽ですよね。
地域連携室のサービスといいましょうか、このようにお話できるのも地域連携室の社員の方が良く対応していただくし、親密な関係を築いていただいているからだと思います。その点については他より進んでいると私は思います。
(寺島)ありがとうございます。今後とも連携をお願いします。本日はお忙しい中、ありがとうございました。