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地域連携室ニュース 連携医を訪ねて(第10回)

当院と連携されている医療機関をご紹介いたします

 シリーズ第10回目は、足立区にあります「医療法人社団 俊和会 寺田病院」の寺田 俊明 病院長に東京逓信病院の印象などを当院、地域連携・医療福祉相談室長の寺島 裕夫副院長兼第一外科部長がインタビューに伺った模様を紹介します。

【寺田病院長へのインタビュー】

「医療法人社団 俊和会 寺田病院」
寺田 俊明 病院長

寺田院長顔写真

経歴
平成7年東京医科大学医学部を卒業後、三井記念病院にて研修を行い、その後、亀田総合病院で内視鏡に従事され、また東葛辻中病院で肛門疾患の手術全般を学び、平成14年から寺田病院副院長として赴任。今回新病院移転に際し平成25年7月から院長となり現在に至る。

寺田病院の外観

病院外観

病院外観(夜景)

病院の特色について

(寺島)病院の経歴を教えてください。
(寺田)私の父が昭和45年にこの地に医院を開業したのがはじまりです。その後、昭和55年に外科手術もできる地域に根ざした寺田病院を開業しましたが、残念ながら志半ばで父は平成4年に他界してしまいました。それ以降病院は内科中心の医療をして参りましたが、平成14年に私が副院長として就任した後、自分の専門領域である大腸・肛門の疾患に力を注いで参りました。建物の老朽化に伴い、7月に現住所である足立区扇の地に病院を移転開院いたしました。


(寺島)何床あるのでしょうか。

(寺田)45床です。3階建ての病院が7階建てになりましたが実は病床数は変わっていないのです。しかし新病院の造りは廊下や待合室も非常にゆったりとしており、1人あたりの病床面積は8㎡と当院の4床部屋は、今の基準ですと6床部屋としても十分基準を満たしています。
(寺島)先生のご略歴を教えてください。
(寺田)東京医科大学を卒業後、三井記念病院で外科レジデントして4年間初期研修を行いました。当時は、今のようなマッチング制度や臨床研修医制度は確立されておらず、医学生は出身大学もしくは地元の大学に帰るのが普通だったので、一般病院に直接研修に行く医師は非常に少ない時代でした。

(寺島)その後は、どうされましたか。

(寺田)外科で学んだことを寺田病院でどのように活かせるかを考え、私としては大腸内視鏡に興味があり、研鑽を積むために、亀田総合病院の消化器内科にお世話になる事になりました。
亀田総合病院では、消化器内科と消化器外科は一緒にミーティングを行っており、外科で習った知識と内科的な病気へのアプローチをミックスできて、とても勉強になりました。数多くの大腸内視鏡検査を勉強させていただきながら、カメラを肛門に挿入する際に”痔”の患者さんが非常に多いことに気がつきました。この患者さんたちはどのようにして痔を治療するのだろうと思い、実際に患者さんに聞いてみると「前から脱肛はあるけれど、何科に行ったら良いのかわからない。」という声を数多く聞きました。それならば、私が学んできた外科的手技を無駄なく活かせ、そして内視鏡検査も施行できる医療を提供できれば、寺田病院に戻った時に自分の大きな武器となるのではないかと考えました。
そこで大腸肛門疾患で有名な東葛辻仲病院にて2年間研鑽を積ませていただき、平成14年に当病院に副院長として赴任いたしました。
(寺島)現在の寺田病院の特色は何ですか。
(寺田)基本的に外科を中心とした病院です。特に大腸・肛門領域の診断・治療、ソケイヘルニア、下肢静脈瘤の手術も行っております。また腹部の痛みで来院される患者さんに対して、全てのおなかの痛みへの診断・治療が当院で完結できるように、婦人科、泌尿器科も開設致しました。
(寺島)先生の発展するお考えがよく分かりました。何かご苦労されていることはありますか。

(寺田)やはり医師やコメディカルといったスタッフの確保ですね。旧病院からこちらに移る際にキャパシティが大きくなりましたので、それだけスタッフの数も必要となります。今、ゆっくりと増員している状況です。
(寺島)今、内視鏡はどれくらいの数を行っていますか。
(寺田)分院を入れて、月平均650症例です。
(寺島)年間10,000症例ぐらいですか。
(寺田)まだ10,000件には到達していませんが、内視鏡ブースも2ブースから4ブースに増設しましたので、今後は医師やコメディカルを増員し、フル稼働して楽な内視鏡検査を多くの患者さまに提供したいと考えております。
(寺島)素晴らしいですね。

東京逓信病院との関係・印象を…

(寺島)東京逓信病院の印象はどうですか。
(寺田)非常に頼りにさせていただいております。診療に来ていただいているスタッフの方々は非常に良く頑張ってくれていますし患者さまへの対応もとても素晴らしいです。当院では手に負えない緊急症例も連絡ひとつで快く対応していただけ、退院された患者さまから本当に良くしていただいたとお礼の報告を受けることが多いです。すべて寺島外科部長先生のお人柄ではないかと存じます。
(寺島)ありがとうございます。

当院に求めるものは…

(寺島)東京逓信病院にほかに何か望むことはありますか。
(寺田)これ以上望んだらバチが当たりそうですが(笑)。
出来れば、若い先生方を3ヶ月や1年といった長いスパンで当院に派遣していただきたいです。自分にとって専門領域を早期に決められたことは医師としての人生でとてもラッキーな事であったと思います。当院の、ある意味偏った得意分野(短期入院外科手術)をあえて経験していただくことは、先生方の今後の外科医としての生き方に無駄にはならないと思います。
(寺島)痔、ソケイヘルニア、下肢静脈瘤などは大きな病院ではあまり症例数がないので良いかもしれませんね。大腸の内視鏡をやりたいと思っている医師も多いので、短期間に集中して訓練してもらうと助かります。
(寺田)またコメディカルの間の交流も是非お願いしたいです。小さな病院では『井の中の蛙』という状態になりがちです。貴院のスペシャリストの方々に当院で講演等をしていただけるととても勉強になります。
(寺島)なるほど。医師だけでなく病院の誰に連絡しても「わかった」の一声で進められる関係を築きたいですね。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

【今回ご紹介した医療機関】

寺田病院『病院ギャラリー』 (125KB)

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