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地域連携室ニュース 連携医を訪ねて(第12回)

当院と連携されている医療機関をご紹介いたします

 シリーズ第12回目は、新宿区にあります「神楽坂医院」の安部 通 院長に東京逓信病院の印象などを当院、地域連携・医療福祉相談室長の寺島 裕夫副院長兼第一外科部長がインタビューに伺った模様を紹介します。

【寺田病院長へのインタビュー】

「神楽坂医院」
安部 通 院長

寺田院長顔写真

経歴
昭和36年3月、東京都新宿区生まれ。新宿区立四ツ谷第六小学校、独協学園、獨協大学ドイツ語学科卒業後、平成3年3月、獨協医科大学卒業、平成10年3月、順天堂大学医学部大学院(外科系麻酔科学)卒業後、平成15年10月、神楽坂医院を開院し、現在に至る。


病院の特色等について

(寺島)先生のご略歴とクリニックの特徴について教えてください。
(安部)地元に根付いた患者さんに寄り添うようなクリニックを作りたいということが、開業するに当たって一番考えていたことです。その上で疼痛(ペインクリニック)治療に関しての専門性を出したいと思いました。開院して11年目ですが、当初に比べて随分認知されてきました。痛みということで遠くから来られる患者さんも増えてきましたし、病院から逆紹介を受けることも増えてきました。

(寺島)この場所を選ばれた理由はありますでしょうか。

(安部)一番は、当院の診療方針で、地元に密着した診療を実践する上でビル診療ではないアットホームな環境を患者さんに提供したかったからです。
(寺島)何か、先生と土地の結びつきがあるのでしょうか。
(安部)私は出身地が新宿区市谷本村町なのですが、20代ぐらいまで過ごしていました。そんなことから同じ新宿区内で診療を行いたいという思いがあったのがひとつです。また、大学は文学部で4年勉強して、教員免許を取ったりもしたのですが、再度、大学の医学部に入りました。

(寺島)医学部に転入した理由はどのようなことでしょうか。

(安部)元々文科系より理科系の方がという思いもありました。医学自体の魅力が人を中心とした総合的学問だということが一番です。何でも診られて、先々開業が出来るような診療科ということから麻酔科を選択しました。また私のおじが市ヶ谷で開業していたので、今はもう閉院しているのですが、それを見ていたということもあると思います。病院に勤めるより、開業して患者さんの痛みを診ることでその方が病前よりも元気になるような治療を心がけています。
病気を治すのはもちろんですが、病気を治しても、治った後、逆に元気がなくなるような方もいらっしゃいます。「病気というものは治るものだよ」「病気をきっかけにした気付きをもとにして、よりよい人生を!」といった健康観、人生観が自分にはあります。

(寺島)医療の原点ですかね。
(安部)そうですね。もちろん人それぞれ違うと思いますが、病気自体を治すという目標はやはり大事で、科学的なアプローチは必要となりますが・・・。
(寺島)精神的なところも大きいですよね。
(安部)そうですね。

東京逓信病院との関係・印象を…

(寺島)東京逓信病院の印象はどうですか。
(安部)東京逓信病院はとても明るい雰囲気で、相談しやすい病院に変わってきたと思います。大学病院では今でも閉鎖的な所があります。以前はそのような印象もありました。イメージを変えることが浸透してきているのではないかと思います。患者さんの希望もありますが、基本的には、診療していただく先生が大事だと思います。お返事とか電話などのやり取りで先生のお人柄もつかめますので、つながりを大切に思っています。地域連携室もよく機能していると思いますが、どうしても人が変わったりすると話が通じなかったり電話の対応で印象が悪い時もあります。これは他の病院でもそうだと思いますが東京逓信病院はきちんと外に開こうという姿勢が感じられます。すばらしい先生方がいらっしゃって、いつ紹介してもきちんとしたレスポンスをいただいて、常に私も勉強させていただいています。
(寺島)ご意見ありがとうございます。そのような事をどんどん言っていたただいて、私どもも変わっていかないと取り残されてしまいますので、貴重なご意見をこれからもよろしくお願いします。
(安部)わかりました。

当院に求めるものは…

(寺島)東京逓信病院にほかに何か望むことはありますか。
(安部)東京逓信病院は、診療科がたくさんあります。各診療科とバラツキガないやり取りが出来ると良いと思います。紹介のパンフレットの充実とか今日はこの医師がいるなど、リアルタイムで分かれば良いと思います。
(寺島)当院の場合は、セキュリティの問題があり、今の現状では実現が難しい状況ですね。

(安部)確かにセキュリティの問題があると思います。今はセキュリティ以上に患者さんにとって情報の共有の必要性が高い時代だと思っています。セキュリティがあるからという理由で蓋をしてしまうといかがかと思います。病院の診療所ではそれぞれがカルテの電子化を身を削って行っていました。本来なら、厚生労働省主導で患者さんの保険情報を共有できるようなシステムを構築すべきだと思います。大病院は、保険行政の中心なので、主導していっていただければありがたいです。
(寺島)たしかにそのようなシステムが出来ればよいですね。
(安部)東京逓信病院は以前から言われている二人の主治医制を標榜していることを考えると、二人の主治医が時間も場所もバラバラのところで診ているとなると行き違いが生じますよね。それを防ぐ為には最低限情報を共有しなければならないと思います。情報を共有して、同じ方向を向いて診察しているのが患者さんに伝わらないと意味がないです。
(寺島)そうですね。
(安部)今後、紹介・逆紹介の連携がますます重要になると考えていますが、患者さんに有益で納得してもらうものになるためには、どちらに言っても主治医があなたの事を診ていますという印象を与える事ができるかが町医者としては大切ではないかと思っています。
(寺島)当院も先生のご期待に添えるよう対応していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。

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