シリーズ第21回目は、さとう内科医院で院長をされています佐藤 元先生に東京逓信病院の印象などを当院、地域連携・医療福祉相談室長の江藤 隆史副院長兼皮膚科部長がインタビューに伺った模様を紹介します。
「さとう内科医院」
佐藤 元 院長
(江藤)日頃の診療業務等でのご苦労など何かございますか。
(佐藤)ここは医療モールなのですが、開業してから半年近くは当医院と薬局しか入ってなく、患者さんに対する認知度が低く、どうやって当医院を知っていただこうかということで苦労しました。内科は、特に定着するまで時間がかかるということは聞いていました。春先から歯科・整形外科・皮膚科・眼科のクリニックが開業し、春を過ぎ夏くらいから患者さんが増えてきて、軌道に乗ってきたかなと感じています。
(江藤)先生の専門は循環器ですが、内科全般は診察されるのですか。
(佐藤)そうですね。
(江藤)子供は、診察しますか。
(佐藤)地域密着型で何でも診察しますというスタンスも勿論いいのですが、循環器はご高齢の方がメインの疾患なので、そちらに力を入れて診察していくことの方が、地域医療に貢献出来るのではないかと私は考えています。
(江藤)先生は、以前当院に勤務しておりましたが、外から見て改めて当院の印象は、いかがでしょうか。
(佐藤)以前勤務していた病院なので、愛着もありますし、相談し易いと思っております。困った時には、頼りにしています。
(江藤)ありがとうございます。当院の紹介制度については、いかがですか。
(佐藤)血管外科、内分泌・代謝内科、消化器内科、もちろん循環器内科にも患者さんを紹介したことがあります。患者さんに伺うとやはり近い所がいいというご希望が強いですね。当医院からだと乗り換えないといけないので、その点が難しいですね。
(江藤)確かにそうですね。当院への受診希望の患者さんがいれば、是非、紹介よろしくお願いします。
(江藤)当院に今後、望むことはありますか。
(佐藤)教育という意味でも、生え抜きの医師を増やして欲しいですね。研修医・専修医を教育・指導するという体制を整えられるといいですね。トップダウンで研修に参加させるのではなく、空いた時間などを利用して中堅クラスの医師が教えてあげれば、若い医師も興味を持って貴院に残る医師が増えるのではないかと思います。
私も貴院に勤務していた時に、先輩医師に色々と教えていただきました。そして、後輩医師にエコーを教えたりしていました。その後輩が、そのまた後輩に伝えていくというサイクルが出来るといいのではないかと思います。
(江藤)貴重なご意見ありがとうございました。本日は、お忙しい中、ありがとうございました。