ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  がんケア  呼吸器内科
ここから本文です。

呼吸器内科

呼吸器内科部長 大石 展也
呼吸器内科部長 大石 展也

早期肺がんから進行肺がんまでを縦と横のトータルケア

肺がんの死亡率は、男性のがん死亡率の第1位、女性のがん死亡率でも胃がんについで第2位となっています。また、肺がん死亡率は、男性では、わずかですが減少傾向にあるのに対して、女性では、現在増加傾向が明らかです。当科においても、全入院患者に占める肺がん患者数の比率が、平成13年度には25%であったものが、平成17年度以降40%台に増加しています。

一般に、ある病気の診療は、その診断と治療にわかれます。肺がんに関していえば、まず健康診断や人間ドックでのX線検査、あるいは血痰・胸痛などの症状を契機に、胸部X線検査あるいは胸部CT検査で異常を見つけます。陰影の大きさ、形、時間による変化などから、がんの可能性を考えた上で、喀痰検査、気管支鏡検査、エコーやCTを利用した針生検検査などを組み合わせて診断していきます。最近は、CT検査などが普及してきており、当科では、1cm前後の小型肺がん(図)の診断も可能となってきています。

診断がつけば、次に治療法の選択です。一般的に、肺がんそのものに対する治療法には、外科療法、放射線療法、化学療法(抗癌剤治療、分子標的薬治療)がありますが、その選択の上では、次の2つの点が重要です。

第1は、言うまでもなく病状の進行度です。近年では、進行肺がんでも、前記治療の組み合わせ、分子標的薬治療薬含めた薬剤の選択などによって、予後の延長が得られてきています。

また、治療法選択の上で、もう一つ重要な点は、その患者さまの合併症、基礎疾患などを含めた全身状態です。一般的に、肺がんは高齢者に多く見られる疾患で、種々の合併症、基礎疾患を持っている場合も多くなっています。

また、“がん”といった大きな病気の診断を下されたことに対する精神的不安定さも、治療効果への影響も含めて、さまざまな場面で、しばしば他人には推し量れないほどの大きな影響をおよぼすことがあります。肺がんを診断し、治療していく上で、それらが問題となることも多く、常に“全身病の一部としての肺がん”診療という視点で診ていける環境が重要です。

以上、当科では、早期肺がんの診断から進行肺がんの緩和医療までの「“縦”のトータルケア」と、常に患者さまのQOLを考えた全身管理の中での肺がん診療という「“横”のトータルケア」を心がけております。“肺がん”に関して、何か疑問に思う点、不安な点などあれば、呼吸器内科を受診し、気軽にご相談ください。

右肺の小型肺がん
図:右肺の小型肺がん

こちらもご覧ください

「けんこう家族」第90号(平成20年10月1日)  肺がん(内科)

ここまで本文です。
ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
^このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です