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けんこう家族 第90号【3】

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ヘリカルCTによる肺がんCT検診

放射線科医療技術主任 保川 裕二

放射線科医療技術主任 保川 裕二

CT検査はここ数年の間にテレビや新聞等で多く取り上げられるようになり、X線単純写真(いわゆるレントゲン写真)と同じくらい、広く皆さまに知られている検査になりました。同時に、病気の診断においてCT検査は重要な役割を担ってきているともいえます。

この背景にはCT装置の急速な技術進歩により、早く正確な検査が可能になったことがあげられます。当院では2003年という早い時期にマルチスライスヘリカルCT装置を導入し、より詳細な診断が行えるようになりました。現在は、このCT装置を肺がん検診にも用いて、肺がんの予防、早期発見に役立てています。ここでは「ヘリカルCTとは?」「CTによる肺がん検診」「被ばくについて」という順序で解説していきます。

ヘリカルCTとは?

CT装置
CT装置

CTとはCOMPUTED TOMOGRaPHY=コンピュータによる横断層撮影(体の輪切りのような画像)の略です。ヘリカルとは螺旋を意味しています。ヘリカルCTによる検査は、CT装置の輪の中を寝台に横になったままゆっくりと移動しながら撮影を行います。この時、X線により体を螺旋状にスキャンしてデータを収集し画像を作成します。数年前までは肺全体をスキャンするのに30秒以上かかっていたのですが、マルチスライスCTの登場により現在では約6秒でスキャンが可能です。息を止める時間が短いことは検査を受ける方の負担は軽くなりますし、また短時間でしっかりと息止めが行われることにより正確な撮影データを得ることができます。

CTによる肺がん検診

マルチスライスCTでは、肺を輪切りの状態で隅々まで観察することができます。さらに輪切りにする厚さを2MM以下まで設定することが可能ですので、より小さな病変も発見することができ、検診の目的である早期発見・早期治療に大きく貢献できます。現在ではCT検診学会も設立され、全国的に広く普及してきています。

冠状断像冠状断像
冠状断像/横断像

被ばくについて

CT検査は、X線を使用しますのでどうしても被ばくを伴います。またX線単純写真と比べてX線の量が多いことも事実です。しかし、CT検査による情報量はとても多いですし、病気の早期発見率も高く、メリットはかなり大きいといえます。もちろん被ばくが少ないに越したことはありませんので、当院では専用の人体模型を使用して、できる限りX線量を少なくして情報量の多い検査を行えるよう検証し、検査を行なうようにしています。検査の内容や検査ごとのX線量を記載した冊子も閲覧できるようになっています。

がんの治療には早期発見が大切です。ヘリカルCTによる検診は早期発見にとても役立つものですので、一度受検されることをお勧めします。

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