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けんこう家族 第92号【6】

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糖尿病闘病記 第2回

精神科部長 亀山 知道

精神科部長 亀山 知道

空腹時血糖値135で、内科部長に「まぎれもなく糖尿病です。」と宣告された私は、早速「糖尿病を克服するぞ。」と決意しました。私の頭の中に浮かんだことは、食事療法(カロリー制限)と運動療法でした。「糖尿病の薬や注射は用いないで治そう。1年間で10kg減量するぞ。」と心に決めました。「今日から断酒する。」と宣言したのですが、外来のベテラン看護師は、「亀山先生が断酒するなんて絶対無理。すぐに飲む。」と言いました。

断酒を宣言した夜、飲み会がありました。周りがアルコールを飲んで楽しく騒いでいる中、自分ひとりがウーロン茶を飲んでいるのは辛い限りでしたが、外来看護師の言葉を思い出し、「それみなさい。私が言った通りでしょう。」と言われるのがしゃくで、「意地でも飲まないぞ。」と思い我慢しました。その夜は好きなカラオケも1曲も歌わずに帰りました。

翌日の夜は、部長室で夕食を摂りました。コンビニでいつもより少ない量の食料を買い、ゆっくり食べました。アルコールは飲みませんでした。ゆっくり食べるコツを自分なりにつかみました。1回に口に入れる量を少なくする、何回も噛む、噛んでいる間は箸を置く、口の中の物がなくなってから箸を持つ、といったことが大切です。この日の夕食はいつもより少量でしたが、満腹感がありました。間食をやめるための工夫もしました。1日3食はきちんと摂り、食後すぐに歯をみがく。歯をみがいたら、次の食事まで、食べ物はいっさい口にしないと決めました。歯みがきは間食防止に効果がありました。

さて、問題はアルコールです。5日間断酒しましたが、アルコールの禁断症状は出ませんでした。自分はアルコール依存症ではないぞ、と自信が出てきました。しかし、断酒6日目の日曜日は、大学時代の友人達と昼間から飲むことになっている日でした。その日は朝から大雪でした。私が「今日はアルコールを飲まない。糖尿病になったので断酒している。」と言ったところ、「おまえがそんなことをするから大雪が降るのだ。おまえが飲まないと雪がやまない。大雪で帰れなくなったら困るから飲め。」と言われました。友達のためと思い、仕方なく6日ぶりに昼からビールを飲みました。不思議なことに、私がビールを飲んだ直後から雪がやんできました。そんな訳で、断酒は5日間で終わりました。

アルコールについては、ひとりで食事をする時や一緒に食べる人が飲まない時には飲まないことにしました。これは楽に守れます。宴会で周りが飲む時には私も飲むことにしました。無理に我慢しても、ストレスがたまる一方で、良いことはないと判断しました。それでもアルコール量は随分減りました。

私はなぜ断酒ができないのだろうと考えていたところ、思い当たることがありました。私は子供の頃から、体育、運動が苦手でした。小学生の頃、友達は逆立ちをやっていましたが、私は全くできませんでした。私には逆立ち(酒断ち)はできないと納得しました。

次回は、運動療法について話をします。

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