ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第93号
ここから本文です。

けんこう家族 第93号

第93号 平成21年7月1日発行

PDF版はこちら (770KB)

目次 |

目次

東京逓信病院ニュース「けんこう家族」vol.93 <DPC特集>
DPC(診断群分類別包括評価による支払制度)の導入について

当院では、平成19年度から2年間、DPC準備病院として厚生労働省の調査に協力して参りましたが、平成21年7月1日から、一般病棟にご入院の患者さまの医療保険制度による入院医療費は、DPCにより会計をさせていただくことになりました。

以下にDPCについての説明をさせていただきます。

〈DPCとは?〉

DPCとは、「DIaGNOSIS PROCEDURE COMBINaTION」の略で、傷病名、病状、手術、処置、検査等により、患者さまの入院の治療内容を分類(以下、診断群分類といいます。)して、その診断群分類ごとに医療費を計算する新しい制度のことをいいます。

DPCの制度は、平成15年度から大学病院などの全国82の特定機能病院に導入されましたが、年々導入病院が増加し、平成21年度からは、当院も含めて、全国約1280の病院が、DPCの制度により入院医療費の会計を行っています。

〈何故DPCを導入?〉

DPCを導入することは、何故必要なのでしょうか。

DPCの制度的なメリットとしては、医療費の抑制があります。日本は高齢化社会となり、これから、医療費は伸び続けると予想されています。DPCの導入は、全国の病院の在院日数を短くする効果があり、結果、医療費の抑制につながると考えられています。

また、DPCでは、診断群分類別に1日当たりの医療費が決まっていることから、無駄のない効率的な医療を追求することになり、結果、医療費の抑制につながると考えられています。

DPCの制度的なメリットとして、もうひとつ、医療の平準化があります。全国のDPC対象病院、DPC準備病院から厚生労働省に集められた診療に関するデータが集計され、公開されることにより、診療に関して病院間に差がなくなり医療の平準化につながると考えられています。

さらに、厚生労働省は、DPC対象病院は急性期医療を担う病院であると位置付けています。急性期医療を行なうためには、DPC対象病院であることが望ましい訳です。

当院は、社会的に医療費の抑制、医療の効率化、平準化に貢献するため、また、当院の理念である「地域及び職域の中核医療機関として、信頼される質の高い医療を提供します。」に基づき、急性期医療を担う病院として、DPCを導入するものです。

〈DPCによる入院費の計算方法は?〉

それでは、DPCによる入院費の計算は、どのように行なうのでしょうか。  DPCによる入院費は、ご入院の患者さまにおいて、「最も医療資源が投入された傷病名」を基本に、「その他の傷病名」「病状」「検査」「治療内容」に応じて厚生労働省が定めた診断群分類ごとの1日当たりの定額医療費に医師の手技料や病院ごとの施設基準による加算などをプラスして計算します。  なお、ここでいう「医療資源」とは、診療報酬の点数のみならず、医師、看護師、技師等の労力も含むものです。  これを図で表すと次のようになります。

〈包括評価と出来高評価の関係は?〉

DPCでは、「診断群分類別の1日当たりの定額医療費」により計算される部分を包括評価、「医師の手技料等」により計算される部分を出来高評価といいますが、それらは、どのような関係になっているのでしょうか。  従来の計算方法と比較して、図で表します。

〈医療費はどうなる?〉

DPCでは、「最も医療資源が投入された傷病名」「検査」「治療内容」などの組み合わせとご入院の日数により医療費が決まりますので、積み上げ式の診療費と比べて、高くなる場合もありますし、安くなる場合もあります。

〈入院の途中で「最も医療資源が投入された傷病名」が変った場合は?〉

患者さまの容態により、診療科の変更や治療内容の変更があり、基本となる「最も医療資源が投入された傷病名」が変わる場合は、「診断群分類別の1日当たりの定額医療費」も変わります。したがいまして、お支払い後に「最も医療資源が投入された傷病名」に変更があった場合は、入院の初日からさかのぼって入院費を再計算することになります。その際に発生した過不足については、精算することになります。

〈DPCの対象は?〉

 一般病床にご入院の患者さまの入院医療費については、DPCによる会計の対象となりますが、以下の場合は従来の方法で会計します。

  1. 従来の方法により会計することとされたDPCの診断群分類に該当する方
  2. 労災、公務災害、自賠責など他の制度の適用となる方
  3. 自費診療の方
  4. 治験に協力いただいている方
  5. DPCでは会計できない治療を実施した方や新規高額薬剤を使用した方
  6. ご入院後24時間以内に亡くなられた方
  7. 臓器移植術を行った方

なお、精神科病棟・歯科口腔外科にご入院の場合も、従来の方法で会計します。

以上、DPCについて、説明させていただきました。

先の項で述べましたとおり、当院は、医療費の抑制、医療の効率化、平準化のために、また、当院の理念に基づき地域及び職域の急性期医療の質を更に高めるために、DPCを導入いたしました。

当院ご利用の方におかれましては、何卒、ご理解ご協力をお願いいたします。

目次 |

ここまで本文です。
ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
^このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です