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けんこう家族 第98号【2】

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DPC(Diagnosis Procedure Combination;包括評価方式)と持参薬

薬剤部 薬剤主任 村井 宗正

薬剤部 薬剤主任 村井 宗正

 当院では平成21年7月1日より一般病棟にご入院の患者さまの健康保険による入院医療費は、DPCにより会計をさせていただいています。それにあわせて、入院される患者さまには普段お使いの薬(持参薬)とお薬手帳やお薬説明書をお持ちいただくようご案内しています(図1)。今回はDPCおよび持参薬と薬剤師の関わりについてお話したいと思います。

DPCとは?

 DPC導入以前は、患者さまが受けた検査・処置・薬といった診療行為の積み重ね(いわゆる出来高方式)によって入院医療費を計算していました。DPC導入後は患者さまの入院の治療内容を分類(診断群分類)して、その診断群分類ごとに医療費を計算します。DPC制度は、平成15年度から導入がはじまり平成21年度からは、当院も含めて全国約1280の病院がDPC制度を導入しています。

図1
図1

・なぜDPCを導入するのですか?

 DPCの制度的なメリットとしては、無駄のない効率的な医療の追求による医療費の抑制、全国のDPC病院から集められたデータの公開による医療の平準化があります。また、厚生労働省ではDPC対象病院が急性期医療を担う病院であると位置づけています。当院は、医療費の抑制、医療の平準化に貢献するため、また、当院の理念である「地域および職域の中核医療機関として、信頼される質の高い医療を提供します。」に基づき、急性期医療を担う病院としてDPCを導入しました。

・DPCによる入院費の計算方法は?

 DPCでは「厚生労働省の定めた診断群分類ごとの一日当りの定額医療費」により計算される包括評価と「医師の手技料等」の出来高評価の合算となります(図2)。投薬(治療に使われる内服薬や外用薬等)は包括評価になりますので、入院される患者さまには入院前にお使いのお薬についてはお持ちいただくようにご案内しています。

図2
図2 DPCによる計算方法

持参薬と薬剤師の関わりについて

・持参薬を使用するまでの流れ

 当院ではすべての病棟に担当薬剤師を配置しています。患者さまが持参された薬(持参薬)・お薬手帳・お薬説明書等はまず看護師がお預かりします。薬剤師は持参薬の中身とお薬手帳・お薬説明書を確認して患者さまに服用方法を確認させていただきます。同時にアレルギーや副作用歴、薬に対する不安な点についてもうかがいます。特に副作用やアレルギー歴は、今後の治療に際し使える薬と使えない薬を判断するのに非常に重要ですので詳細に質問させていただきます。患者さまとのお話終了後、持参薬報告書を作成し主治医に報告します。
 主治医が必要と判断した持参薬を入院後使用することとなります。持参薬は、入院中の薬物治療方針に基づき、①持参薬の使用を途中で中止したり、②投与量の増減時に、医療安全の観点から持参薬と同じ薬であっても院内の処方に切り替える場合があります。

・代替薬の報告

 報告書を作成する際は、当院で採用していない薬剤に関しては、当院での代替薬もあわせて報告をしています。当院で採用されている同じ名前の薬でも規格(1錠あたりの薬の量)が違っていたり、最近は後発品に代替調剤されている場合もあります。患者さまの持参薬が無くなって院内より処方する際などに医師が正しく処方できるようにしています。

・相互作用の確認

 持参薬服用開始後は持参薬と当院より処方される薬との飲み合わせ(相互作用)を確認しています。薬によっては飲み合わせの悪い組み合わせもあり、病棟担当薬剤師は入院後使用する薬(当院より処方される薬、持参薬)について相互作用などの確認を行い、必要な場合は主治医に報告し、相互作用を回避できるようにしています。また、薬によっては食べ物や飲み物との相互作用があるものもあり、病院での食事に相互作用のある食べ物が出ないように食事の制限を依頼することもあります。

・服薬指導の実施

 持参薬については患者さまが理解されている場合も多いですが、薬効や副作用、服用上の注意点などについて改めて病棟担当薬剤師より服薬説明をしています。

 入院される際は、普段お使いの薬(持参薬)とお薬手帳やお薬説明書をお持ちいただくようお願いします。
 薬剤師は患者さまの薬物治療が適切に行われるように相互作用や副作用発現の確認、注射薬の混合、服薬指導など薬学的管理を行っています。病棟薬剤師が伺った際には、薬に関することはお気軽にご相談ください。

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