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けんこう家族 第98号【6】

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ナースステーション
抗VEGF療法

5階西病棟 看護師長 大野 正子

5階西病棟 看護師長 大野 正子

 5階西病棟は外科、眼科、泌尿器科の混合病棟です。
 外科では主に消化器・乳房の疾患、眼科では白内障、緑内障、加齢黄斑変性症、泌尿器科では腎臓、膀胱、前立腺の疾患で手術を受ける方が多く入院されています。疾患の特徴から入院期間が短く、さらに入院から退院まで患者さまの状態は大きく変化します。不安を抱えておられるであろう入院生活をできるだけ快適にお過ごしいただけるよう、スタッフ一同ケアにあたっています。また、クリティカルパスを用いて入院時より術前・術後・退院後の治療や日常生活への注意点などを明確にし、患者さまが安心して治療を継続できるよう配慮しております。
 さて、今回は眼科で最近注目されている抗VEGF療法についてご紹介しましょう。  ものが「ゆがむ」「欠ける」「中心がぼやける」といった見え方の異常を感じたことはありますか?こんな症状は加齢黄斑変性かもしれません。
 加齢黄斑変性症は、歳をとるとともに網膜の中心部である黄斑が障害され、視力低下や変視症などがおこり視野の中心が見づらくなる病気です。黄斑部の脈絡膜から新生血管と呼ばれる異常な血管が生えてくるタイプの滲出型は、症状の進行が速く、急激に視力が低下していきます。この新生血管は破れやすいため、黄斑が出血したり、むくんだりして、ものを見る細胞の機能が障害されていきます。
 抗VEGF薬は新生血管の成長を活発化させる体の中のVEGF(血管内皮増殖因子)という物質の働きを抑える薬で、ルセンティスとマクジェンの2種類があります。この薬を眼内に注射することで新生血管の増殖や成長を抑える効果があるのです。抗VEGF薬による薬物療法は、導入期と維持期で異なります。導入期では、月1回抗VEGF薬を白眼の部分から眼の中心の硝子体という場所に向けて注射します。これを3回繰り返します。その後の維持期は、眼の診察や検査で症状をみながら、必要に応じて注射します。検査は必要に応じて月1回、視力検査と眼底検査、場合により光干渉断層撮影等を行います。
 治療は手術室で行いますが、当院では入院するか入院せずに行うかをお選びいただくことができます。

〈治療後の注意〉

 注射後1週間は感染のおそれがあるので、次の症状がある場合は外来を受診してください。
 ・眼の痛みや不快感
 ・眼充血の悪化
 ・目やに
 ・光に対する過敏症
 ・飛蚊症(目の前を小さな「浮遊物」が飛んでいるように見える)
 ・視力の低下を感じる

 日常生活で気をつけていただくこととして、
 *点眼薬は清潔な手で扱いましょう。
 *眼に不快感があっても、手で眼をこすらないようにしましょう。
 *治療後に眼がかすむなどの症状が続いている間は、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
 *注射後の入浴、洗顔、洗髪については、医師の指示に従ってください。また、治療を受けている眼に水が入らないように十分に注意してください。
 日常生活に支障を感じたら、もう歳だから・・と思う前にぜひ一度受診されてみてはいかがでしょうか。

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