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ホーム  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第104号【4】
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けんこう家族 第104号【4】

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病棟薬剤業務について

薬剤部 副薬剤部長 並木 路広

薬剤部 副薬剤部長
並木 路広

当院では各病棟(ICUを除く)に、病棟担当薬剤師を配置しています。病棟担当薬剤師は、平日の日中に病棟に常駐して活動しています。

入院時

 患者さまが入院される際に持参いただいた、入院までに服用・使用されていた薬(持参薬と称しています)について、薬品名・規格含量、投与量、薬効、持参された数量を確認しています。担当薬剤師が患者さまと面談して、薬の副作用歴やアレルギー歴、服薬状況(のみ忘れの頻度)や市販薬・健康食品の使用などをお聞きします。(保険薬局で交付されるお薬説明書、お薬手帳は参考になりますので、ご持参ください。)
 薬剤師が確認した持参薬の情報は電子カルテに記録して、医師・看護師等の病棟スタッフで情報を共有するようになっています。そして、今回の入院中の薬物治療方針に基づき、個々の持参薬の継続の有無が決定されます。
 患者さまからは、「入院時に薬やアレルギー歴について、医師・薬剤師・看護師から同じことを何度も尋ねられる」との苦言を呈される場合がまれにあります。入院中に適切な薬物治療を受けていただくために、医学、薬学、看護学の各々の観点から確認させていただくという医療安全上重要なことですので、ご理解ください。また、「持参薬が入院中も継続になって、私の場合は自分がベットサイドで持っていることになったのに、催眠薬が手元にないのはなぜ?」と尋ねられる場合があります。催眠薬など一部の薬は、法令で向精神薬と定義され、病院では集中して管理することが求められていますので、原則としてナースステーションで管理させていただいています。

入院中

病棟担当薬剤師は、患者さまと面談し、治療に用いる薬(内服薬、外用薬、注射薬)について、薬品名や作用、使用上の留意点や副作用が発現した場合の症状などの服薬説明をしています。患者さまからの薬についての疑問や不安などもお尋ねして回答しています。その際、薬剤師は、薬が目的とする効果を示しているか、副作用を疑う症状がでていないかなども確認しています。(これらを服薬指導と称しています。)面談の際には、薬の写真と薬効、注意点などを記載した説明書をお渡しして説明するなど、わかりやすい説明となるよう心がけています。
 病棟の約40人の患者さまを一人の病棟薬剤師が担当しているため、毎日全ての患者さまのところに伺うことはできませんが、薬物治療方針が大きく変わる場合や、毎週定期的に患者さまと面談することにしています。
 患者さまと面談していない日でも、日々、処方内容の確認、薬の効果や副作用発現の指標となる臨床検査値の確認を行っています。病棟に常駐して、薬の適正使用情報を提供したり、薬物治療の検討や病状などについて、医師・看護師と情報交換をしながら、チーム医療の一員として患者さまの薬物治療に携わっています。

退院時

患者さまが退院する際には、ご自宅にて継続して使用する薬に関して、患者さまと面談して、のみ方・使い方や薬効、注意事項などを説明しています。

注射薬の混合

入院患者さまに点滴投与する注射薬は、午前と午後の1日2回にわけて薬剤師が混合しています。病棟に5カ所の薬局(サテライトファーマシー)を設けています。そこでは、クリーンベンチ(写真2)という清浄な空間をつくる装置を使用し、1回投与分ごとの注射薬の混合を無菌的な操作により行っています。  また、各病棟で汎用される注射薬の在庫管理は、病棟担当薬剤師が担っています。
多くの病院で薬剤師が服薬指導をしていますが、薬剤師が病棟に常駐して薬剤業務を行っている病院は少なく、当院では平成17年から常駐を開始した結果、医療安全に寄与するという評価が得られています。今後とも患者さまから顔の見える薬剤師を目指して信頼を得られるよう努力してまいります。


画像1 病棟担当薬剤師


画像2 病棟担当薬剤師

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