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けんこう家族 第104号【5】

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認知症の老老介護―続編
―デイサービスの利用 第2回

精神科 部長 亀山 知道

精神科 部長
亀山 知道

83歳の母が、ひとりで認知症の父を介護しています。いわゆる「老老介護」です。
 母を助けるために、ひとり暮らしの叔母(母の2歳年下の妹)と私の姉夫婦と私が、休みの日に両親の家に行くことにしました。このように、土日の日中は、家族、親戚が集まるので、母も一息つくことができます。しかし、月曜日から金曜日までは母がひとりで父の介護です。これでは、母の身体が持ちません。
 そこで、介護保険を使って、デイサービスを利用することにしました。デイサービスは週1回から始め、徐々に回数を増やしてもらい、最近は月から金まで週5回通わせていただいています。父ははじめ乗り気でなかったのですが、慣れるにつれて楽しくなったようで、毎朝、車でのお迎えを楽しみに待っているようになりました。デイサービスは本当に助かっています。母ひとりで自宅での介護を10年以上続けられているのはデイサービスのお蔭です。特に、父が通わせていただいたデイサービスは、利用者の数を少なく抑え、それを多数の職員がみてくれる、良心的なところです。気位が高く、気難しい父が喜んで通えるのは、職員の方々が父の気持に沿って、行き届いたお世話をしてくださるからです。しかも、利用料金は高くはないのです。
 一般的には、皆で一緒に歌を歌ったり、ぬり絵をしたりというところが多いのですが、ここのサービスは画一的ではなく、利用者の興味・関心、生活状況に応じて、ひとりひとりに適切な内容のサービスを提供してくれる質の高いところです。  外来の認知症の方にデイサービスをお勧めすると、ほとんどの患者さまは、「私はそんなところには行きたくない」と言います。こういう返事が返ってくるのは、私の父ばかりではありません。
しかし、デイサービスに通い始めると、だんだん楽しくなってくるようです。だから、はじめは週1回でも良いのです。回数は少なくても、毎日ほとんど外に出ず、自宅に引きこもっている認知症の老人が、週1回でもデイサービスに行って、新鮮な刺激を受けることは治療的に意味のあることです。しかも、その時間、介護をしている老人は身体を休めることができます。デイサービスに慣れて、楽しくなってくればしめたもので、徐々に回数を増やしていくことができます。
 父の場合は、デイサービスを週1回から始めました。認知症の進行とともに、介護判定が重くなり、介護保険で利用できる金額が増えていきましたので、それに応じて、デイサービスの回数を徐々に増やしていただきました。そして、最近は月曜日から金曜日まで、週5回、デイサービスを利用させていただいています。  土日は家族、親戚が集まるし、これで、万全と思ったのですが、しかし、これですべてが解決したわけではありませんでした。

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