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けんこう家族 第105号【7】

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褥瘡(床ずれ)ケアについて

看護部 皮膚・排泄ケア認定看護師 秡川(はらいかわ) 恵子

看護部
皮膚・排泄ケア認定看護師
秡川(はらいかわ) 恵子

 褥瘡(じょくそう)とは、身体の同じ部分に長時間の圧迫やずれが加わり、皮膚の循環障害が起こりできた傷のことを言います。主に骨の出っ張っている部分にできやすく、最初は痛みや皮膚が赤くなっているだけですが、徐々に水ぶくれや、赤いところがじくじくしてきて皮膚がむけてしまったり、ひどくなると黒くなり膿や熱がでたりします。褥瘡は放っておくと傷から細菌が入り、菌が全身にまわると命の危険もあります。そのため、小さな傷でも早めに対処することが大切です。

 最近では褥瘡の原因が明確になり、(1)自分で寝返りがうてない、(2)やせて骨が出っ張っている、(3)関節が固まっている、(4)栄養状態が悪い、(5)むくみがある、(6)尿や便失禁など体が蒸れている場合に褥瘡発生の危険が高くなると言われています。このような状態にある方は寝たきりの高齢者だけでなく、若くても治療上安静期間が長い場合や具合が悪ければ一日でも褥瘡ができてしまいます。当院では、入院された患者さま全員に入院時、看護師が褥瘡ができやすいかどうかを観察、判断し、褥瘡ができやすいと判断された患者さまに対して褥瘡を予防するケアを提供しています。褥瘡を予防するケアとは、ずばり、褥瘡の原因を取り除くことです。例えば、自分で寝返りがうてない方には、身体の同じ部位に圧迫が加わりやすいので、ベッドのマットレスを褥瘡予防用のマットレスに変えたり、定期的に体の向きを変えたりして圧迫を取り除きます。失禁などで皮膚が蒸れてしまう場合もオムツの当て方やスキンケアを工夫するなど、皮膚の蒸れを取り除くケアを行います。栄養状態が悪い場合は食事環境、食事内容の見直しを行い栄養状態の改善を図ります。また、当院では皮膚科医師、皮膚排泄ケア認定看護師、病棟看護師、薬剤師、管理栄養師で構成される褥瘡対策チームが褥瘡回診で訪問し、患者さま一人一人にあった褥瘡ケアを提供しています。

 昔と比べると入院期間が短くなり、褥瘡が治らないまま退院となる場合も増えています。そのため、退院前に病棟看護師や主治医、褥瘡対策チームと連携し、退院後安心して生活ができるようご自宅での療養環境を調整しています。近年では介護保険の利用により退院後もご自宅で褥瘡予防用のマットレスを使用することも可能になりました。また、患者さまの生活環境に合わせて必要があれば訪問看護師による褥瘡処置も可能です。

 褥瘡ケアについて困っていることがあれば当院では皮膚科外来が相談窓口となっておりますが、日常生活での予防や傷を治すためのケアの工夫については皮膚・排泄ケア認定看護師もご相談をお受けしますので、ぜひお声かけください。

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