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けんこう家族 第109号【2】

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風疹流行警報発令中 成人に予防注射を

小児科部長 小野 正恵

小児科部長
小野 正恵

 今、成人の風疹が大流行中です。大都市圏を中心に、今年はすでに全国で1万人を超える規模となっており、大半は成人男性。風疹はすでにおとなの病気となっており、事業所内での流行もめずらしくありません。現在34歳から51歳の世代は、中学1年生当時に女子のみが予防接種の対象だったためです。
 風疹は、発熱、全身の発疹(赤い細かいブツブツ)、耳の後ろや頚部のリンパ節腫脹が特徴で、成人では目の充血、関節痛が目立ちます。多くは自然に治りますが、中には血小板減少性紫斑病や脳炎などの重症例もあります。
 最も心配されていることは、先天性風疹症候群です。風疹の抗体が不十分な女性が妊娠早期に風疹にかかると、ウイルスが胎盤を通して赤ちゃんに感染し、生まれつきの難聴や心臓病、白内障、さらには精神遅滞を引き起こすことがあります。今回の流行で、全国ですでに11人のお子さんがこの疾患にかかってしまいました。
 この非常事態に対応して、妊娠希望女性や妊婦の夫などを対象に、多くの自治体は予防接種費用の無料化もしくは補助を決定しました。風疹は症状が出る前から感染力があり、実際にはどこでうつったかわからない患者さんもいることを考えれば、さらに幅広く、たとえ自費でもできるだけ多くの方に抗体をつけて欲しいものです。補助金の規定などは、お住まいの自治体にお問い合わせください。予防接種は当院でも行っています。(要予約)

2013ストップ風疹プロジェクト啓発ポスター
2013ストップ風疹プロジェクト啓発ポスター

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