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けんこう家族 第120号【7】

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『東京都・千代田区帰宅困難者対策訓練』に参加しました

去る、2月8日に飯田橋アイガーデンにて東京都、千代田区、麹町消防署、麹町消防団、東京逓信病院、近隣企業の参加で首都直下型地震を想定した災害訓練を行いました。東京逓信病院医療チームは地震によって怪我を負った方々を、軽症から重症までを選別する“トリアージ”といわれる訓練を主軸として参加させていただきました。皆さんは“トリアージ”という言葉を聞いたことはありますか?トリアージとは患者さんの重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことをいいます。語源は「選別」を意味するフランス語のtriage(トリアージュ)からきています。この歴史は古く、18世紀のフランス革命まで遡ります。当時のフランス軍衛生隊が始めた、野戦病院でのシステムでした。救急需要が同時多発で起きる戦争や災害では医療資源を効率的に配分し、最大多数の人命を救うことを目指します。医療者が“トリアージタグ”と呼ばれるカードを使用し、重症度に応じて色分けします。そのカードを患者さんの右手首に付けることになっています。このトリアージとは「小の虫を見捨てて大の虫を助ける」発想で、「全ての患者を救う」という医療の原則から見れば例外中の例外であり、トリアージを行う医療者にとっても相当のストレスとなります。東京逓信病院は近隣の方々と協力し、大規模災害時に備え常に訓練を行っています。皆様も機会がありましたら、地域の防災訓練に参加されて“いざ!”という時に備えて頂ければと思います。

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