当院の平田恭信院長が、平成29年の「歌会始の儀」に入選しました。1月13日に行われた「歌会始の儀」の様子はNHKで実況中継されましたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「歌会始の儀」は、毎年新春に皇族方が和歌を詠まれる宮中行事で、明治時代から和歌の一般公募が始まりました。今年の「お題」は「野」で、総数2万205人の応募の中から、平田院長始め10人の方が入選されています。
「手術野(しゅじゅつや)を おほふ布地は碧(あを)み帯び 無菌操作の舞台整ふ」
この平田院長の歌は、院内巡回の際の手術の様子を詠んだものです。
きびきびとした医療スタッフの動作の中に、これから始まるという緊張感が伝わり、手術の成功を祈って厳粛な気持ちになった時の心情を詠んでいます。
日頃から患者さんを想い、巡回を続ける平田院長らしい歌が入選したことは、職員にとっても誇らしい出来事となりました。
「歌会始の儀」の当日の様子や詠み始めたきっかけなど、当院ホームページに詳しく掲載してありますので、ご覧になってみてください。
※手術野……手術を行う領域、範囲のこと
※無菌操作… 細菌感染の予防のために消毒した器具を用い、外から微生物が入らないよう行う操作、手術