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網膜光凝固術
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網膜光凝固術

 レーザー光線を網膜に当てて網膜を熱凝固することにより網膜の病気を治療する方法です。糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症・未熟児網膜症・加齢黄斑変性症・網膜剥離・中心性漿液性網脈絡膜症・その他の眼底の病気が対象となります。

方法

 

図1
図1 
レーザー用コンタクトレンズを目の上に乗せて、レーザー光線を網膜に当てます。

 通常は外来でレーザー装置の前に座って顎台の上に顔を乗せて行います。点眼麻酔後、レーザー凝固用のコンタクトレンズを装着して、必要な場所にレーザー光線を当てます(図1)。
 レーザー光線を当てている時間は、1発が0.5秒くらいで、病気の種類と範囲により、それを数十発から数百発当てます。1回の治療時間は数分から15分くらいですが、糖尿病網膜症などでは、広い範囲にレーザー光線を当てなければならないので、一度には行わず、数回に分けて行います。網膜裂孔の場合では、レーザー光線を当てても網膜が接着するまで約2週間かかり、その間は網膜剥離が進行する可能性がありますので、激しい運動は控えたほうがよいでしょう。

危険性など

図2
図2
糖尿病網膜症でレーザー光線による
網膜光凝固術を行った後。灰色の丸い瘢痕が
レーザー光線を当てたところ。

 網膜の場所によっては 神経が近くを通っている場合があり、その付近にレーザー光線を当てるとずんとした痛みが起こります。また、強い光があたりますので、とても眩しく感じます。
 施術中に急に眼球を動かすと、網膜の中心を誤照射して視力が低下する場合があります。眼底出血や糖尿病網膜症の治療のために網膜光凝固術を行った場合は、網膜の中心部に浮腫がおこり、視力が低下する場合があります。
 レーザー光線が当たった部分の網膜は瘢痕(傷跡)になり(図2)、光の感受性が低下します。糖尿病網膜症などで広い範囲にレーザー光線を当てなければならない場合は、術後全体に暗く感じるようになります。

費用

 原因となった病気の種類によりますが、3割負担の場合、自己負担分は3万円~5万円くらいです。


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