ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  眼科  網膜剥離について  網膜剥離ではどのように見える?
ここから本文です。

網膜剥離ではどのように見える?

 網膜が硝子体に引っ張られてやがて破れると網膜裂孔ができて網膜剥離になってしまうのですが、網膜が破れる前の段階で、真っ暗なところでも光が見えることがあります。これを「光視症(こうししょう)」と呼んでおり、引っ張られる刺激により光が当たったのと同じ反応を網膜が起こし、光が当たっていないのに光を感じる現象です。周りが明るい時にも起こっているはずですが、気づかないことが多く、夜中にトイレに立った時など周囲が暗い時に気づく傾向があります。網膜剥離の前段階の症状ですが、他の原因でも起こります。
 網膜が破れて網膜裂孔ができると、網膜の裏にある色素上皮から色素細胞が眼内に撒き散らされます。それらの細胞の影が網膜に映り白や黒など様々の色の点々が目の中で動くのに気づくことがあります。これを「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼び、蚊のような小さな虫がたくさん飛んでいるように見えることから、この名前があります。飛蚊症といっても、その形や大きさは様々で、『虫みたいに小さな影じゃないから安心』ということはありません。飛蚊症は近視や老化でも起こりますが、網膜剥離が合併した時は、これまでの飛蚊症の症状が急に強くなったり、飛んでいる虫の数が急に増えたりします。このような自覚症状の変化があった時には、すぐにお近くの眼科を受診して散瞳眼底検査を受けてください。
 網膜裂孔を放置しておくと、裂孔から網膜の裏に水が回って、水膨れのために網膜が眼球の壁から剥がれてしまいます。これを「網膜剥離(もうまくはくり)」と呼び、網膜の裏にたまった水のことを「網膜下液(もうまくかえき)」と呼んでいます。網膜下液は時間とともにだんだん増えるし、眼球の動きによって網膜下液も動きますので、次第に網膜剥離を起こしている網膜の範囲は拡がっていきます。剥離した網膜の細胞は脈絡膜からの栄養分が届かなくなり、時間が経つと次第に死んでしまいますので、網膜が全部剥がれた状態を放置すると明暗もわからない、完全失明になってしまいます。しかし、最初のうちは網膜の一部分だけ剥がれているので、その場所だけが部分的に見えない状態が起こります。目の中に入る光は上下左右が逆転して網膜上に投影されますので、上の方に網膜剥離が起これば視野の下の方が欠けて、下の方に網膜剥離が起これば上の視野が欠けてきます。患者さんは「上からカーテンが下りてきた」などと表現されます。そして病気の進行とともに見えない範囲が拡がってくるわけです。


ここまで本文です。
ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
^このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です