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  糖尿病網膜症とは?
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糖尿病網膜症とは?

糖尿病の眼合併症

 糖尿病の患者数は少しずつ増加しているといわれています(図1)。糖尿病になると細い血管が詰まって血液の流れが妨げられるようになりますので、全身に様々な合併症が起こってきます。眼科で主に問題になるのは、網膜の血管が傷むことによって起こる、糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)です。糖尿病では、眼の合併症として、網膜症(30-40%)、白内障(60%)、角膜症(2%)、緑内障(1%)、眼筋麻痺(0.2%)、視神経症(0.1%)などが起こることが知られていますが、糖尿病網膜症が最も重要な糖尿病眼合併症です。

図1 糖尿病有病者数の推移(健康日本21 最終評価より)
図1 糖尿病有病者数の推移(健康日本21 最終評価より)

図2 罹病期間と糖尿病網膜症発症率
図2 罹病期間と糖尿病網膜症発症率

糖尿病網膜症の原因

 糖尿病により血糖値が高い状態が続くと、①血管の内皮細胞が障害され血管透過性が亢進する(血管から水分が漏れ出てくる)、②小さな血栓ができて血管が閉塞する、③血管が閉塞した領域にある組織から血管を新しく作る因子が放出されて血管新生(もともと血管がなかったところに新しく脆い血管ができる)がおこる、といった現象が起こり、その結果糖尿病網膜症を起こしてきます。

糖尿病網膜症の症状

 糖尿病網膜症が軽いうちは自覚症状はありません。定期的な眼底検査で発見されることがほとんどです。後に解説する増殖網膜症や糖尿病黄斑症にならないと視力低下はめったに起こりませんので、自覚症状に頼っていると手遅れになることがあります。


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