当科は、形成外科全般の手術(自費診療の美容外科手術を除く)と、レーザー治療(自費、一部保険適用)を行っています。
皮膚疾患に関しては皮膚科と連携して治療にあたり、患者さんの社会的背景や生活習慣を考慮し、またインフォームドコンセント(十分な説明による納得の治療)を充実させ、患者さん本位の医療を心がけています。
皮膚の良性腫瘍(ほくろ・いぼ・おでき)をはじめとして、熱傷(やけど)、顔面骨の骨折や軟部組織損傷、口唇口蓋裂や手足の先天異常・外傷・悪性腫瘍及びそれらに関する再建、瘢痕(キズ)やケロイド、褥瘡や難治性潰瘍、その他(仙骨部毛巣洞、陥入爪、眼瞼下垂、腋臭症など)です。
形成外科は、身体表面の形や色の変化及び機能を手術等で改善することにより、生活の質を向上させ、社会生活に適応できるようにすることを目的としています。例えば顔の傷などを気にしている方は、手術で傷を目立たなくさせることにより、積極的な社会生活を送るきっかけをつかんでいただけたらと思います。(詳しくは「傷を目立たなくさせる手術について」ページをご覧ください)
手術は入院、外来、救急を含めて年間700件以上の実績があります。特に皮膚腫瘍は(良性・悪性ともに)皮膚科と連携のもと治療を行っています。
部長 三井 浩 (みつい ひろし) (卒業年:1996年) |
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医長 岩井 奈都子 (いわい なつこ) (卒業年:2004年) |
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小野 智洋 (おの ともひろ) (卒業年:2019年) |
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利根川 守 | 専門治療:形成外科全般 |
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(2023年4月1日現在)
年間、入院、外来、救急を含めて627件の手術・処置を行っています。また中央手術室の手術件数の約18.1%を当科で行っています。紹介率は約67%、平均在院日数は6.2日前後です。
主要疾患名 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
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外傷 | 55
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62 | 50 |
先天異常 | 6
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9 | 5 |
腫瘍 | 427
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499 | 626 |
瘢痕ケロイド | 48
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51 | 65 |
難治性潰瘍 | 7
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11 | 18 |
炎症変性疾患 | 43
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44 | 43 |
美容 | 1 | ||
レーザー治療 | 21
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16 | 20 |
その他 | 20
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20 | 28 |
各医師の外来診療予定日です。
巻きづめの治療
形成外科 医長 岩井 奈都子