ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  診療科のご案内  形成外科  仙骨部毛巣洞について
ここから本文です。

仙骨部毛巣洞について

 仙骨部毛巣洞は殿裂部(おしりの割れ目の腰側)に生えている毛が、皮膚に突き刺さり皮膚の下に
毛が塊となって巣を作る病気です。

毛巣洞イメージ

 一般には多毛で肥満の人に発生する病気で、長時間の運転などに従事する人に多いとされています。アメリカでは、振動するジープに乗る軍人に多いことからジープ病とも呼ばれています。その巣に細菌感染がおこり腫れ上がって痛みを伴うようになったり、また他院で化膿した部位だけ切開されて根本治療がされていない方が、ときどき外来を受診されます。
 完全に治すためには、毛が皮膚に入り込んだところを含めて一塊に切除することが必要です。治療しないで放置すると、殿部の広い範囲に化膿が広がり膿皮症と呼ばれる病態になることもあります。

摘出物割面

 当科では手術日の前日に入院していただき、原則腰から注射をする下半身麻酔にて手術をおこなっています。取り残しがないように、麻酔がかかった後に毛の入りこんでいる所から青い色素を注入して、一塊に切除します。手術は通常1、2時間程度で終了します。術後縫ったキズの下に血がたまらないように、血抜きの柔らかいストローのような管をいれておき、それが数日から1週間程度で抜けて退院になります。
 当科では、術後座位になったときに縫合部に負担のかからないような工夫もしていますが、抜糸までは縫ったキズになるべく体重がかからないようにしていただき、約2週間後に外来で糸を抜くのが一般的です。その後の再発予防のために術後の脱毛を薦めています。
 
殿裂部の化膿を繰り返して悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度外来を受診してください。

ここまで本文です。

ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
^このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です