5月を迎え、だいぶ気温が上がり、暖かくなってきました。
この季節は昼間でも眠気を感じてしまうという人も多いのではないでしょうか。
しかしこの眠気、暖かさのせいだけではないかも知れません。
「睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)」という病気をご存知でしょうか。睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、大きないびきや頭痛など、様々な弊害を伴う病気です。
無呼吸による酸欠状態が続くため、脳や心臓にも負担がかかり、脳梗塞や心筋梗塞にもつながる可能性がある、非常に危険な病気です。
この病気にかかると、夜、眠っている間に十分な呼吸ができないため、日中に強烈な眠気に襲われてしまい、それが原因でなかなか仕事が手に付かない、などというケースも報道されています。
自覚症状に乏しい病気なだけに、日ごろのチェックが欠かせません。
逓信病院では、各病院の内科(呼吸器内科)を中心に睡眠時無呼吸症候群に関する診察や検査を行っています。ウェブサイト上にチェックシートを提供している病院もありますので、是非、ご活用下さい。
正しい検査を受けることで、病気の早期発見につながります。
昼間に強い眠気を感じたら、暖かさのせいだけと思わず、検査を受けられることをおすすめします。
ほかにも、睡眠時無呼吸症候群に関する情報は、逓信病院ウェブサイトでご覧いただけます。
【参考リンク】