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めまいについて(4月)

 4月になりました。
 今年の冬は寒い日が続いたこともあり、春の訪れを待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。一方で、この時期は季節の変わり目に生活環境の変化も加わり、頭痛やめまいなどの症状を訴える方も多いようです。
 今回はめまいについてご紹介します。


めまいとは?

 めまいとは、自分や周囲が動いていないのに動いているように感じる異常な感覚のことで、からだのバランスを保つ機能に障害が起こると発生します。

何が原因なの?

 めまいの原因にはいろいろありますが、1.耳に原因があるめまい、2.脳に原因があるめまい、3.その他の原因(生活習慣病など)によるめまいの大きく3つに分けられ、多くは1.によるものと言われています。耳には「音を聞く」だけでなく、「からだのバランスと保つ」という大事な機能があります。そのため耳に異常が生じると、聞こえない、耳鳴りといった症状のほかに、ふらつきといっためまいの症状が現れます。

どういった症状があるの?

 耳に原因があるめまいのうち、最も多いのが「良性発作性頭位めまい症」(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)です。これは、内耳(ないじ)の前庭(ぜんてい)という場所にある耳石(じせき)がはがれて、からだのバランスを保つ器官である三半規管(さんはんきかん)に、耳石が入り込んでしまって起こるものです。(下図参照)
このめまいは頭を動かすと激しいめまい(軽度の場合はフワフワするのみ)と吐き気を伴いますが、しばらくじっとしていると徐々に軽減してきます。ところが、症状が治まったと思って頭を動かすと再びめまいが起こります。これは耳石が移動することが原因です。めまいが激しいときは症状が治まったと感じてもできるだけ安静にし、時間をかけて少しずつ頭を動かしていくようにしましょう。
 治療法としては薬による治療や、耳石を三半規管から取り除く体操などのリハビリ(理学療法)などが行われます。


(http://www.link-ai.jp/LinkHear2.htmlの図
から転載)

 ほかにも、代表的なめまいとしてよく耳にするのが「メニエール病」です。
これは内耳の膜の内側を満たしている内リンパ液が過剰になり神経を圧迫し、めまい、耳鳴り、難聴などのさまざまな症状を引き起こすものです。
 突然グルグル回るようなめまいが起こるのが特徴で、個人差はありますが、めまいが30分くらいから数時間続き、多くは吐き気、おう吐、冷や汗、脈が速くなるなどの症状を伴います。また、めまいと一緒に難聴や耳がふさがった感じ、耳鳴りなどの耳の症状も現れます。このような症状が起こったら、慌てないでからだを横にするなど自分が一番楽な姿勢で安静にすることです。冷たい濡れたタオルで目を冷やすのもよいでしょう。
 治療法としては主に薬による治療となります。そのほか症状によっては抗生物質を注入したり手術が行われる場合もあります。

めまい対策について

 めまいはストレスや寝不足、疲労なども原因の一つと言われています。
前述の三半規管はストレスに弱く、何か心配事があったり、疲れがたまっていたり、寝不足だったりすると過敏に反応することがあります。また、メニエール病においては、精神的・肉体的疲労、ストレス、睡眠不足などの状態の人に起こりやすい傾向があると言われています。
そのほか、春先や秋口といった季節の変わり目もめまいが起きやすいので、これからの時期の体調管理が重要になってきます。栄養バランスのとれた食事をとる、適度に運動やストレッチなどを行う、気分転換をする、睡眠を十分にとるなどし、規則正しい生活を心がけましょう。
 また、めまいは繰り返し起こったり再発することが多いので、一時的に症状が治まったからといって安心しないことです。軽いめまいでもたとえば物が二重に見えたり、手足がしびれるなどの症状がある場合は脳梗塞などの疑いもあります。めまいの症状が現れたら放置せず早めに医療機関(耳鼻科やめまいの専門外来など)を受診するようにしましょう。
逓信病院ウェブサイトでも、「めまい」に関する情報を紹介していますのでご覧ください。

【参考リンク(出典)】

京都逓信病院「めまいについて
東京逓信病院「メニエール病

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