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内視鏡について(7月)

7月14日は内視鏡の日です。
みなさんご存知でしたか?

人間ドックなどで内視鏡検査を受けたことがある方もいらっしゃると思います。
この内視鏡の起源は、なんと古代ギリシャ・ローマ時代までさかのぼるといわれています。
紀元1世紀のポンペイの遺跡からも内視鏡の原型とみられる医療器具が発掘されています。

日本における内視鏡開発の始まりは、1950年になります。
内視鏡のことを俗に胃カメラと呼びますが、開発当初の胃カメラは文字通り超小型のフィルム式カメラを体内に入れて写真を撮る、というもので、現在のように、操作しながら観察できるものではありませんでした。

体内を観察できるタイプのものが発明されたのは、1964年のことです。
ファイバースコープつき内視鏡が登場したことで、胃内の直接観察、動的な分析、必要な部分の撮影も可能になり、より高度な診断ができるようになりました。
このころの技術の発達により、内視鏡は「食道」「十二指腸」「大腸」「気管支」「胆道」などの検査にも利用されるようになりました。

1970年代に入ると、電子機器の発達に伴って、スチルカメラにビデオカメラを取り付けた機種や、CCDセンサーを取り付けた電子内視鏡(ビデオスコープ)が登場しました。
これによって、テレビモニターに体内の様子を映し出し、複数の医師や看護師が同時に見ることができる環境が整いました。
一般的な内視鏡のイメージというとこれを想像される方も多いのではないでしょうか。
同じ頃に、超音波センサーを取り付けた超音波内視鏡の開発が始まりました。

また、検査だけでなく、内視鏡を直接の治療目的で応用するための改良も行われ始めました。
内視鏡の先端には、電気メスばかりでなく、病変部分などをつかむ鉗子(かんし)やハサミも取り付けることができます。
また、空気や水を送り込んだり、出血等をとめるクリップなど、色々なオプションを使用することで多くの検査や治療に内視鏡が使用されています。

以前は、早期ガンを検査で見つけた場合は外科手術で治療するのが一般的でした。
外科手術となればお腹にメスを入れなくてはならないし、当然ながら入院も必要になります。しかし現在の内視鏡検査では、早期ガンやポリープを発見した場合、おなかの表面にメスを入れず、内視鏡の先端から電気メスを出し、病変部を切除する方法がとられています。
外科手術であれば、大きな傷跡が残りますが、内視鏡であれば外見には傷が残りませんし、入院期間も短縮することができます。
症状や治療内容によっては、日帰りも可能です。

また、画像精度・画質は映像機器の発達と共に大きく発展し、ハイビジョン撮影や、拡大内視鏡による拡大観察が可能となっていきました。
近年では、鼻から入れることが可能な経鼻内視鏡や、従来の内視鏡検査が難しい方には飲み込むタイプのカプセル内視鏡など、新しい内視鏡が開発され、検査・治療に用いられています。

未来に向けては、直径0.65ミリの極細内視鏡や執刀医がヘッドマウントディスプレイを装着することで、頭部動作で内視鏡のカメラアングルを操作できる内視鏡操作システムが開発されるなど、内視鏡はますます進歩を続けています。

逓信病院ウェブサイトでも、内視鏡検査について紹介しています。
ぜひご覧ください。

東京逓信病院 「内視鏡センター
東京逓信病院 「早期胃がんに対する最新の内視鏡治療

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