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肥満対策について
9月に入り、だんだんと過ごしやすくなってきました。
過ごしやすくなると食欲も戻り、食べ過ぎてしまうこともあると思います。
ついつい食べ過ぎてしまい、体重が気になってくる方も多いのではないでしょうか。
一般的に、肥満の主な要因は、「食べ過ぎ」と「運動不足」とされています。
肥満を予防するためには、エネルギーの「摂取量(食事)」と「消費量(運動等)」のバランスが大切です。
摂取エネルギー量が消費エネルギー量を超えないようにすること、つまり、食べた分運動するということ
ですが、なかなか難しい場合もあるかもしれません。
そんな場合は、食生活を工夫してみてはいかがでしょうか。
主に次の点に気をつけるといいでしょう。
- 1.野菜や海草などを多めに食べる
食物繊維を多く含む野菜や海草などは、胃の中で水分を吸収し、かさを増すので、満腹感」を感じさせやすく、食べ過ぎを防ぐことができます。
また、食物繊維が多いと消化スピードが緩やかになり、腹持ちも良くなります。
さらに、食事量が減るとビタミンやミネラルの摂取量が不足する傾向にあるため、これらを多く含む野菜などを積極的にとるよう意識することが大切です。
- 2.良く噛んでゆっくりと食べる
食事を始めて10分~20分程度で血糖値が上昇していき、その情報が脳の満腹中枢に送られることで食欲にブレーキがかかります。
早食いをすると、そのブレーキがかかる前に必要以上に食べてしまうことになるので、よく噛んでゆっくりと食べることが大切です。
- 3. 調理方法を工夫する
例えば、牛もも肉100gはそのままでは165kcalほどですが、調理方法によってエネルギー量は増減します。
揚げた場合(約345kcal)と茹でた場合(約120kcal)では、その差が225kcalほどにもなります。
調理方法を工夫することでエネルギー摂取量を減らすことができます。
- 4. 1日3食きちんととる
食事の回数を減らすと、自然と1回の食事量が増えてしまいます。
さらに、食べる時間の間隔が長いと体はエネルギーを蓄えようとするため、太りやすくなってしまいます。
1日3食、規則正しくきちんととることで過食を防ぐようにしましょう。
肥満の人は、高血圧、糖尿病、高脂血症、動脈硬化といったいわゆる生活習慣病になる可能性が、通常の人より2倍~5倍高いといわれています。
その他にも、睡眠時無呼吸症候群や腰痛・関節痛などの原因にもなります。
今は大丈夫という人も、早いうちから食生活等の生活習慣を工夫して、肥満対策をしていきましょう。
広島逓信病院ウェブサイトでも、「肥満」について紹介しています。
ぜひご覧ください。
【参考リンク】
広島逓信病院「腹持ちの良いダイエット食について」
季節の健康情報バックナンバー
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