皆様におかれましては平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当病院では、『肛門外科・肛門内科』で、今までのノウハウを基盤に積み上げた肛門疾患治療に加えて『仙骨神経刺激療法』という『便漏れ(便失禁)』の治療をおこなっております。便失禁の程度、原因を調べ、食事及び生活習慣の改善や薬物療法による排便のコントロール、骨盤底筋体操などの保存的治療の経過を見たのち、効果が乏しい時は、仙骨神経刺激療法を考慮しております。
また、昨年4月より『整形外科』に常勤医が着任しました。あわせて、理学療法士の増員及び作業療法士も着任し、加齢によるフレイル・ロコモティブシンドロームに対応したリハビリテーションを行っています。
『内科・消化器科』は老年内科・消化器内科・糖尿病内分泌内科を専門領域に、一般内科・循環器内科・呼吸器内科・腎臓内科・心療内科も加えて、コメディカルと連携し、高齢者及び消化器病・糖尿病・循環器病に対してチーム医療を行っています。
『外科』は大腸肛門疾患を中心に、一般外科・乳腺などの診療を行っています。
『耳鼻咽喉科』は、以前よりの常勤医3名にて人工内耳の治療をはじめ、耳鼻咽喉科領域の治療および睡眠時無呼吸症候群の検査などの診療を行っています。
『眼科』は、京都大学医学部附属病院病院と連携して、白内障手術を中心に取り組んでいます。
現在、超高齢化社会の到来により、認知症が重要な課題として問題となっています。当院では認知症ケア・総合評価を施行しており、高齢化社会に即応した、高齢者総合機能評価を行い、患者さまとの信頼関係を重視した診療に努めています。
また、 当病院は京都大学医学部の関連病院として、令和の幕開けとともに職員一同一致団結して、患者さま第一の考えに立った良質な医療を提供できるよう、地域の期待にお応えしてまいりたいと考えております。診療を通じ、患者さまには病状・治療薬・食事の取り方・運動の仕方などをわかりやすく指導・説明を行っていますが、とりわけ最近話題になっている生活習慣病・フレイルに関しては、食事や運動療法や高齢者機能評価等を含め患者さまと一体となって治療を行いたいと考えています。
あわせて、日本郵政株式会社の病院として、一般診療と平行して日本郵政グループ職員の健康管理も行っています。
最後とはなりましたが、今後も継続し、外来の待ち時間短縮、窓口での対応や患者さまに対する接遇の改善、医療事故の防止と廃絶、院内の清潔保持などを積極的に推し進めてまいります。
本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
2020年1月 更新
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