シリーズ第26回目は、インペリアルタワー診療所 久武 朋子 先生に東京逓信病院の印象などを当院、地域連携・医療福祉相談室長の江藤 隆史 副院長兼皮膚科部長がインタビューを行った模様を紹介します。
「インペリアルタワー診療所」
久武 朋子 先生
(久武)当診療所の立地上、患者さんは平日に通院することが難しい会社員の方も多く、(会社を休まずに)継続して受診していただくために、外来診療を隔週で土曜日に行っています。苦労ということではありませんが、東京逓信病院へ望むことの一つとして、東京逓信病院も土曜日の外来診療があると紹介しやすい(助かる)と感じることがあります。毎週土曜日に全診療科の外来は難しいとは思いますが、一部の診療科や時間を区切った外来でもよいので、土曜日に紹介・予約できると有難いですし、患者さんにも説明しやすいです。
(江藤)貴重なご意見ありがとうございます。先生は当院での勤務経験があると聞きましたが、印象はどうですか。
(久武)初期研修の際に3年間お世話になりました。近年は乳腺センターなど、時代のニーズに合わせた変化・拡充により、専門的できめ細やかな対応をしていただけるという印象です。
(江藤)良い印象をお持ちいただき光栄です。その他、当院の良い点などありますか。
(久武)印象に残っているエピソードがあります。以前膵臓がんの患者さんを紹介させていただき、手術により一旦は快方に向かったのですが、その後転移などもあり昨年の夏に紹介から2年ほど後に亡くなられました。多くの病院では紹介のお返事として、初診時や退院時に報告書をいただきますが、東京逓信病院の外科の先生から「○○様がお亡くなりになりました」と、2年以上も前に紹介した患者さんの診療の経過や闘病中の様子まで、丁寧な内容の報告書が届き感激しました。つい先日も、1年以上前に尿管結石で泌尿器科へ紹介した患者さんの「外来フォロー中です」との診療経過報告書が届き、定期的に受診していることも分かり安心しました。
(江藤)やはり、紹介いただいた患者さんのお返事(報告書)は大事ですね。
(久武)紹介した立場としては、やはり患者さんのその後は気になります。一部の診療科では、外来(初診)とその後の入院で主治医が別になる場合、退院時の報告書が来なかったり、診療経過報告書の内容が形式的だったりするので、残念に思うケースがあることも事実です。特に(私の専門でもある)糖尿病に関しては、症状が落ち着いたら逆紹介いただければと思っています。
(江藤)今後も迅速かつ丁寧な対応(お返事)を心がけるよう病院全体で取り組んでいきます。逆紹介に関しても引き続き取り組みを強化していきたいと思います。
(久武)ぜひお願いします。東京逓信病院は紹介の際の予約や、当日受診(急患)の相談など、窓口が地域連携室に一本化されていて分かりやすく対応も丁寧なため、当診療所の事務スタッフにもとても好評です。他病院などは「その件は○○へ・・・」「担当者につなぎます」「FAXでお申込みください」など、時間を要するケースが多く、こちらも患者さんをお待たせしてしまい心苦しく思うことがあります。
(江藤)今後もご期待に添えるよう努力していきます。本日は貴重なご意見をいただき、感謝申し上げます。今後も、当院との連携にお力添えいただければ幸いです。本日はお忙しい中ありがとうございました。