一例として、基本検査(眼科、婦人科、外科を除く)の他、胃内視鏡検査、各種がん腫瘍マーカーなどの一部オプション検査も当日中に結果をお渡しし、医師が説明します。
もし、異常がみつかった場合、東京逓信病院での診療の予約がすぐに取れたり、場合によって当日のうちに診察していただけます。
追加のオプション検査や、詳しい内容につきましては、下記へお問合せください。(平日8:00-16:45)
人間ドックセンター 受付電話番号 03-5214-7055、7167
がん患者の遺伝子情報解析による喫煙との相関関係が、昨年、国立がん研究センター等から示されました。(「がんゲノムビッグデータから喫煙による遺伝子異常を同定」をご参照ください。)
喫煙者では肺がん(腺がん)、咽頭がん、口腔がん、膀胱がん、肝臓がん、腎臓がんにおいて統計的に有意な遺伝子の突然変異を認めたそうです。(DNAが傷つくことで、がんの細胞増殖を誘発したり、がんを抑制する細胞の不活性化が起きがん細胞が増殖したと考えられます。)
1年間毎日たばこ1箱喫煙することで、平均すると「肺では150個、咽頭では97個、咽頭では39個、口腔では23個、膀胱では18個、肝臓では6個の遺伝子の突然変異が蓄積されていると推計されたそうです。
今回の発表は、吸わない人に比べると「喫煙は明らかに遺伝子の突然変異を起こす」ことが証明されました。吸わないことが、上記のがんに罹患する確率を減らすことが明らかとなりました。
この報告とは別に、喫煙者が減っているにも関わらず、肺がんの罹患者数は減っていないという報告もあります。吸う人も、吸わない人も人間ドックご受診の際はオプション検査の「肺がんドック」を是非、プラスしてみてください。