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地域連携室ニュース 連携医を訪ねて(第1回)

当院と連携されている医療機関をご紹介いたします

 シリーズ第1回目は、千代田区医師会の会長をされています「小池内科」の小池 昭夫院長に東京逓信病院の印象などを当院、地域連携室長の宮崎 滋副院長兼内科部長がインタビューされた模様をご紹介します。

【小池院長先生へインタビュー】

小池 昭夫 院長

「小池内科」
小池 昭夫 院長
(千代田区医師会 会長)
経歴
昭和43年 日本大学医学卒業後、駿河台日大病院透析室の室長を歴任し、平成4年11月にクリニックを開業し、現在に至る。

クリニックの特色について

(宮崎)
「連携医を訪ねて」と新シリーズを企画しましたので、早速ですが、小池会長にお願いしました。最初の質問ですが、これまでここでクリニックを開業されて、その経緯ですとか先生のご経歴ですとか、病院の特色などを簡単に話していただければと思います。
(小池)
私は、昭和43年に日本大学医学部を卒業しまして、駿河台の日大病院で、当時は健康管理科という所で、今の循環器科になりますが、主に人間ドックと循環器疾患を診療していました。
(宮崎)
梶原先生のところですね。
(小池)
そうです。梶原先生が当時講師で、大島先生に兼任で日大板橋病院から日大駿河台病院に来ていただいていました。その頃、日大駿河台病院に血液透析の機械を寄付してくれる方がいまして、それで透析が始まった訳ですが、その当時、私は1年生だったので、そこに配属されました。そのような経緯で透析を行うようになったのです。
(宮崎)
その頃の透析というのはかなり少なかったのではないでしょうか。

(小池)
そうですね。台数は、全国でも100数台ぐらいしかなかったと思います。
(宮崎)
パイオニアですね。
(小池)
そうですね。新しい技術なものですから日大板橋病院では墨田先生が行っていました。当時、東京医科歯科大学に越川先生がいらっしゃいまして、その先生の所に私の先輩の大久保先生が教えてもらい、ご教授いただき戻って来られて、私どもに教えていただきました。その後、ドップリ浸かってしまいました。


(宮崎)
なるほど。その後、こちらでクリニックを始められたのは、どれくらいですか。
(小池)
そうですね。昭和62年にちょうど縁があって、友達が、番町東方坂クリニックを開業しまして、そこの院長をやらないかと声を掛けていただき、4年ほど院長をやりました。
(宮崎)
そこは透析ですか。
(小池)
はい。ただ意見の行き違いがありまして、それなら私1人でやろうかと思い、今の場所に平成4年の11月に始めました。最初は電気が間に合わなかったりして、透析というのは、結構、高圧電流を使う物ですから中々機械の搬入がうまくいかないなど、色々な事があり、結局、平成5年の2月から透析を始めることになりました。比較的順調に進み、ここで開業したのも御茶ノ水の日大駿河台病院が近いというのも一つの理由で、あと駐車場も貸していただけるということで、この近辺で、駐車場付の建物を貸していただけるところは、そうは無く、患者さんも車で来られる方がいるので、ちょうど良いと思ったものですから…。
(宮崎)
決して東京逓信病院が近いからという訳ではないのですね。(笑い)

(小池)
実は、東京逓信病院がこんなにも近くにあるのは、良く知らなかったもので、たまたまここで始めた時に、私どもの技師長が、東京逓信病院の腎臓内科の先生を知っておりまして、彼が、その先生を紹介してくれて、お付き合いが始まったわけです。それから医師会の活動としましては、初めに学校医を行い、それから平成7年に理事になってから東京逓信病院とは、他の科にも紹介をするようになりました。ご存知のように、透析患者は合併症を持っているものですから、どうしても近くの病院の先生にお願いしなければならなく、それからお付き合いが始まったという訳です。

(宮崎)
我々もそれぐらいから地域連携を始めましたので、時期が一緒だったかも知れませんね。
(小池)
私のところの特徴は、仕事の90数パーセントが透析がメインなのですが、透析だけでは時間が余ってしまいますので、外来もやっています。
(宮崎)
透析は、何人ぐらい行っているのですか。
(小池)
今は、60人ぐらいです。ベッドが20台ですので、最大限入れて80人ですので、7割ぐらいは使っています。私の所の透析の特徴は、朝が早く、早い患者さんは、7時過ぎから始まります。終わりは夜の9時45分には終わりますので、患者さんが帰られるのは、夜の10時ぐらいになります。その間、ベッドが空いていれば、何時に来られても構いませんし、曜日の変更は、ベッドさえ空いていれば何日でも良いので、いわゆるフレックスでやっているのが特徴です。他の透析を行っている先生にお会いして、その話をすると良いシステムだから始めてみると急なシステムの変更に職員が付いて来れないようです。

東京逓信病院との関係・印象を…

(宮崎)
東京逓信病院との関係や印象を忌憚のないご意見をいただければと思います。

(小池)
まず逓信病院に一番近い開業医であります。
(宮崎)
そうですね。歩いて2分ぐらいですかね。(笑い)
(小池)
患者さんが急変した時に、救急車を呼んで乗せて連れて行くよりもお願いして車椅子に乗せて連れて行った方が早い。(笑い)まず、ビックリしたのは、この都心に在りながら非常にスペース的に余裕があることです。

(宮崎)
ゆったりしているという印象ですかね。
(小池)
そうですね。それから、たまたま知人が入院されていて、お見舞いに行ったのですが、大学病院とは違い、病室も廊下もこんなに広いのであれば、入院するなら東京逓信病院にと思ったとのことです。また、非常に地域連携室がしっかりしていますね。他の地域連携室に連絡をしてもなかなかうまくいかないのですが、例えば眼科を予約しようとした場合、電話を眼科の外来に回され予約が取れるのか取れないのかも分からず、予約が取れるまで時間が掛かっているのですが、東京逓信病院の地域連携室の場合は、その場で全部の科の予約が取れ、いわゆるセントラルコントロールみたいになっているので、すごいと思います。それと普通は、これだけの規模の病院になりますと院長先生の指示が下の先生まで伝わらないというのが普通で、何処かで指示が途切れていて、話が通じないということが良くあるのですが、東京逓信病院に限ってそのようなことがなく、下の先生まで指示がどのようにして伝わっているのか、いつも不思議に思っています。普通は、部長会で降りた指示が各科に降り、指示が伝わると思うのですが、それが下の先生までに伝わっているのはすばらしいと思うし、関心しています。
(宮崎)
今、先生の小池内科としてのコメントだと思いますが、今度は千代田区医師会長としてのお気づきの点とかございますでしょうか。
(小池)
私はお世話になっている方なので、あまり不満は無いし、この間の総務会でも何か意見を出してもらうように言いましたが、何も無い。ということだったので、皆さん快くご利用させていただいているのが本音だと思います。

連携医として、当院に求めるものは…

(宮崎)
千代田区の医師会の先生を中心に連携医という制度があります。あまりメリットが無いという声も聞くのですが、連携医になった場合、普通にただ紹介するだけではなく、病院と一緒にコラボレーションすることが連携医だと思うのですが、このようなことを行って欲しいとか、もっとこのように行った方が良いなどのご意見はありますでしょうか。
(小池)
完璧なオープンシステムは出来ないと思いますが、例えば、各診療科の曜日を決めて、紹介して入院した患者さんを我々が見に行った時にお話が出来る時間を取っていただければと思います。皆さん昼休みとか診療が終わってから患者さんの顔を見に行こうということがあると思いますので、そんな時間があれば利用させてもらいたいです。
(宮崎)
要するにアポなしで行っても当院の医師にお会いできればということですね。今後、連携診療とはどのように構築していければ良いのか。また更なる発展に繋げるには。例えば糖尿病の連携ですとか脳卒中の連携ですとか色々あると思いますが、そういった個別的なものが良いのか、あるいは、包括的なものが良いのかその辺の何か医師会としてのご意見はありますか。

(小池)
そこまで皆さんと話したことはないですが、友人のクリニックでは、ある病院の近くに開業をしたのですが、電子カルテの内容をまったく同じにして、相互に使えるようにしているみたいです。そうしますとあまり紹介状が無くても良いのかと思いますが、実現には、大変なお金とセキュリティをしっかりしなければならないと思います。電子化とは非常に便利なのでしょうが、そこまでお金を掛けて行うのもいかがなものかと・・・
(宮崎)
ありがとうございます。他に先生の方から何かご希望されることがありますか。
(小池)
東京逓信病院は、医者を自分のところで養成するという機関では無いので、派遣医が多く、異動がかなり激しいですよね。これはやむを得ないことだと思います。新しく来た先生の情報を可能な限り教えていただければありがたいです。
(宮崎)
分かりました。本日は、お忙しい所、お時間をとっていただきましてありがとうございました。

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