2023年3月2日、東京逓信病院管理棟(診療棟ではない別の建物)において、国際規制物資である硝酸ウラニル及び酢酸ウラニルを定められた保管場所以外で保管していたことが判明しました。本件は、平素から社員が立ち入ることがない臨床医学研究室内の整理を実施した際に、(化学系廃棄物処理業者が)硝酸ウラニル25g及び酢酸ウラニル25gの瓶各1本が未開封の状態で保管されているものを発見したものです。当該物資の保管について、2023年3月10日に原子力規制庁に報告を行いました。なお、当該物資は、既に許可を受けている保管庫に移動しており、外部への放射線漏洩はありません。
本来法令等に基づき、厳重に管理すべきところでありますが、未登録の国際規制物資が発見されたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。
2023年3月2日(木)
管理棟4階 臨床医学研究室
硝酸ウラニル | 酢酸ウラニル | |
容器表面 | 0.25μ㏜/h
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0.29μ㏜/h
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容器から1メートルの位置 | 0.08μ㏜/h
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0.09μ㏜/h
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バックグラウンド(管理棟4階EV前) | 0.08μ㏜/h
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参考 千代田区富士見(千代田区富士見1丁目)出張所植え込み ※2021年2月10日調査
(出典:千代田区ホームページ(https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/bosai/higashi/hoshano/sokute.html))
以上の測定結果から自然界の空間線量とほぼ同等であり、健康に影響を与えるレベルではなく、人体への放射線影響はないものと考えられます。
他に所有している硝酸ウラニル、酢酸ウラニルと同様に、既に許可を受けている場所の保管棚に施錠状態で保管しております。
各種法令に基づき、国際規制物資を含めた化学物質をより厳正に管理いたします。
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