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ホーム  診療科のご案内  皮膚科
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皮膚科


皮膚科部長  三井 浩皮膚科部長 三井 浩

アトピー性皮膚炎・乾癬治療の生物学的製剤は全て使用可能。
光線治療では多数の機器を揃えています。
2023年からはエキシマレーザーも使用できます。
 

皮膚疾患の治療は近年大きく変わってきております。特にアトピー性皮膚炎、乾癬の治療の進化は生物学的製剤など目覚ましいものが多く、当科では新しい治療を随時取り入れ、患者さん一人一人に適切な治療を選択する努力を行っております。なお、これら疾患に対する生物学的製剤は当科で全て使用可能です。

ステロイド外用剤に対して不安を感じている方にも、皮膚科で使用する外用剤についてわかりやすく説明し、外用指導を丁寧に行い、症状に応じて適切な外用薬を選択して長期の症状安定を目指します。ステロイド以外の外用剤も現在多数出ていますので、各製剤の特性を踏まえて適切な治療を提案しております。

光線治療については、当科は国内で初期に紫外線治療を導入した施設でもあり、現在も新しい機器を多数取り揃えております。NBUVBは全身型、局所型、ターゲット型全て備えていますが、2023年1月からエキシマレーザ―(XTRAC)を導入しました。国内ではまだ限られた施設にしか装備されておりません。アトピー性皮膚炎、乾癬にはもちろん、従来のエキシマライトでも難治であった尋常性白斑、円形脱毛症にも高い効果があります。NBUVB以外にも、各種血管腫、色素性病変レーザー治療も可能です。

また当科に初めて受診される際、他の医療機関からの紹介状がないと国の制度上、当別料金(選定療養費)がかかります。診療の円滑化のためにも紹介状をお持ちいただくようお勧めいたします。

専門分野

当科では日常的な疾患(ホクロ、にきび、水虫など)、専門的な疾患(角化症、水泡症、皮膚悪性腫瘍など)、美容的な疾患(シミなど)等全てにおいて、オールラウンドに診療しています。科内でのチーム医療はもとより、病院内での連携、病院間での連携をとることにより、より高度な専門性を提供します。皮膚腫瘍については形成外科との連携で診察・治療・術後のフォローにあたっております。関節症性乾癬では整形外科との連携、掌蹠膿疱症では耳鼻咽喉科との連携、いちご状血管腫は小児科との円滑かつ良好な連携で、適切な医療を提供することが可能です。

アトピー性皮膚炎については内服(シクロスポリン、JAK阻害薬)、注射(デュピルマブ、ネモリズマブ)などの全身療法はすべて使用可能です。全身療法の前には外用治療の見直しも図っております。毎週行っていたアトピー教室は現在コロナの状況をみて安全対策を取りながら適宜行っております。

乾癬については国内で認可されている生物学的製剤は全て使用可能であり、多数の導入実績があります。各患者さんに適切な製剤を検討し、安全かつ効果的な使用を心掛けております。

外来のご案内

一般外来(月~金)

シングリックス外来

帯状疱疹は近年発症率が上昇傾向にあり、帯状疱疹後神経痛はQOLを低下させるため、帯状疱疹に対する予防は重要です。
50歳以上が帯状疱疹ワクチンの接種対象者になりますが、近年新しい予防ワクチンであるシングリックス®が使用できるようになりました。不活性化ワクチンで、2回投与(初回2か月後)が必要です。自費診療となりますが、2025(令和6年)年3月30日まで千代田区民の方は公費助成の対象となります(詳しくは千代田区のホームページ(http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kneko/kenko/yobosesshu/taijohoshin-josei.html")を参照ください)

専門外来 ※各専門外来は初診を経てから予約可能となります

乾癬外来(金PM、担当:三井)

多彩な光線機器を取り揃えています。注射製剤(生物学的製剤)をはじめ、国内で認可されている製剤全て対応可能であり、患者さん一人一人に合った治療法を提案しています。

外用療法ステロイド外用剤、ビタミンD3外用剤、ステロイド・ビタミンD3合剤
光線療法立位全身型NBUVB(Waldmann社製)、局所型(JTARC、デルマレイ200)、ターゲット型(VTRAC、XTRAC)
内服療法ビタミンA誘導体(チガソン®)、免疫抑制剤(ネオーラル®、リウマトレックス®)、PDE4阻害剤(オテズラ®)、JAK阻害剤(リンヴォック®)、Tyk2阻害薬(ソーティクツ®)
注射療法IL-17阻害剤(コセンティクス®、ルミセフ®、トルツ®、ビンゼレックス®)、IL-23阻害剤(トレムフィア®、スキリージ®、イルミア®)、IL-12p40阻害剤(ステラーラ®)、TNFa阻害剤(レミケード®、ヒュミラ®、シムジア®)

アトピー外来(水PM、担当:三井)

最も重要かつ基本的な標準治療法は寛解維持療法などです。定期的に行っているアトピー教室では、最新治療も含めて丁寧に治療法を説明しています。内服(シクロスポリン、JAK阻害薬)、注射(デュビルマブ、ネモリズマブ)などの全身療法も全て使用可能です。

外用療法ステロイド外用剤、タクロリムス外用剤(カルシニューリン阻害剤)(プロトピック®)、JAK阻害剤(コレクチム®)、PDE4阻害剤(モイゼルト®)
光線療法立位全身型NBUVB(Waldmann社製)、局所型(JTARC、デルマレイ200)、ターゲット型(VTRAC、XTRAC)
内服療法抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、免疫抑制剤(ネオーラル®)、JAK阻害剤(オルミエント®、リンヴォック®、サイバインコ®)
注射療法IL-4/13阻害剤(デュピクセント®)、IL-31阻害剤(ミチーガ®)

皮膚外科外来(水PM、担当:矢野、金PM、担当:三尾)

当科ではダーモスコピーや超音波検査、MRI等の画像を用いて、腫瘍の術前評価を行っております。場合により生検(局所麻酔の注射の後で皮膚組織をメスで採取します)も行います。
主に皮膚良性腫瘍(色素性母斑、粉瘤、脂肪腫等)を扱っており、整容的な面では当院形成外科と連携をとっています。悪性腫瘍については、表皮内癌(基底細胞癌、ボーエン病等)は等かで行っておりますが、それ以外の悪性黒色腫(メラノーマ)等については、東大病院皮膚科やがん研究会有明病院等と連携をとっています。

レーザー外来(火PM・木PM、担当:矢野)

色素斑の治療は、保険適用のあるもの(太田母斑、扁平母斑)、保険適用のないもの(老人性色素斑)に対してV beamで両方行っています。(但し、保険診療と自費診療は同日には行えません)
血種については、The Ruby Z1 で行っています。いちご状血管腫は小児科と連携し、ヘマンジオルシロップ内服治療も可能です。

※各専門外来は初診を経てから予約可能となります 。

外来医師担当表

外来医師担当表

各医師の外来診療予定日です。

実績

 皮膚生検数は月10 ~ 20 件程度施行しています。

 光線療法については、尋常性乾癬・膿疱性乾癬300 名/月、掌蹠膿疱症50名/月、アトピー性皮膚炎・結節性痒疹50 名/月、尋常性白斑10 名/月、といった実績があります。

 レーザー治療については、太田母斑や血管腫に対しては保険診療で、老人性色素斑に対しては自費で行っております。しみに対する外用治療としてヒドロキノン軟膏、しみ・にきび治療としてビタミンCローションも自費で処方可能です。レーザー治療は保険・自費ともに火曜木曜の午後が照射日ですが、事前の診察が必要ですので、通常の初診で予約をしてください。なお、自費診療に係るリスク、副作用については下記を参照ください。

リスク、副作用について

 まれに以下のような副作用が起きることがあります。気になる症状が出た場合は必ず担当医師にご相談ください。

  1. 老人性色素班に関するレーザー治療
    • 肌の赤み
    • 水ぶくれ
    • 色素沈着
    • 色素脱失
    • 内出血
  2. 美白治療(ヒドロキノン軟膏、美白・にきび治療としてビタミンCローションの処方)
    • 肌の赤み
    • ひりひり感
    • 掻痒感(かゆみ)
    • かぶれ

主な検査・治療症例数(2019~2021年度)

主要疾患別入院患者数2021年度 2020年度 2019年度
アトピー性皮膚炎25 29 64
乾癬2 4 8
帯状疱疹50 54 64
薬疹、中毒症4 1 5
蕁麻疹1 1 5
水痘、風疹1 2 4
慢性湿疹、痒疹2 5 6
蜂窩織炎、丹毒39 39 57
下腿腫潰瘍1 3 1
血管炎
1 3
その他33 30 56

主な対象疾患

湿疹、蕁麻疹、アレルギー

  • アトピー性皮膚炎
  • 接触性皮膚炎
  • 手湿疹
  • 脂漏性皮膚炎
  • うっ滞性皮膚炎
  • 皮脂欠乏性皮膚炎
  • 痒疹(結節性痒疹、色素性痒疹、妊婦性痒疹)
  • 蕁麻疹
  • 薬疹、中毒疹

乾癬、掌蹠嚢胞症

  • 乾癬(尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬)
  • 掌蹠膿疱症

皮膚腫瘍(良性)

  • 脂漏性角化症
  • 色素性母斑(ホクロ)
  • 脂肪腫
  • 血管腫(いちご状血管腫含む)
  • 皮膚腫瘍(悪性)
  • 基底細胞癌
  • ボーエン病

色素異常症

  • 白斑
  • 老人性色素斑

爪、毛髪、口腔口唇

  • 爪甲剥離
  • 円形脱毛症
  • 口内炎
  • 口唇炎

感染症

  • 伝染性膿痂疹(とびひ)
  • 丹毒
  • 蜂窩織炎
  • 帯状疱疹
  • 足白癬(水虫)
  • 爪白癬(爪水虫)
  • 疣贅(イボ)
  • 悪性黒色腫

物理的皮膚障害

  • 熱傷
  • 凍傷
  • 褥瘡(床ずれ)
  • 鶏眼(ウオノメ)
  • 胼胝(タコ)

紅斑症、血管炎、水疱症

  • 結節性紅斑
  • 環状紅斑
  • IgA血管炎
  • 結節性多発動脈炎
  • 蕁麻疹様血管炎
  • 水疱症(尋常性天疱瘡、類天疱瘡)

スタッフ紹介

部長
三井 浩
(みつい ひろし)
(卒業年:1996年)
専門分野:
乾癬・アトピー性皮膚炎
資 格 等:
日本皮膚科学会皮膚科専門医
難病指定医
ベストドクターズ選出
矢野 優美子
(やの ゆみこ)
(卒業年:2010年)
専門分野:
皮膚科一般
資 格 等:
日本皮膚科学会皮膚科専門医
三尾 峻生
(みつお しゅんき)
(卒業年:2016年)
専門分野:
皮膚科一般
資 格 等:

飯田 玲美
(はんだ れみ)
(卒業年:2020年)
専門分野:
皮膚科一般
資 格 等:

山田 友莉香
(やまだ ゆりか)
(卒業年:2020年)
専門分野:
皮膚科一般
資 格 等:

中島 範久
(なかじま のりひさ)
(卒業年:年)
専門分野:
皮膚科一般
資 格 等:

非常勤医師
中川 秀己尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、白斑
東京慈恵会医科大学 名誉教授
江藤 隆史
アトピー性皮膚炎、乾癬、悪性黒色腫、水疱症
森本 里江子アトピー性皮膚炎、乾癬

(2023年10月1日現在)

認定施設

  • 日本皮膚科学会

「けんこう家族」掲載記事

第148号 2023年4月1日発行

新しい光線治療 エキシマレーザー
皮膚科部長 三井 浩

第133号 2019年7月1日発行

乾癬について
皮膚科部長 三井 浩

臨床研究への参加等

薬剤性過敏症症候群(DIHS)の疫学調査
概 要:
厚生労働省 難治性疾患政策研究事業 重症多形滲出性紅斑に関する調査研究班によるプロジェクトの1つ
対象患者:
2017年1月から2019年12月に当院でDIHSと診断された方
研究代表者等:
杏林大学医学部皮膚科 臨床教授 水川 良子先生
本調査についての詳細はこちら(572KB)をご覧ください
新規乾癬患者の疫学調査
概 要:
日本乾癬学会に関連する全国の乾癬治療を行う病院116施設による共同研究
対象患者:
2022年4月1日から2026年3月31日までに当院で乾癬と診断された方
研究代表者等:
名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科 教授 森田 明理先生
本調査についての詳細はこちら(182KB)をご覧ください

※これら臨床研究に提出するデータから、お名前・住所など患者さんを直接同定できる個人情報は削除されています。

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