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整形外科【解説】

反復性肩関節脱臼の関節鏡写真

靱帯の付け根に当たる関節唇(矢印)が肩甲骨(*)からはがれて靱帯がゆるむために脱臼を繰り返します。若い人程反復性になりやすいのですが、初めての脱臼であれば特殊な装具による治療によって再発率を下げることが出来ます。しかし何回も繰り返すようになると、手術以外の方法では治りません。手術では、はがれた関節唇を元の位置に固定しなおすことによって靱帯をしっかりさせ脱臼を防ぎます。

凍結肩(五十肩)と腱板断裂

凍結肩は何も原因がないのに肩が固まって痛む、腱板断裂はケガで肩の腱が切れて腕が挙がらなくて痛む、というふうに別の病気ですが、実際には、夜中に痛みが強い、肩だけでなく腕から肘が痛むなど、症状が非常に似て区別が難しいこともよくあります。治療としてはどちらも、正しい運動療法が非常に有効ですので、実際に指導を受けて自分でできるようになることが大切です。

外側上顆炎の関節鏡写真

通常テニス肘とかゴルフ肘と呼ばれる病気ですが、正式には上腕骨外側上顆炎といいます。肘の外側の腱に無理がかかって炎症を起こしている状態なので、治療では腱に無理をかけない手の使い方をすることが最も大切です。ほとんどの患者さんでは、手の使い方の注意に加えて、サポーター、お薬、注射などを併用することで治ります。しかし希にはこれら治療を長く続けても治らない場合があり、日常生活やスポーツでの不自由が多ければ手術が必要になります。手術では関節の内側(矢印)と関節の外側の異常を同時に治します。

舟状骨骨折

舟状骨は手首と親指の間にある小さな骨で、転んで手のひらを強くついた時に折れます。この骨折が問題になることが多い理由は、普通のレントゲン写真では骨折が見えにくいため見逃されやすいことと、治療をしてもなかなか骨がつきにくいことのためです。大切なのは骨折の種類を正しく診断することで、そのためにはCT(図の矢印)やMRIなど精密検査が必要です。

母指CM関節症

親指の付け根の関節が年齢とともにすり減って凸凹(図の矢印)になり痛みを生じる病気です。手首の少し先の部分が、こぶの様に出っ張って、ズボンをつまんで上げる時などに痛みます。すり減った関節は元に戻りませんが、多くの場合はお薬や装具による治療を時間をかけて行うことでよくなります。

外反母趾

外反母趾は足の親指が外側に曲がる(白矢印)病気と考えられがちですが、その原因は実は親指を支える足の甲の骨(第一中足骨)が内側に出っ張っている(黒矢印)ことです。外反母趾ではこれ以外にも足のいろいろな部分の変形が合併しているため、治療も親指だけでなく足全体の変形の状態を考えて行う必要があります。

三角骨障害

足首のつま先を下げる動作を繰り返すために足首の後ろ側の部分の骨が当たって痛みを生じる病気です。サッカーなどのスポーツ選手やクラシックバレーの踊り手に多いことで有名です。運動の調整やテーピング、薬、ブロック注射などの治療でどうしても症状がとれない場合は、当たる部分の骨(矢印)を削る手術によってよくなります。

衝突性外骨腫症(インピンジメントエクソストーシス)のCT関節鏡写真

サッカーなど足首の屈伸を繰り返すスポーツで、足首の前後の骨が当たって棘の様に出っ張ったり(骨棘:図の矢印)、かけら(関節ねずみ:図の*)になったりして痛みを生じます。運動の調整やテーピング、お薬、注射などでよくならない場合は関節鏡手術でこれらを切除します。

第5中足骨疲労骨折(ジョーンズ骨折)

足の疲労骨折はスポーツによってしばしば生じますが、ほとんどの場合手術は必要ありません。しかし第5中足骨(足の甲の小趾側の部分、左の図の矢印)に生じたものは特別で、非常に骨がつきにくく一旦治っても再発を繰り返すため、確実なスポーツ復帰のためには手術が必要になります。手術では特殊なネジ(右の図の矢印)で骨がずれないように固定し、早期にリハビリを始めます。

手根管症候群

中高年(いわゆる更年期前後)の女性の手のしびれの原因として非常に多い病気です。手首の付け根のところで神経が圧迫されて指のしびれを生じ、重症になると親指の付け根の肉がやせてボタンかけやコインつまみなど細かい作業が難しくなります。小指だけはしびれないこと、しびれが夜中や朝方に強くなることが特徴です。自然に治ることが多い一方で、非常に重症になると手術をしても後遺症が残る場合もあり、同じ病気でも患者さんよって治療方針が大きく異なります。神経の専門的な検査によって正しい診断をつけることが大切です。

肘部管症候群

肘の内側で神経が圧迫されて生じる病気です。手根管症候群と同じように指がしびれますが、手根管症候群とは逆に小指がしびれるのが特徴で、手の細かい作業がしにくくなります。原因はいろいろありますが、子供の頃の肘の骨折や、スポーツや職業で長年肘を使ったための後遺症として生じる場合が多いものです。手根管症候群と違って自然に治ることが少なく、治療が遅れると後遺症を残しやすいので、専門的な検査による早期診断と早期治療が大切です。

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