平成29年11月18日、東京消防庁による職員及び団員約4万人を動員した大規模総合震災消防訓練が行われ、当院も災害拠点連携病院として訓練に参加しました。震度5強以上の地震が発生したのを皮切りに地震が続発し被害が拡大していく想定で、当院では傷病者受入れ訓練を実施しました。今回の訓練は当院を含めた6会場で実施され、消防ヘリや船舶を用いた訓練が行われるなど非常に大規模なものでした。
当日は、東京消防庁や千代田区保健所など多くの方にお越しいただき、駐車場での緊急医療救護所用テント設営、無線での報告訓練、傷病者の受入及びトリアージ訓練などを行いました。
特にトリアージ訓練では、ケガのメイクを施した重傷者など200名ほどの傷病者役の方が、救急車やバスで搬送されてきました。本番さながらの緊迫した雰囲気の中、医師や看護師だけでなく様々な職種のスタッフが協力し、患者搬送を行いました。また1階ロビーにおいて、医師、看護師による傷病者への簡易処置を実施し、大きな混乱もなく無事終了しました。
これほど大規模な訓練への参加は初めてでしたが、日頃定期的に実施している防災訓練の成果を発揮し、スタッフ全員が協力してスムーズに対応することができました。今後の訓練に活かせそうな課題や反省点も見つかり、非常に有意義な経験となりました。
トリアージ訓練
患者搬送
1階ロビーでの簡易処置①
1階ロビーでの簡易処置②
また、今回の協力に際して、東京消防庁消防総監から感謝状をいただきました。
今回の経験を踏まえ、これからも病院としての使命、役割を果たすため、災害発生時等の適切な対応に努めてまいります。
消防総監から感謝状