年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 2 | 73 | 252 | 301 | 512 | 785 | 861 | 1616 | 1217 | 309 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
170020xxxxxx0x |
精神作用物質使用による精神および行動の障害 定義副傷病なし |
26
|
1.15 | 3.95 | 0.00 | 32.65 | |
030400xx99xxxx |
前庭機能障害 手術なし |
13 | 2.00 |
4.92 | 0.00 | 66.15 | |
060380xxxxx00x | ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 10 | 2.00 | 5.53 | 0.00 | 48.9 | |
161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
080270xxxx0xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1なし | - | - | - | - | - | |
内科は、予約外の急性疾患の患者さんや、特に夜間帯や休日などの救急患者さんに対応しています。
最も多い「精神作用物質使用による精神および行動の障害」はいわゆる「酩酊」の患者さんです。会社員や学生が多く、平均年齢が若い傾向があります。次いで2番目はめまい、3番目はウイルス性腸炎、4番目はアナフィラキシーの患者さん、5番目はアレルギー反応の患者さんの順となっています。
診断のために内科で入院検査を行い、診断がつき次第、専門診療科に転科していただき、専門医が診療いたします。そのため、内科での入院日数が全国平均と比べ短くなっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 45 | 6.80 | 6.25 | 0.00 | 56.67 | |
060150xx03xxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 44 | 4.91 | 5.40 | 0.00 | 39.18 | |
060035xx99x6xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり | 35 | 4.20 | 4.54 | 0.00 | 72.00 | |
060035xx010x0x |
結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし | 32 | 17.59 | 15.76 | 0.00 |
67.16 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし
|
32 | 9.03 | 9.00 | 3.13 | 69.81 | |
・外科では、消化器の良性から悪性までの疾患を対象とする治療を行っています。癌の治療に当たっては、画像診断を駆使し各診療科とも協力して、手術治療、内視鏡治療、放射線治療、化学療法などいわゆる集学的治療を行っています。
・胆のう結石の患者さんが最多になっています。身体に負担の少ない腹腔鏡を使用して手術を行うため、入院期間は7日程度と短くなっています。
・2番目に多い疾患は虫垂炎の患者さんです。腹痛で来院され緊急手術になる方も多く、入院後早急に手術を行います。
・3番目に多いの大腸(結腸)の悪性腫瘍で抗がん剤治療を行う患者さんです。患者さんの状態に合わせて抗がん剤治療を行っており、術後補助療法として再発予防の患者さんに投与することが多くなっています。悪性腫瘍は手術単独でがんを治療することは少なくなってきており、術前術後の化学療法併用が一般的になっています。また4番目は大腸悪性腫瘍の手術患者さんです。
・5番目は鼠径ヘルニア手術の患者さんです。当院ではヘルニア外来を開設しており、多くの患者さんが手術のために入院されます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 34 | 4.82 | 5.88 | 0.00 | 57.71 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし | 22 | 8.77 | 10.15 | 0.00 | 66.50 | |
100020xx010xxx | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術。処置等1なし | 19 | 7.84 | 8.19 | 0.00 | 44.68 | |
100130xx97x0xx | 甲状腺の良性結節 手術あり 手術・処置等2なし |
17 | 7.35 | 7.20 | 0.00 | 44.18 | |
090010xx99x2xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり | - | - | - | - | - | |
・乳腺におきる最も重い病気が乳がんです。女性の罹患率(がんにかかる率)第1位のがんです。乳がんの治療は、手術や放射線治療の局所療法と、内分泌療法、化学療法、分子標的療法の全身療法との組み合わせを考えます。その根拠となる検査として、針生検という方法で、がんの一部を針で取り、サブタイプと呼ばれるがんの性質を調べ(病理検査)、効果的な治療法を選択します。場合によっては、化学療法や内分泌療法の全身療法を先行して、腫瘍を小さくしてから乳房温存手術を行う術前化学療法が選択されることもあります。また、乳房をすべて切除しなければならない場合、人工物(インプラント)や自家組織(筋肉や脂肪)で乳房を再建する手術も選択枝の一つになります。このように、その患者さんの乳がんのタイプにわけて専門的な判断を下し、治療します。
・その他、甲状腺腫瘍に対しても手術治療を行っています。甲状腺の悪性腫瘍には乳頭癌、濾胞癌、未分化癌、髄様癌、悪性リンパ腫等といったいろいろな種類があり、種類によって病気の進行度や症状が異なります。他の癌と比べて、40代の女性に多くみられるのが特徴です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160620xx01xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 | 67 | 20.16 | 13.52 | 0.00 | 40.09 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 50 | 38.88 | 25.32 | 50.00 | 81.20 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 44 | 32.93 | 23.02 | 0.00 | 73.93 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 30 | 6.57 | 4.99 | 3.33 | 58.30 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | - |
- | - | - | - | |
・当院の整形外科は、関節の内視鏡を世界で最も早く始めた施設であり、多くの患者さんが来られます。事故やスポーツによるケガ、中高年の老化に伴う関節の障害などの治療を行っています。
・手術後は地域包括ケア病棟を活用し、転院せずに長くリハビリを行い、スムーズな日常生活の復帰を目指しています。
・事故やスポーツの外傷によって膝や肘の関節を傷めたり、靭帯や腱が傷ついた場合に手術が必要になります。手術後のリハビリが非常に重要で、部位によりますが2~3週で退院となります。
・人工骨頭挿入術は大腿骨頚部骨折の患者さんに対して行います。骨粗しょう症をもつ高齢者の患者さんに多く、受傷理由として転倒等が挙げられます。出来るだけ早期に手術、リハビリを行うことが大切です。リハビリに時間がかかりますが、当院では地域包括ケア病棟を活用し、最後までリハビリを行うことが出来るようになっています。
・人工関節置換術は変形性関節症や関節リウマチ等で、痛みが取れない場合に行います。リハビリを行うため、入院期間は3週間から1か月程度です。
・前腕の骨折は、転んで手をついたり腕を挟むなどの外傷がきっかけになることが多い症例です。前腕にある橈骨と尺骨という2つの骨のいずれか、もしくは両方が折れる場合もあります。骨のずれが大きい場合は手術となります。
・脊椎圧迫骨折は当院では保存的治療を行っています。大腿骨頸部骨折と同様に骨粗しょう症をもつ高齢者の患者さんに多く発生します。脊椎は背骨を首から腰にかけて構成する骨であり、発症した骨に一致する形で痛みを生じ、立ちあがり、かがみ等の動作に関連して増悪する傾向があります。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし | 30 | 5.60 | 4.01 | 0.00 | 53.03 | |
080007xx97xxxx |
皮膚の良性新生物 その他の手術あり | 13 | 7.00 | 5.86 | 0.00 | 54.92 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | - |
- | - | - |
- | |
160200xx0200xx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | - | -
|
- | - | - | |
180060xx97xxxx | その他の新生物 手術あり | - |
- | - | - | - | |
・脂肪腫、粉瘤、色素性母斑、その他の皮膚皮下腫瘍の患者さんが多く来院されます。特に脂肪腫、粉瘤の患者さんが多く、全身どこにでもできうる皮膚・皮下腫瘍です。手術治療が必要になる場合も多いですが、その際は個々の患者さんの背景を加味して、麻酔方法を検討してから行います。
・仙骨部毛巣洞は、臀裂部に生えている体毛が皮膚に突き刺さり、皮膚の下で膿と一緒に巣を作る病気です。長く放置すると臀部の広い範囲に広がり、「膿皮症」と呼ばれる病態となります。完全に治すためには、毛が皮膚に入り込んだ部位を含めて一塊に切除します。全身状態に問題のない場合は、原則手術前日に入院していただき手術します。病巣の広がりにより2週前後の入院となります。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし
|
17 | 12.71 | 9.78 | 0.00 | 72.65 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 11 | 29.27 | 18.90 | 27.27 | 58.09 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 11 | 12.45 | 15.77 | 0.00 | 74.55 | |
070341xx020xxx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頭部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1なし
|
- | - | - | - | - | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - |
- |
- |
- |
- |
|
・最も多いのが外傷性脳出血の患者さんです。頭部外傷が原因になり、後に脳の表面に血腫が溜まる「慢性硬膜下血腫」の患者さんが多く、次にくも膜下出血が多くなっています。治療としては、硬膜下血腫穿孔洗浄術や穿頭脳室ドレナージという手術を行います。入院期間は10日ほどです。
・2番目に多いのが脳出血の患者さんです。脳出血は出血した部位により、皮質下出血や被殼出血、視床出血等に分類されます。出血の原因として、動脈硬化や高血圧、脳動静脈奇形が挙げられます。出血量が少なかったりして手術をしない場合は、点滴や内服で経過をみます。
・3番目に多い疾患の脊柱管狭窄症は、当院には日本脊髄外科学会認定指導医がおり、脊髄脊椎外科外来を開設して多くの患者さんを診療しています。脊柱管狭窄症は、高齢になるにしたがって背骨が変形し、その変形の程度が限界を超えてしまうと変形した骨の一部が神経に接触したり圧迫したりして症状を呈してきます。症状の最も一般的なものは腰椎の変形により、下肢にしびれや痛みが生じるものです。最近の高齢化に伴い、背骨特に腰椎の変形が多く見られるようになり、神経の通り道が細くなる腰部脊柱管狭窄症という疾患の方が多く来られます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x00x |
肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 34 | 11.65 | 10.47
|
0.00 | 68.29 | |
040200xx01x00x |
気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 33 | 8.15 | 9.86 | 0.00 | 30.15 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし | - | - | - | - | - | |
040020xx97xxxx | 縦隔の良性腫瘍 手術あり
|
- | - | - | - | - | |
040200xx99x00x | 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | - | - | - | |
・気胸を発症した場合、中等症以上では、胸腔ドレナージという処置、または手術となり、治療は入院で行います。胸腔ドレナージとは、胸腔にドレーンという管を挿入して肺から漏れた空気を体外に出す処置をいいます。通常5~7日、空気漏れが収まらないとき、気胸と同時に血胸を合併する場合、同側気胸の既往があり再発のとき、対側気胸の既往があるときは手術療法となります。手術の場合の入院期間は、平均7~8日間です。
・合併症が生じた場合や高齢者の場合は入院期間が延びることがあります。
・肺がんの治療は、病気の進行度に応じた治療法となります。肺がんが肺内やごく一部のリンパ節までにとどまっている場合は、手術で切除します。早期であれば胸腔鏡手術を行います。肺がんが拡がっている場合は、開胸手術となります。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010160xx99x10x |
パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2あり 副傷病なし |
70 | 24.46 | 19.21 | 0.00 | 74.46 |
|
010170xx99x10x |
基底核等の変性疾患 手術なし 手術・処置等2あり 副傷病なし |
63 | 28.25 |
17.07 |
4.76 | 75.02 |
|
010230xx99x00x |
てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし |
34 | 6.88 | 7.22 | 0.00 | 55.85 | |
010060x2990301 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 22 | 20.59 | 17.99 | 18.18 | 72.73 | |
010061xxxxx0xx | 一過性脳虚血発作 手術・処置等2なし | 19 | 7.47 | 6.40 | 5.26 | 66.79 |
・神経内科領域ではごく一般的な神経難病(厚生労働省の特定疾患)であるパーキンソン病の患者さんが多くなっています。診断は症状、診察所見、経過などから行われますが、他のパーキンソン症状をきたす疾患との鑑別のため各種検査が必要です。治療は薬物療法、リハビリテーション、特殊な外科治療があり、日常生活が送れるように調整します。定期的なリハビリ、病状評価、薬剤調整の他、肺炎や尿路感染などの合併症を起こした場合は入院して投薬治療、リハビリを行います。入院期間は1ヶ月ほどです。
・基底核等の神経変性疾患は、主に進行性核上性麻痺、皮質基底核変性症などで、高齢化に伴って増加している疾患です。パーキンソンに似た症状をきたしますので、鑑別診断が重要です。定期的なリハビリは筋肉の衰えを防ぎ、転倒を防止するためにも重要です。
・てんかんの患者さんも多く入院されています。発作を起こし、救急搬送された方が精査のために入院するケースも多く、1週間程度の入院となります。てんかんは、症状や原因によって分類され、治療法や予後が異なります。抗てんかん薬の内服が基本ですが、いくつかの薬を使用しても治療が難しい場合は、外科手術を検討することもあります。
・4番目に多いのは脳梗塞で、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳梗塞、その他に分類されます。原因に合わせた適切な治療と再発予防を行います。入院期間は後遺症なく退院できる場合は10日から2週間程度ですが、リハビリテーションが必要な場合は、3~4週間程度の入院となります。自宅退院できない場合は、回復期リハビリテーション病院や療養型病院など、病期や患者さんの状態に合わせた適切な施設に転院します。
・5番目に多い一過性脳虚血発作は、一時的に脳への血流が低下することで脳梗塞と同様の症状を引き起こします。症状は5~10分ほど継続して消失するのが一般的で、1時間以内に消失することがほとんどでですが、その後に脳梗塞を発症することもあるため、原因を特定し、治療を行うことが大切です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 118 | 3.25 | 2.50 | 0.00 | 69.49 | |
11012xxx020x0x |
上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 定義副傷病なし |
60 | 4.12 | 5.56 | 0.00 | 59.73 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | 48 | 6.83 | 7.02 | 0.00 | 72.50 | |
110420xx02xx0x | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 定義副傷病なし | 24 | 3.13 | 3.99 | 0.00 |
77.25 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし | 22 | 6.41 | 9.65 | 0.00 |
74.82 | |
・最も多いのは前立腺生検の患者さんです。採血検査で前立腺特異抗原(PSA)の数値が4.1ng/mL以上または直腸診で前立腺に硬結を触れるなどの所見が得られた場合、前立腺癌が疑われます。癌かどうかの病理診断を得るためには「経直腸的前立腺針生検」という生体検査が必要です。当院では、この検査を2泊3日の日程で行っています。検査は手術室で腰椎麻酔のもと実施しています。病理検査の結果は1週間程度で判明します。
・尿管結石の患者さんが多く、痛みにより救急車で搬送されてくる患者さんも少なくありません。治療は自然排石を認めない場合、手術治療となります。手術方法としては侵襲の少ない内視鏡治療となります。内視鏡手術をした場合、4~5日で退院となります。
・膀胱癌の治療の基本は、内視鏡手術による切除です。尿道から内視鏡を挿入して腫瘍を直接見ながら電気メスで切除します。切除すると同時に止血もできます。血尿の状態や手術で削った範囲を考慮して、術後1~3日目にカテーテルを抜きます。通常1週間以内で退院となります。また、患者さんによっては抗がん剤治療も行います。
・腫瘍や結石等により尿管が狭くなり、尿の通りが悪くなることで腎盂に尿がたまると、腎盂が拡張して水腎症を生じます。水腎症を放置すると腎臓が圧迫され、腎機能低下を生じますので、尿の通りをよくするために尿管にステントを留置して尿管を広げる治療を行います。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030250xx991xxx |
睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 41 | 2.00 | 2.03 | 0.00 | 58.95
|
|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし
|
24 | 26.63 | 20.57 | 25.00 | 87.83 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2なし | 22 | 23.41 | 18.42 | 4.55 | 76.50 | |
040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり | 20 | 14.25 | 19.34 | 0.00 | 76.25 | |
040040xx99080x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし | 20 | 4.90 | 9.01 | 0.00 | 70.75 | |
・最も多いのは、睡眠時無呼吸症候群の診断のために終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を受けた患者さんです。1泊入院し、脳波、眼球運動、筋電図、心電図、呼吸気流、呼吸運動、いびき音、経皮酸素飽和度などを記録する装置を装着して眠ります。データから睡眠状態と無呼吸・低呼吸および閉塞型か中枢型かなどを解析します。
・2番目は、誤嚥性肺炎の患者さんです。ものを飲み込む嚥下機能が低下して、飲食物や口腔内貯留物が気管に入ってしまうことから発症します。高齢者に多いのが特徴です。
・3番目は、間質性肺炎で、急性増悪を生じたり、呼吸器感染症を合併した患者さん、あるいは在宅酸素療法導入のために入院された患者さんです.特に急性増悪の場合は、パルス療法を含むステロイド療法や免疫抑制剤などによる長期の治療が必要になり、入院期間の延長に関連しています。
・4、5番目は、肺癌で、抗がん剤の治療を受けた患者さんであり、抗がん剤の種類により入院期間は変動します。肺癌では、手術や放射線治療が向いていない患者さんが多くあり、いろいろな抗がん剤による治療を繰り返しておこなっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし | 83 | 6.64 | 4.36 | 0.00 | 68.06 | |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし
|
63 | 3.44 | 3.06 | 1.59 | 65.41 | |
050050xx9920xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし | 41 | 3.68 | 3.27 | 0.00 | 67.63 | |
050130xx9900xx | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 38 | 19.11 | 17.35 | 7.89 | 84.97 | |
050130xx9902xx | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり
|
31 | 28.97 | 23.83 | 9.68 | 86.26 |
・虚血性心疾患とは、動脈硬化によって冠動脈に狭窄や閉塞などが起きて心臓の筋肉(心筋)への血流が不足し、心臓に障害が起こる疾患の総称です。冠動脈の狭窄を治療する方法で、経皮的冠動脈形成術(カテーテル治療)があります。足の付け根や肘、手首の動脈からカテーテルを入れて冠動脈の狭窄を治療する方法です。局所麻酔で行いますので、体の負担は少なくて済み術後2~3日で退院となります。診断には検査が必要で、特にカテーテルという細い管を手首、肘や足の付け根の動脈から冠動脈まで進めて、造影剤を流して動画を撮影する冠動脈造影検査(心臓カテーテル検査)により、治療方針が決められます。予定入院、緊急患者さんが入院し、予定入院の際は3~4日の入院期間となります。
・心不全は大きく急性心不全と慢性心不全に分けられます。症状としては、息切れ、呼吸苦、むくみ(浮腫)などが代表的なものです。治療は心不全の状態に応じて、入院が必要かの判断をします。心不全の治療の原則は「心臓の負担をとること」であり、安静が必要です。肺に水が溜まってしまうと、呼吸がしづらくなりますので、酸素吸入などの呼吸サポート、投薬治療を行います。虚血性心疾患が原因で心不全をきたしている場合は、カテーテルによる治療を行うこともあります。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 56 | 10.80 | 10.39 | 0.00 | 67.63 | |
110280xx9901xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2:1あり | - | - | - | - | - | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | - | - | - | - | - | |
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | - | - | - | |
110290xx99x0xx | 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
・腎機能障害は、腎炎の他に、糖尿病、高血圧症など様々な原因によって起こります。原疾患によっては腎機能保持が可能な事もあり、疾患に応じた治療(ステロイドなど免疫抑制剤 他)を行います。しかし疾患によっては根治が期待できず、腎機能低下を止めるように管理が必要となります。食事療法では減塩を中心に、蛋白制限、カリウム制限などを行います。
・原因となる疾患やその活動性により、治療法や予後が異なることから、腎生検が必要となる場合があります。診断のために腎生検が必要な場合は、6~7日の入院が必要です。経過中に高血圧や浮腫などのコントロールが必要となった場合には1~2週間の入院となります。(延長する場合もあります)
・腎不全が進行した場合には、血液浄化療法(人工透析)が必要となります。これらの準備のためバスキュラーアクセス作成(シャント造設や動脈表在化)を行います。手術だけであれば数日~1週間程度です。しかし、腎機能がさらに低下した場合には、透析導入が必要となり、その際の入院期間は約2週間です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99x4xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2:4あり | 18 | 12.67 | 10.66 | 0.00 | 75.67 | |
130030xx99x5xx |
非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2:5あり | 18 | 22.06 | 19.92 | 0.00 | 71.56 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり | 16 | 41.75 | 37.46 | 0.00 | 62.00 | |
130060xx97x40x | 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし | 11 | 34.45 | 18.76 | 0.00 | 77.18 | |
130060xx99x4xx | 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等24あり | - | - | - | - | - | |
・非ホジキンリンパ腫の中で最も多いB細胞リンパ腫の標準的な治療は、抗がん剤と副腎皮質ステロイド剤、モノクローナル抗体(リツキシマブなど)を組み合わせた治療です。使用する薬の種類や日数、回数は病気の広がり具合やリンパ腫の種類によって異なります。また、放射線治療を組み合わせて行うこともあります。最初の治療導入時には、入院が必要です。入院期間は標準的な治療(R-CHOP)の場合は10-14日間ほどかかりますが、2回目からは外来で治療することが出来ます。
・急性白血病の治療は、白血病細胞を根絶するためにいくつかの抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法を繰り返し行います。急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病では使う薬剤や使用期間が異なります。強い治療ですので、入院期間が長くなります。短期間の退院をはさみながら治療を繰り返します。
・骨髄異形成症候群とは、造血幹細胞の異常によって正常な血球を十分に作ることが出来なくなり、貧血、白血球減少、血小板減少をきたす病気です。骨髄と末梢血中の芽球(腫瘍細胞)の割合や染色体異常などにより病状を分類します。芽球の割合が多かったり、染色体異常が複雑だったりするほど、病状が進んでいると診断し、アザシチジンによる治療を検討します。
※当科での「手術」とは輸血のことです。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx |
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 |
207 | 2.49 | 2.65 | 0.00 | 70.03 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 44 | 4.98 | 7.70 | 0.00 | 70.59 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 43 | 8.79 | 9.21 | 0.00 | 77.12 | |
060380xxxxx00x | ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 定義副傷病なし
|
42 | 3.88 | 5.53 | 0.00 | 37.69 | |
060035xx03xxxx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
|
36 | 7.06 | 6.78 | 0.00 | 66.33 | |
・日本人に大変増えている大腸がんですが、その大部分は良性の大腸ポリープが年月をかけて癌化するものであるため、大腸ポリープのうちに発見し内視鏡治療を行うことが大腸がんの予防に有効です。小さなポリープであれば日帰り検査の際に見つかればその場で切除できるものも多いのですが、ポリープが大きい場合や数が多い場合は安全のために1~2泊の入院で治療を行います。ポリープの切除は専用のスネア(針金の輪のような器具)を用いて行います。直接ポリープを根元から切除するポリープ切除術と、生理的食塩水を注入して隆起させて切除する粘膜切除術を、ポリープの形や大きさにより適宜使い分けます。
・憩室とは消化管の壁の一部が小さくくぼんだ状態で、多くは加齢に伴い特に大腸に良く認められます。大腸の場合は小豆大くらいのくぼみで多発することが多く、憩室内に便がはまりこみ硬い石のようになっていることもあります。無症状でたまたま検査で見つかる場合も多いのですが、食生活の欧米化などに伴い大腸憩室は日本人に増えており決して珍しくないものとなっています。運動不足や食物繊維摂取不足などが引き金となり憩室に細菌が感染し炎症を生じたり(憩室炎)、憩室の部位の粘膜の血管から出血することがあり(憩室出血)、入院治療が必要になることがしばしばあります。いずれも重症化すると外科手術が必要になることもあるため、入院して安静にし、食事を止めて点滴を行います。抗菌剤の投与や出血がひどい場合は大腸内視鏡で止血処置を行う必要があります。きちんとした内科的治療を行えば多くの場合は重症化せず改善します。治療のための入院期間は一般的に1~2週間程度を要します。
・胆管炎は胆管という管に流れている胆汁に感染が生じた状態で、高熱や黄疸が認められます。治療は絶食、輸液投与、抗生剤投与等で胆道ドレナージの実施が推奨されてます。胆道ドレナージはうっ滞している胆汁を対外に排出する方法で内視鏡を用いた内視鏡的ドレナージや体表から針を肝臓に刺して行う経皮経肝胆管ドレナージがあります。
・早期大腸がんは粘膜下層剥離術という大腸内視鏡カメラを用いた治療が可能です。がんは可能な限りひと固まり(一括)で切除する必要がありますが、この剥離術は機器で病変部を確認しつつ、一括切除が可能です。術後、翌日までは絶食し点滴で経過を見て、合併症がなければ、術2日後から食事が摂取でき、1週間ほどで退院となります。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007xxxxxx1xx |
2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり | 66 | 14.55 | 14.41 |
0.00 | 66.82 | |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし | 37 | 12.11 | 11.15 |
0.00 | 62.84 | |
100180xx990x0x | 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし | 15 | 5.27 | 6.66 | 0.00 |
53.53 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 13 | 2.00 | 2.03 | 0.00 |
52.77 | |
100120xx99xxxx
|
肥満症 手術なし | 13 | 20.46 | 15.16 | 0.00 | 52.31 |
・糖尿病患者さんの95%以上は2型糖尿病です。インスリンは分泌されているものの、長期罹病により、インスリン分泌が低下していたり、効果が減弱している場合に、高血糖となります。糖尿病診療の基本は、食事・運動療法を中心とした生活習慣改善です。適切な食事・運動療法を継続しても、血糖コントロールが得られない場合は、薬物療法を行います。外来で治療することもありますが、初めて診断された場合は特に適切な行動変容を身に付けるため、また血糖コントロール不良の場合や糖尿病合併症が進行している可能性が見込まれる場合には入院診療が必要です。入院中は医師、栄養士、薬剤師などから糖尿病の病態や食事・運動療法、薬物療法について正しい知識を学び、生活変容を実体験することが重要です。
・肥満症の診療では、食事・運動療法によって体重、特に内臓脂肪を減らすことが大切です。入院治療に、①生活習慣病改善の動機づけのための2泊3日のメタボリックシンドローム教育入院がありますが、②肥満の合併症が多い場合や高度肥満の場合は、精密検査と治療のために3週間程度の入院が必要です。①は実体験をしていただく予防的な意味合いもありますが、②は実際に起こりうる致死的な疾患を防ぐための減量効果を実感していただく側面が大きいといえます。
・副腎は、生命維持に重要なホルモンを生成・分泌します。副腎腫瘍の多くは非機能性ですが、ホルモンを過剰に生成・分泌する腫瘍を機能性腫瘍といい、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症、骨粗鬆症を引き起こします。機能性腫瘍は主に①原発性アルドステロン症、②クッシング症候群、③褐色細胞腫、の3つがあり、重複することもあります。原発性アルドステロン症は、高血圧症全体の5~10%を占め稀でなく、かつ手術により高血圧が治癒することも多い疾患です。手術が困難な場合や患者さんが手術を希望しない場合は、抗アルドステロン薬などで治療します。治療方針の決定や重複疾患の診断のために、各種薬物を用いた負荷試験が必須であり、5日ほどの入院を要します。
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 22 | 11 | 18 | 43 | 18 | 10 | 1 | 7 |
大腸癌 | 12 | 30 | 50 | 91 | 46 | 60 | 1 | 7 |
乳癌 | 29 | 16 | - | - | - | 13 | 1 | 7 |
肺癌 | 21 | - | 32 | 55 | 11 | 26 | 1 | 7,8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | 29 | 1 | 7 |
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 |
- | - | - |
中等症 |
28 | 30.89 | 77.07 |
重症 |
12 | 42.92 | 85.83 |
超重症 |
- | - | - |
不明 | - | - | - |
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 83 | 29.54 | 73.41 | 18.85 |
その他 | 39 | 18.44 | 69.51 | 8.20 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 68 | 1.84 | 4.35 | 0.00 | 57.16 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 44 | 0.55 | 3.52 | 0.00 | 40.11 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 31 | 2.90 | 13.68 | 0.00 | 67.81 | |
K6112 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) | 26 | 0.77 | 4.55 | 0.00 | 58.62 | |
K740-22 | 腹腔鏡下直腸切除術・切断術 低位前方切除術 | 16 | 3.38 | 22.50 | 0.00 | 65.69 | |
・当院で最も多い胆石症の手術は、腹腔鏡下手術が中心となり、入院期間が5~6日と短くなっています。炎症が激しい場合は、さらに一週間程度の入院が必要です。
・2番目に多い手術は虫垂炎の手術です。腹痛を訴えて緊急来院される方も多くいらっしゃいます。虫垂炎の患者さんは、他の疾患と比べて平均年齢が低いのが特徴です。
・悪性腫瘍の患者さんには、抗がん剤投与のためのポートと呼ばれる小さな器具を埋め込む手術も行っています。これにより、長時間の投与が必要な場合も在宅での治療が可能になります。
・大腸癌の患者さんに対して、侵襲の少ない腹腔鏡での手術も行っています。小さな傷による手術のため、術後の回復が早く、早期の退院・社会復帰が可能となりました。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 |
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除(腋窩部廓清を伴わない)) |
34 | 1.32 | 2.50 | 0.00 | 57.11 | |
K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) |
16 | 1.00 | 5.38 | 0.00 | 44.25 | |
K4633 | 甲状腺悪性腫瘍手術 全摘及び亜全摘(頸部外側区域郭清を伴わないもの) | - | - | - | - | - | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの | - | - | - | - | - | |
K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む)) | - | - | - | - | - | |
・乳がんの手術は、乳房をすべて切除する「乳房切除術」と、部分的に切除する「乳房温存術」に分けられます。当院では60%の患者さんが乳房温存術を受けています。部分切除の場合は、入院期間が短くなります。
・甲状腺にできる腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。良性腫瘍でも、腫瘍が大きくなるようであれば手術を検討いたします。悪性と判断されたとき、あるいは悪性が強く疑われる場合は、手術療法となります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(肩、股、膝)
|
54 | 2.81 | 30.96 | 0.00 | 73.15 | |
K0461 |
骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) | 41 | 2.98 | 33.68 | 41.46 | 80.46 | |
K069-3 | 関節鏡下半月板縫合術 | 34 | 1.24 | 16.15 | 0.00 | 43.65 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 32 | 1.91 | 10.72 | 6.25 | 59.28 | |
K079-21 | 関節鏡下靱帯断裂形成手術 十字靭帯 | 28 | 1.39 | 19.36 | 0.00 | 35.93 | |
・人工関節置換術は変形性関節症や関節リウマチ等で、痛みが取れない場合に行います。リハビリを行うため、入院期間は3週間から1か月程度です。
・半月板損傷の手術方法は、半月板の損傷の度合いや損傷の仕方により変わりますが、縫合術と切除術があります。手術は、関節鏡を用いた関節鏡下手術を行います。血行の良い部分で断裂している場合には、縫合術を行います。
・膝の靭帯の中で前十字靭帯、後十字靭帯はスポーツをする上で非常に重要な靭帯です。とくに前十字靭帯は完全に切れるとギプスやリハビリでは治らないため、関節鏡で関節の中を見ながら、自分の腱を移植する再建手術が必要になります。入院期間はどの程度までリハビリを行うかによって異なりますが、2~3週間程度です。
・骨折の手術では、大腿骨頚部骨折が多く、次いで前腕や足の脛と続きます。近隣のクリニックを受診し、手術が必要なために紹介で来院される方も多いです。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) | 15 | 1.00 | 4.80 | 0.00 | 53.07 | |
K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上12㎝未満) | 15 | 0.93 | 3.87 | 0.00 | 53.93 | |
K753 | 毛巣嚢、毛巣瘻、毛巣洞手術 | - | - | - | - | - | |
K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4センチメートル以上 | - | - | - | - | - | |
K0064 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径12センチメートル以上 | - | - | - | - | - | |
当院形成外科では良性腫瘍の手術が多くなっています。全身状態に問題のない場合は原則手術前日に入院していただいています。
・仙骨部毛巣洞の手術は、手術前日に入院の上、腰椎麻酔もしくは全身麻酔で手術をします。手術直前に入口の穴から色素を注入して内腔を染色し、病巣の取り残しがないようにしてから手術を行います。手術は1~2時間程度です。
・脂肪腫や、母斑、粉瘤、その他の良悪性腫瘍の患者さんが多く、腫瘍を摘出後、単純縫縮ないし、縫縮が困難な場合は皮弁作成術とよばれる手技を用いて欠損部を閉鎖します。術後に切除したスペースに血腫が溜まらないように、血抜きの管を創底部に留置しておきます。入院期間は通常数日ですが、サイズが大きい場合や深在性の場合は入院日数が1週間前後になります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 12 | 1.42 | 18.67 | 8.33 | 82.67 | |
K1425 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) |
11 | 3.82 | 7.64 | 0.00 | 74.55 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む) 椎弓形成 | ‐ | ‐ | ‐ |
‐ | ‐ | |
K1742 | 水頭症手術 シャント手術 | - | - | - | - | - | |
K164-5 | 内視鏡下脳内血腫除去術 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ |
・高齢化に伴い、腰椎の変形による腰部脊柱管狭窄症という神経の通り道が細くなる疾患があります。歩行障害が進行し、日常生活に支障が出てくる場合、手術となります。手術にはいろいろな方法がありますが、当院で最も多いのは、椎弓切除術と呼ばれるもので、脊椎の後側の骨を切除することで脊柱管を拡大し、神経の圧迫を取り除く手術です。
・慢性硬膜下血腫の治療法としては慢性硬膜下血腫洗浄・除去術という手術をします。この手術では、局所麻酔で頭蓋骨に小さい孔をあける穿頭術を行い、血腫を吸いだし、生理食塩水で洗浄します。
・水頭症の治療としてシャント手術を行っています。この手術は脳脊髄液の循環改善を目的に行います。手術には代表的なものとして脳室から髄液を排出させるVPシャントと腰椎から髄液を排出するLPシャントがあり、手術は全身麻酔下で行われます。
・内視鏡下脳内血腫除去術とは穿頭術後に内視鏡で血腫を吸引し、出血部位の止血を行います。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5131 | 胸腔鏡下肺切除(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) |
34 | 2.65 | 4.53 | 0.00 | 30.26 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 17 | 2.53 | 6.82 | 0.00 | 71.47 | |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 15 | 3.27 | 9.93 | 0.00 | 66.13 | |
K513-4 | 胸腔鏡下肺縫縮術 | - | - | - | - | - | |
K513-2 | 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 | - | - | - | - | - | |
・当院では自然気胸の患者さんが多く、手術治療は、胸腔鏡下で行い、術後の侵襲の軽減や早期回復に寄与しています。当院独自の方法として1ヶ所のキズだけで行う1port法を、可能な症例に対して行っています。
・肺がんに対しては、I期症例を中心に完全胸腔鏡下手術(最も大きな傷が5㎝前後)を行っており、術後の疼痛軽減や低侵襲に寄与しています。超高齢者や全身状態がやや不良(合併症等により)な症例では、完全鏡視下で部分切除や区域切除(切除範囲を小さくする)を行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 14 | 47.71 | 56.07 | 21.43 | 77.00
|
|
K386 | 気管切開術 | - | - | - | - | - | |
K6181 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) | - | - | - | - | - | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 | - | - | - | - | - | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | - | - | - | - | - |
・当科はパーキンソン病をはじめとする神経変性疾患の診療を重視しており、発症初期からの診断、検査、リハビリ、薬物治療、薬の副作用対策のほか、進行期の誤嚥性肺炎や尿路感染などの内科的合併症にいたるまで、入院診療ふくめ積極的に行っています。そうした中で、筋肉の衰えや麻痺により飲み込みや呼吸が困難になり、胃瘻造設や栄養管理としてカテーテルを留置、気管切開を行う患者さんがいらっしゃいます。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの | 59 | 1.08 | 2.03 | 0.00 | 59.51 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの
|
48 | 1.35 | 4.38 | 0.00 | 72.73 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 36 | 0.75 | 2.28 | 0.00 | 76.64 | |
K007-2 | 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 | 11 | 1.00 | 1.27 | 0.00 | 72.73 | |
K783 | 経尿道的尿管狭窄拡張術 | - | - | - | - | - | |
・尿路結石症で自然排石できない大きな結石や尿路閉塞を伴う場合は、手術適応となります。手術はいくつかの方法があります。尿管結石の外科的治療として、尿道から膀胱、尿管に内視鏡を挿入し、レーザーで結石を破砕します。破砕した結石を特殊な器具を用いて回収する経尿道的尿路結石除去術を行っています。入院期間は4~5日です。
・膀胱癌に対する内視鏡手術も多くなっています。尿道から内視鏡を挿入して腫瘍を直接見ながら電気メスで腫瘍を切除します。入院期間は7日以内です。
・尿管に結石が嵌頓(かんとん)している場合や、それに伴う尿路感染症をきたしている場合は、経尿道的尿管ステント留置術を行います。
・金属マーカー留置術はがんの放射線治療は高精度放射線治療では目標の領域に高精度に放射線を集中することで治療効果を向上させるため、部位の特定は大切であり、そのためのマーキングとして金属コイルや金属線を留置する方法で、経皮的に穿刺をして留置をします。
・腎盂尿管移行部や尿管に狭窄がある方に対して、狭窄部位を切開またはバルーンで拡張を行う方法があります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 74 | 3.34 | 2.81 | 0.00 | 68.34 | |
K5463
|
経皮的冠動脈形成術(その他) | 12 | 3.25 | 8.50 | 0.00 | 66.42 | |
K5972 | ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合
|
11 | 6.27 | 18.09 | 0.00 | 83.64 | |
K5492 |
経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | - | - | - | - | - | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | - | - | - | - | - | |
・狭心症の治療として、カテーテル治療があります。狭窄した冠動脈の病変にガイドワイヤーと呼ばれる細い針金を通して、そのワイヤーに沿ってバルーン(風船)で拡張し、ステントと呼ばれる金属の内張りを留置して、狭窄を解除します。
・不整脈の治療のひとつにペースメーカー治療があります。ペースメーカーは、電線であるリードを介して電気刺激を伝える事で心臓を収縮させます。洞不全症候群や房室ブロックなどの徐脈性不整脈に有効な治療方法です。鎖骨の下方に植え込みます。手術は局所麻酔で、時間は1~3時間です。ペースメーカーは、患者さんに最も適したものを選択します。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの | 16 | 5.31 | 9.94 | 0.00 | 71.50 | |
K6181 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置 四肢に設置した場合 | - | - | - | - | - | |
K607-3 | 上腕動脈表在化法 | - | - | - | - | - | |
K6122 | 末梢動静脈瘻造設術 その他のもの | - | - | - | - | - | |
K6153 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) その他のもの | - | - | - | - | - | |
・慢性(数か月~数年間)に進行する腎臓の障害によって体内循環の恒常性を維持できなくなった状態を慢性腎不全と呼びます。腎機能障害が進行する場合、腎代替療法の導入が必要となります。血液透析は、血液の体外循環を行い、体外の装置を通し老廃物を除去する方法ですが、長時間血液を浄化するために、シャントと呼ばれる血管を作る必要があります。前腕や上腕などの動脈と静脈をつなぎ合わせ、静脈を太くする手術(内シャント術)を行います。入院期間は、シャント造設に数日~1週間、その後透析導入となるとさらに2週間程度の入院が必要になります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝未満) |
186 | 0.44 | 1.19 | 0.00 | 70.96 | |
K721-4
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早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 53 | 1.00 | 4.94 | 0.00 | 64.94 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 32 | 4.78 | 14.66 | 3.13 | 76.41 | |
K7212 |
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝以上) | 25 | 0.24 | 1.16 | 0.00 | 63.72 | |
K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 24 | 3.67 | 6.71 | 4.17 | 71.29 | |
・大腸ポリープの多くは将来癌化する可能性を持っているため、良性ポリープのうちに早期に発見し治療を行います。大腸内視鏡(大腸カメラ)を用いて切除します。小さなポリープで、日帰り検査の際に見つかればその場で切除できるものも多いのですが、ポリープが大きい場合や数が多い場合は安全のために1~2泊の入院で治療を行います。80歳以上のご高齢の方や他の持病がある方も体力的に大腸内視鏡検査自体が負担になるため、入院で慎重に行います。ポリープの切除は専用のスネア(針金の輪のような器具)を用いて行います。直接ポリープを根元から切除するポリープ切除術と、生理的食塩水を注入して隆起させて切除する粘膜切除術を、ポリープの形や大きさにより適宜使い分けます。
・早期大腸がんに対しても、内視鏡を使って病変を切除する早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術(ESD)を実施しています。胃のESDと同様、腸を切除しないので、術後の体の負担軽減につながります。術後、翌日までは絶食し点滴で経過をみます。合併症がなければ、術2日後から食事が摂取でき、1週間ほどで退院となります。
・胆管狭窄や胆管がん等の悪性腫瘍が原因の閉塞性黄疸等に対しては胆道ステント留置を、慢性膵炎や悪性腫瘍による膵管狭窄が原因で生じる閉塞性膵炎等に対しては膵管ステント留置を行っています。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - |
- |
異なる | -
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- | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - |
- |
異なる | 24 | 0.40 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - |
- |
異なる | - |
- |
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180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 31 | 0.52 |
異なる | - |
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