内視鏡センター部長 関川 憲一郎
内視鏡センターでは消化器内科、外科および人間ドックセンターの医師が消化器内視鏡検査・治療を分担または協力して担当し、経験豊富な看護スタッフとともに患者さんに適した検査・治療を提供いたします。
具体的には ①内視鏡による消化管のスクリーニングや、人間ドックや検診で指摘された異常に対する精密検査と、②内視鏡的止血術、内視鏡的胆石除去術及び内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)等の治療の安全で的確な実践を目指して努力しております。
苦痛なく検査を受けていただけるように上部および下部の内視鏡検査いずれにおいても鎮静剤(兼さの苦痛を軽減する注射剤)の使用にも積極的に対応いたします。そのための呼吸・循環モニターや検査後の安静・観察を行うリカバリールームなどの設備も完備し、安全に実施しております。また上部の検査では細径スコープによる経鼻内視鏡も選択でき、個々の利用者の方のニーズに幅広く応えられるようになっています。下部消化管内視鏡においては検査での腹部膨満の軽減につながる炭酸ガス送気を使用しており、当院人間ドックオプションでの大腸内視鏡検査も当センターで実施しています。
検査の結果で入院治療が必要な症例に関しては、毎週開催している内視鏡カンファランスおよび内科外科合同カンファランスで複数のスタッフで検討を行い、個々の患者さんに適した治療を提案できるような体制をとっております。
当院は日本消化器内視鏡学会の認定指導施設であり、医師では学会認定の指導医3名、専門医5名、また看護師では認定内視鏡技師3名を擁し、質の高い診療の提供を目指して臨んでいます。
今後も病院内での連携はもとより、地域医療でも信頼される基幹病院としての一翼を担うことに努めて参ります。検査と治療の両面で皆様のお役に立てるよう、スタッフ一丸となり日々鋭意努力しております。是非当センターをご利用ください。
院内感染の発生の予防対策として下記を実践しています。
これからも安心して安全にご利用いただけるよう努めて参りますので、ご協力よろしくお願いいたします。
東京逓信病院 内視鏡センター
当センター施設の簡単なご案内です。病院2階の採血室、外来化学療法センターのすぐ近くにあります。入口のドアは手動式です。
入口を入ってすぐに右手に受付と待合室があります。廊下の椅子では次の検査前にお待ちいただいたり、看護師が簡単な問診をおこなったりします。センター内にはBGM(音楽)が流れ、少しでもリラックスしていただける環境になるよう努めております。
廊下を進むと奥に大腸内視鏡検査用の前処置室があります。こちらで下剤の飲み方などをご案内のうえ、服用していただきます。男女別にスペースを仕切っております。
センター内には患者さん用のトイレが6個室あり、女性専用もご用意しております。また、鎮静剤を使用した検査後にお休みいただくリカバリールームも完備しております。
検査室は4ブースあり、各ブースに呼吸循環モニターや炭酸ガス送気システムを装備して安全で正確な検査を心がけております。(写真は超音波内視鏡下吸引細胞診(EUS-FNA)の実施風景です。)
部長 関川 憲一郎 (せきがわ けんいちろう) (卒業年:1991年) |
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光井 洋 | 院長補佐兼消化器内科部長 |
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小林 克也 | 消化器内科医長 |
加藤 知爾 | 消化器内科医長 |
松井 徹 | 消化器内科医長 |
奥田 純一 | 外科部長 |
村田 祐二郎 | 外科主任医長 |
山澤 邦宏 | 外科主任医長 |
土屋 剛史 | 外科医長 |
下里 あゆ子 | 外科医師 |
寺下 勇祐 | 外科医師 |
織畑 光一 | 外科医師 |
古畑 総一郎 | 人間ドックセンター部長 |
(2022年4月1日現在)
検査・治療症例数(件) | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
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上部消化管内視鏡検査(総数) | 3,542 | 3,422 | 3,506 |
下部消化管内視鏡検査(総数) | 2,190 | 2,228 | 2,443 |
膵胆道系内視鏡 | 193 | 192 | 142 |
カプセル内視鏡 | 4 | 3 | |
食道・胃静脈瘤治療 | 11 | 5 | 27 |
上部消化管腫瘍内視鏡切除術 | 59 | 46 | 39 |
大腸ポリープ粘膜切除術(うちESD) | 1,058(44) | 1,083(45) | 1,070(59) |
超音波内視鏡 | 337 | 238 | 226 |
臨床研究名称 | 責任者名 |
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消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築 (多機関共同前向き観察研究) ※詳細はこちら(147KB) | 関川 憲一郎 |
内視鏡センターのご紹介
内視鏡センター 部長 関川 憲一郎