ここがページの先頭です。
ページ内移動メニュー
ヘッダーメニューへ移動します
共通メニューへ移動します
現在の場所へ移動します
本文へ移動します
サイドメニューへ移動します
現在の場所
ホーム  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第134号【3】
ここから本文です。

けんこう家族 第134号【3】

| 目次 |

内視鏡センターのご紹介

関川 憲一郎

内視鏡センター部長
関川 憲一郎


内視鏡センターは病院2階の採血室の近くにあり、上部消化管(食道、胃、十二指腸)、下部消化管(大腸)、小腸、膵臓・胆道系(胆嚢、胆管)の内視鏡検査・治療が行われます。明るい白を基調にした内装でスペースも比較的広く確保され、音楽が流れてリラックスできる環境としています。トイレは6個室あり、女性専用も設置してあります。

ところで胃や大腸のカメラは、辛くて大変で怖いものと思っている方が少なくないのではないでしょうか。しかし現在は内視鏡はずっと楽で安全に受けることができる時代になっています。例えば以前の検査が辛かった方や初めてで不安や緊張が強い方には、希望により鎮静剤(緊張を減らしオエッとする嘔吐反射や痛みを減らす薬)の注射を使った検査も行っており、実際に受けられた多くの方から好評です。また口からでなく鼻から細いスコープを挿入することで苦痛が少ない経鼻内視鏡検査も選択が可能です。大腸検査では普通の空気よりもお腹の張り感が少ない炭酸ガス送気を使用し、また腹部手術後の癒着の影響で検査が難しい方でも鎮静剤や特殊な細径のスコープを使用することでほぼすべての方で検査が無事に達成できます。センターには鎮静剤を安全に使用するための検査中の血圧や呼吸状態を監視するモニターや、検査後に休息いただく回復室も完備しています。このように個々の患者さんの状況や希望にできるだけ沿い満足いただける診療を行えるような体制を整えています。

一般に調べにくいとされる小腸には、通院で行えるカプセル内視鏡があり、これは小指の先くらいのカプセルを飲み、腰に装着した小型のレコーダーに画像を記録するものです。最近は先端に超音波プローブのついた超音波内視鏡で胃や十二指腸を介して胆道や膵臓の病変を詳細に観察し、さらに病変を穿刺し組織を採取する処置(EUS-FNA)の件数も増えており、診断・治療に大いに役立っています。

治療としては、ポリープや腫瘍(早期がん、腺腫)の内視鏡的切除術(粘膜切除術:EMR、粘膜下層剥離術:ESD)、食道静脈瘤の治療、内視鏡的胆石除去術、胃ろう造設術などです。緊急処置としては、吐下血をきたした患者さんの止血術や、異物誤飲や胃内のアニサキス虫体の内視鏡的除去術などがあります。特に入院治療が必要なケースでは、内科系、外科系医師が毎週定期的にカンファレンスを行い協議し、緊密な連携をとり個々の患者さんに合わせた適切な治療を提案させていただきます。

内視鏡センタースタッフ

検査のご希望がある方はまず各科の担当医にご相談ください。なお上部内視鏡は外部の医療機関からでも地域医療連携室を介して直接検査予約が可能ですので、近隣にかかりつけ医がおられる方はそちらにご相談いただくことも可能です。

最後までお読みいただきありがとうございます。是非当センターをご利用いただき、消化器疾患の早期診断、治療でお役に立てますようスタッフ一同これからも努力を続けてまいります。


当院のホームページ内でも当センターのご紹介をしております
https://www.hospital.japanpost.jp/tokyo/inspection/fiber/index.html

| 目次 |

ここまで本文です。
ここからサイドメニューです。 ここまでサイドメニューです。
^このページの一番上へ
【画像】印刷用のフッター画像です